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西洋ドラゴンと東洋ドラゴンの相違を知りたい!
以前からず~と不思議に思っていたのですが何故「西洋ドラゴンは恐竜ティラノザウルスに悪魔の羽が生えた姿」で「東洋ドラゴンは角と短い足が生えた蛇の姿」をしているか?知りたくなり質問しました。 類似質問は「竜と龍の違い」http://okwave.jp/kotaeru.php3?q=479641 を読んで割と勉強になりましたが「容姿に関しての違い」に納得出来る回答が無かったので何方か教えて下さい。 映画DVDや音楽CD(HR/HM)に描かれているドラゴンは西洋と東洋で何故こんなにも違うのかなぁ~?
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まず、西洋と東洋では(竜と龍)ではまるで違う生き物です。 竜は、悪魔の化身であり、深い谷底に住み、町に現れては、財宝や若い娘を略奪する邪悪の象徴です。 竜は、洪水、溶岩、竜巻と言った天災の象徴として考え出されたと言います。 竜は、バリエーションが多く、翼のあるものないもの、腕があるものないものと一定してないようです。 共通するのはワニのような鋭い牙を持っていると言うことでしょうか。 ですから、天災の象徴ですから、バリエーションが定まらず、怪獣のイメージのものが多いのでしょう。 龍は、麒麟・鳳凰・亀と並び、四霊獣で、その中でも龍は吉兆を表し、四霊獣でも最上位の聖なる存在です。 中国の最古の皇帝たちは龍の化身だと言われます。またその後の皇帝たちも死ぬときは龍の背中に乗って天に昇ります。 龍は、大地と水の化身です。風水では、山や川が大きくうねる土地は、大いに栄えると言われます。 ここから、蛇のような姿に描かれたのではないでしょうか。 後、質問では西洋・東洋と分けられていますが、ドラゴンは他にもいます。 エジプトのドラゴンは蛇にコウモリの翼が生えた姿をしています。 インドでは、32メートルの巨大な蛇の姿で、陸生と、水生の2通りいます。 グルジアでは、三重に並んだ牙、真っ赤な喉袋、翼と、ガチョウの足を持ち、黒・黄・赤・灰色と個体によって色が違います。 竜・龍に関わらず、その発生は諸説あるものの、私が一番説得力があると思うものは、彗星説です。 古代人が、長い尾を引く彗星を見て、蛇状の空飛ぶ生き物がいると思い、ドラゴンを想像したという説です。
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- aqa2006
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No.3です やっぱこのトピ個人的にはすごく面白いです(笑) 歴史や宗教が関係してくるとは想像してましたが… 他の回答者の方々の博識に感服してます >”元々別な生き物”とは何か?を記載して欲しかったなぁ~! と言われましても…(汗) 例えば イルカとサメを同じ種類の生物とは言いませんよね? (ご存知だとは思いますが哺乳類と魚類の違いです) でもイルカしか見たことの無い人はサメをイルカの一種と認識することもあるのでは? つまり龍と竜を「ドラゴン」とひとくくりに考えてしまう事自体が間違えであるかと… なのに「何故ひとくくりにされてしまったのか」を考えてたのですよ 龍と竜の発生の由来なんて全然知りませんから(苦笑) 恐竜が生き残っていたのを見た なんて話を聞いた事はありますがね (恐竜の化石を見た可能性はあるかも…) ちなみに龍と竜の共通点は「言葉で表した時の容姿」です 「とても大きい」「全身が鱗で覆われている」「爬虫類のような姿」「背ビレがある」「角がある」 等ですかね で、すいませんこちらから質問するのはマナー違反だとは承知してますが 「ドラゴンスレイヤー」って何ですか? ずっとドラゴンスレイヤー=竜殺しの英雄とか武器と思ってたのですが(ゲームソフトってのもありますね) どうしてユニコーンと同列に扱われたり 立ってるのが不思議に思われるのでしょう??
