- ベストアンサー
なんで論文の基準しってるの?
論文の審査は、審査員約5人に論文が送られ、返答が早かった2~3人の審査結果が論文として受理されるか否かの判断基準にされる。という事ですが、審査をする側ではない人間はなぜこのことを知っていると考えられますか?論文を投稿する雑誌に書いてあるのですか?
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
現在もある雑誌の審査を引き受けているものです。 > 審査をする側ではない人間はなぜこのことを知っていると考えられますか?論文を投稿する雑誌に書いてあるのですか? 投稿論文の審査方法(何名の審査員に審査依頼を出すか等)は,各雑誌の「投稿規定」や「著者の方へ」といった形で雑誌に載っています。 ただし,全ての号に載っているのは簡単なものだけで,詳しいものは年1回または2年に1回(通常,その年の最初の号)だけという場合もあります。 あるいは,最近でしたら,大抵その雑誌のウェブページがあって,そこに載っているはずです。 > 審査員約5人に論文が送られ、返答が早かった2~3人の審査結果が論文として受理されるか否かの判断基準にされる。 私が知らないだけかもしれませんが,そういった雑誌は無いように思います。化学・薬学系の雑誌しか知りませんが,通常は2名の審査員で審査されます。 その2名の意見が大きく食い違う場合は,担当編集員の判断次第です。 1)担当編集員が第3の審査員を努めて,最終判断を下す場合。 2)2名の審査員の中間的な判断を下す場合(例えば,採用と不採用に分かれた場合に「修正原稿を見て判断」いう結果を出すとか)。 3)第3の審査員に審査を依頼する場合。 > 投稿するときに査読者の候補を何人か指定することがあるのというのは、何かこの中に研究者から選んでくださいとかそういうリストがあるでしょうか?? いえ。自分の投稿論文の内容をキチンと判断してくれる方(同じ研究分野の先生,学会等で話を聞いて信頼できる先生,その分野の第一人者,・・・)を選びます。 その場合,名前,所属,e-mail アドレス(雑誌によっては住所も)を通常連絡します。 > あと自分のところに査読が回ってくるとは自分も何かのリストに載っているのですか? 雑誌によります。雑誌によっては,投稿論文のコレスポンディング・オーサーを中心に審査員の候補者のリストを作っている雑誌はあります。 ただ,一般的には,編集者の方がその論文の内容に詳しい先生に思い当たれば,その先生に依頼するでしょう。そうでなければ,参考論文として上がっている文献の著者の中から選ぶ事が多いでしょう。それでも適当な人がいなければ,著者が上げた人の中や上記のリストを参考に審査員を選ぶ事になると思います。 > また、査読になると誰が審査したかは秘密なのに友達が査読したなど、なぜ分かっらっしゃるのですか? これはハッキリ分かるわけではありません。ただ,友達等であれば,普段からお互いの研究内容を知っていますし,どんな意見を持っているかも大体分かります。 したがって,審査意見の内容を考えると,「●●先生が審査したかな?」と思われることは時々あります。が,推測できるといった程度です。
その他の回答 (4)
- leo-ultra
- ベストアンサー率45% (230/504)
「査読者の候補を書くときにはその人たちの連絡先も必要なのですか?」 必要かどうかは論文の投稿の手引きに書いてあるはずです。通常、所属と電子メイルアドレスは必要です。 そうじゃないとどこのだれだかわかないし、連絡がつかないでしょう。 ただし必ずしもリストの中から差読者が必ず決定されるわけではありません。差読者を振り当てる編集委員の教授がその分野に詳しいかなどもありますが、著者と差読者が馴れ合いなのを恐れて、あえてリストから差読者を選ばないようにする人もいます。それでどうしても適当な人がいない場合はリストを使いますが。 「論文の審査は、審査員約5人に論文が送られ、返答が早かった2~3人の審査結果が論文として受理されるか否かの判断基準にされる。」 こういう審査の仕方があるのですか?論文誌によって方針は異なるようですが、私の関係する分野では通常(オフィシャルにされている範囲では)、速報論文でない普通の論文は、2人の審査員に依頼するそうです。二人の意見が正反対の場合、どうするかは論文誌によるようで、ある論文誌では却下で、ある雑誌は3人目を頼むそうです。 「査読になると誰が審査したかは秘密なのに友達が査読したなど、なぜ分かっらっしゃるのですか?」 なんとかなくコメントを読むとだれかなという予想がつくというレベルではないでしょうか? 僕もよく、今回の論文はだれだれ先生にあたって、厳しいなどと同僚に言いますが、あくまでも予想レベルで本当のことはわかりません。 唯一の例外として、ある仲のいい先生に「お前の○○に関する論文の査読やって通してやったぞ」と言われたことが1回だけあります。 「あと自分のところに査読が回ってくるとは自分も何かのリストに載っているのですか?そこの所を詳しく教えていただきたいです。」 論文の編集委員会はなんらかのリストを作っているようです。リストに載ってなくても、最近は簡単にwebで検索できるので、関係ありそうな論文を何本もこの人は書いているので、この人に頼もうということもあるみたいですね。 「馴れ合いについて」 基本的には差読者名は著者にはばれないはずなので、お友達の論文でも審査はシビアにやります。むしろ学問に関してはプロ意識もありますし、真剣勝負です。
- Tacosan
- ベストアンサー率23% (3656/15482)
自分が査読者の候補を挙げたときには, 名前しか出しませんでした.
- anthracene
- ベストアンサー率39% (270/678)
この質問、下手に回答しちゃうとまずいことになるような気もしますが。 まず質問に回答しますと、w-palaceさんのおっしゃるとおりです。 同じ論文誌に投稿してれば周りの情報無くても推測できますし。 もっと深い話をさせていただきますと、学会は意外に狭い世界ですよ。 知り合いの研究者がreviewerになることはざらです。 投稿するときに査読者の候補を何人か指定することがあるのですが、当然ながら自分の研究について理解してくれる人、近隣の研究分野の人を選びます。そうでないと正しい評価が得られませんから。 しかしながら自分と近い研究ということは、どっかの学会で会ってる人、逆にその人の論文の査読が回ってきてる人、さらには友達付き合いなケースもあるわけです。 あと、査読者の意見を考慮して採用を決定する編集者自身も、知り合いなことはあるわけで。 以上いろいろと、馴れ合いなんじゃないの?という話をしました。 しかしながらそうはいきません。 実際に査読になると、知り合いや友人でも容赦無く切り捨てられます。なれあい無し。 誰が査読してるの?というのは秘密ですし、流石にその分野のプロです。こちらも気づかなかったような厳しい意見がぽんぽん出ます。
審査員の数や、審査の方法は論文誌によって違うと思います。 一般論として、どういう方法で審査をするかということは極秘事項ではないと思いますし、投稿する人が審査をする側に回ることもあります。そういう人が、知人に話せば、すぐに広まってしまうでしょう。 学会の規模にもよるでしょうが、結構小さい世界だと思います。
お礼
この蘭に質問してしまいすみません。あともう一つお聞きしたいことがあります。 査読者の候補を書くときにはその人たちの連絡先も必要なのですか? 連絡先が必要なら、何を書けば良いですか?
補足
投稿するときに査読者の候補を何人か指定することがあるのというのは、何かこの中に研究者から選んでくださいとかそういうリストがあるでしょうか?? あと自分のところに査読が回ってくるとは自分も何かのリストに載っているのですか?そこの所を詳しく教えていただきたいです。 また、査読になると誰が審査したかは秘密なのに友達が査読したなど、なぜ分かっらっしゃるのですか? 進津モンが多くて申し訳ありませんがお願いします