お礼
再々のご意見有難う御座います。貴方は解説が上手いので何故か納得してしまう!例えば「イルカしか見たことの無い人はサメをイルカの一種と認識することもある」「恐竜が生き残っていた(ネッシー)のを見た」 質問はANo.4のお礼の回答に記載した内容の事ですよね! 1)ドラゴンスレイヤーは私のミスで貴方の認識通りで良い。 2)立っているのが不思議に思ったのは単にドラゴンは爬虫類(トカゲ)が元となったのであれば地面を貼って歩行するドラゴンが描かれていそうなのに2本足で立っているから不思議だな~と思ったしだいです。 新しい回答に「キメラ動物」が出て来たので例えば「トカゲ+鳥+蝙蝠 +サイや鹿などの角の持つ動物を合体させたイメージで描いたのでドラゴンは立っている」の回答ならば納得したと思いま~す。
- fujishiro
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No.5です。 EU圏内で一般的になったのは、いわゆる伝説の時代ではなく、もっと後のことです。 例えば、ゲルマン民族は現在のEU圏内をかなり納めるフランク王国がありました。 また、ドラゴンは軍旗などの紋章として用いられました。 そういった行為は、同じ文化圏内のイメージの固定化に役立ったと思います。 ちなみに、前足が翼というドラゴン=ワイバーンは、こういった過程から差別化のためにデザイナーが作ったという話を聞いたことがありますので、実際の生物から空想されたわけじゃないと思います。 古代中国の、少数民族の中には王はワニに乗ってやってきたという伝説があるそうで、これはそういった伝説が王=龍というイメージに変わって言ったのだと聞きます。 また、インドのナーガ=大蛇の姿をした神と融合したのだろう話もあります。 一方で、あちこちの空想上のいわゆるキメラ動物は、ドラゴン、龍のイメージに影響を受け、時代が変わると変化していると聞いたことがあります。 おそらく、各地にはそれぞれのキメラ動物が伝説上に存在し、文化的影響を受けあったためににかよってしまっただけでしょう。
お礼
再度の回答有難う御座います。とても一般人とは思えないほど蘊蓄だね 私が素人なので専門用語(キメラ)が出て来る度、検索して調べながら理解しています。 西洋ドラゴンに関して色々な回答が出て少々混乱して来たし、新たな疑問も生まれるから一度頭を整理する必要があるみたい。 問題1:西洋ドラゴン=悪のイメージなのに王国やXXX貴族の紋章・軍旗 に用いた(単にドラゴン=強いイメージだけで採用しないと思うけど、 又はドラゴン狩りの英雄として遭えてドラゴンを紋章等にしたのか?) 中国ドラゴン=善のイメージだから王=龍はなんとなく解る気がするが
- グイン リアード(@guin_riard)
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No6です。 彗星説ですが、もう少し補足します。 いわゆるドラゴンに類する神話、伝説は世界各地に点在してます。 この事は、モデルになった存在が現実にあったと仮定するのが一番現実的です。 それが、彗星ではなかったのかというのが彗星説です。 古代人が彗星を見ていたかですが、 紀元前240年、秦の始皇帝がハレー彗星を見た記録があります。 日本では、日本書紀にハレー彗星の記述があります。 不確かなものとしては、紀元前2320年のバビロニアに記録が残されてるそうです。 このように、その国の古い歴史書に記述があります。 その事は、古代の人々が彗星を認識していたと言うことです。 しかも、ご指摘の通り夜しか見えませんので、詳細な姿が判りません。 ただ長い尾を引く生物が、光を放ち空を飛んでいくようにしか見えません。 (この光を放ちと言うこともポイントで、それを吉兆と見るか、不吉と見るか分かれたのだと思います) それで、各地域でドラゴンの姿がバラバラなのではないでしょうか。 ただし、蛇もしくは、長い尾を持つ生き物と言うことは共通していると思います。 私自身、10年くらい前に、名前は忘れましたが、長期間にわたって夜空に居続けた彗星を見たことがあります。 その時、この彗星説が一番正しいのではないかと思いました。 確かに、ドラゴンが飛んでいるように見えました。(そのように思って見たからだと思いますが) ※グルジアはトルコの上、ロシアの下で、ちょうど黒海とカスピ海に挟まれた狭い部分です。 ちょうど、アジアとヨーロッパの境目です。
お礼
なんだか催促したみたいで申し訳有りません。 ご丁寧に再度補足して頂まして本当に有難う!確かに以前Newsで数百年に一度しか見れない彗星が大接近する事で話題になった記憶があります 可也大きいと思われてたが実際は小さかったんじゃなかったかな~!? ドラゴンが想像上の生物でも描くには元となる材料が必要なので彗星や爬虫類・神や悪魔を合体したイメージを描いたのかもしれないね!
- fujishiro
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わたしが聞いた話だと、中国のほうが、生物のモデルがあったんじゃないか、と。 古代中国というか、中国大陸の南側には、現在は全滅した非常に大きなワニがいたそうで。 どうもこのワニは目撃例は少なくとも、幻の動物としてしられていたのではないかと。 だから東洋の龍は「ワニ」と「ヘビ」的な外見をもっていて、生物学的にはない「翼」はもっていないとか。 あと、西洋とひとくくりに言っても、長い間統一されたことがある中国文化圏と、ほとんど統一されたことのないヨーロッパ文化圏をひとくくりにまとめることは難しいと思います。 ヨーロッパにもいわゆるゲルマン系、アングロ・サクソン系、ラテン系、スラブ系など、非常に多く、複雑ですから。 例えばゲルマン系のドラゴンはゲド戦記にも出てくるような、いわゆる一般に知られたドラゴンの姿ですが、ギリシャ系の中には複数の首をもったのが出てきたと思います。
お礼
回答有難う御座います。 東洋のドラゴンの足は「ワニの足」だから「短い」のですね!納得X2! 西洋のドラゴンは一般的に知られたドラゴンの姿ですが・・・何故この姿がEUでは一般的に知られているのか?は記載が無いので他の人の回答に期待します。 複数の首を持ったドラゴン(怪獣映画ゴジラに登場するキングギドラ風) は日本では「大和の大蛇」がドラゴンに相当するのではないかな~?
- ultraCS
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出典を忘れてしまったのですが 東洋の竜が純粋に想像上の生物であるのに対し、西洋のドラゴンスレイヤー説話の中には実話もあるのではないかという指摘があります。 当時のヨーロッパ(近東や北アフリカも含め)には、コモドドラゴンのような大型爬虫類が生き残っていたのではないかというものです。 ですから、ドラゴンの姿は実際に存在する大型は忠類の目撃談に尾ひれが付いた(火を吐くとか翼があるなど)形で伝わっている、ここには、吟遊詩人等による脚色、聖職者による説話化の影響もあると思います。 そして、この生き残りのドラゴンは騎士によって腕だめしのために絶滅させられてしまったというものです。 西洋のドラゴンの中には生物学的に正しい(翼があるかわりに前肢がない)ものもあるのはこの影響かと。 四肢がそろっていて翼があるのは生物学的にはあり得ませんからね。もっとも、欧米の巡回博物館などでは翼のある猫がよく飾ってありますね。
お礼
確かに!西洋のドラゴンの顔立ちは「オオトカゲ」に似ているのでそれがモデルになり悪魔みたいな翼は後から脚色されたのではないか!と云う事ですね!少し納得 トカゲは地面を這って歩くがドラゴンスレイヤーは立っているのでそこがまだ完全に納得出来ない。 「四肢が有るのに翼も有る動物は生物学上有りえない」は勉強になった 翼が有るのは鳥類だけなので「前足が無いドラゴンもいる」のは鳥類だから2本足と云う事ですね!これは納得!
- aqa2006
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面白い質問ですねぇ 他の人の回答にすごく興味あります(笑) 素人が勝手に解釈しちゃってもOKなら 朱雀=鳳凰=フェニックス ってな状態にされてしまうのと同じで 元々別な生き物なのに無理矢理英訳(?)してしまったからじゃないでしょうか? 麒麟の角が1本ならユニコーンにされてしまってたでしょうし… でも全部違う生物(?)ですよね だから特徴が似てる(鱗に覆われてる角がある等)生物を 無理矢理同じ種類にしてしまったから…とか? 「タツノオトシゴ」も一応「ドラゴン」なんですから 竜の特徴は西洋も東洋も同じように捉えてたのでは? う~~ん やっぱり素人考えですかね
お礼
そんなにおもしろい質問ですかぁ~? 自分としては「素朴な疑問」のつもりなのですけど・・・・ハイ! ”竜の特徴は西洋も東洋も同じように捉えてたのでは?”と有るが 類似点:空を飛ぶ。神や悪魔の化身や使い。崇拝されてる。火水風など 自然のエレメントを制御出来る。 相違点:容姿。 ”元々別な生き物”とは何か?を記載して欲しかったなぁ~! 麒麟が出て来たが「麒麟と龍」って似ているね!参考になる ユニコーンとドラゴンスレイヤーは似ていないけど・・・ハー(溜息) 最後になったが回答有難う御座いました。感謝X2!
- SWM5903
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以前どこかで「宗教観の違い」と聞いた事があります… 西洋では1神教なのでドラゴンは悪魔の使いとなっており、その為、恐「竜」に悪魔の羽が生えていると。 東洋では多神教でドラゴンは神様の1体であり水や雨を司る為、蛇の姿から進化した姿だと。 これが正しいかどうかは私には判りませんので、確証を求められても困りますが…
お礼
宗教は関係しているのではと私も思うが専門家じゃ無いので解らない。 質問自体が空想上の動物なのでどれが正解なのかも誰も確証出来ないのでご安心あれ! 西洋の一神とはキリスト教の事?ヒンドゥー教?イスラム教? ドラゴンの話は古くから存在するので太陽神なら一神だけどネ! 東洋の多神教(インド等かな?でもシヴァ神だけが唯一神と信じている人も多い(仏教は可也後からの宗教) 神と悪魔について調べないと解決出来ないかもしれないね! なにはともあれこんな質問に回答下さって有難う!
- VFR
- ベストアンサー率25% (62/248)
こんな本があるようですね。 探して見られては? http://item.rakuten.co.jp/book/1793270/ それから西洋のドラゴンというのも姿は一様ではないようですね。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B4%E3%83%B3
お礼
早い・可也参考になる回答有難う御座います。 本は大きな本屋でないと取り扱っていないだろうから直ぐには見れないのでWikipediaを閲覧しました。 映画やDVD・ゲーム等がドラゴンの亜種Wyvern(ワイヴァーン)も混同しているので、ドラゴンが尚更不明確になっているのでしょう。 竜の起源は中国だがインドの蛇神ナーガが影響しているらしいので宗教や歴史・考古学等を学習しなければならなくなって来ました。深いな~ だから日本にも「大和の大蛇」伝説が有るのだろーな! 竜の指が5本>4本>3本と位別になっている話は勉強になった。
お礼
とても貯めになる回答を頂き有難う御座います! エジプトやインドやグルジア(何処?)にも別のドラゴンがいるなんて 全く知らなかった!想像上の生物なのですが何故にこうも東西で異なるのか不思議でした。 処で彗星説ですが夜しか見えないので詳細な姿は解らないのではないでしょうか?!ギリシャ神話や北欧の神話にドラゴンは登場するようだし