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西洋ではないもの としての東洋

最近よく考えるのですが、東洋とかオリエンタリズム、っというのは 「ガイジン」の思うオリエンタルがベースにあり それを東洋人も当たり前のこととして受け止めているのでは と思います。 例えばファッションやモードの世界で 男性美が女性に次ぐ存在として定義される(女性のような美しさと表現しても)状態に似ていると思うんです 学問の世界ではこのような考察はなされていますか? 自分が思っているだけなんでしょうか

みんなの回答

  • tyr134
  • ベストアンサー率51% (851/1656)
回答No.5

オリエンタリズムの定義の一つとして、「西洋人にとって東洋とは未知のモノ、得体の知れないモノ」という思想が根底にあります。 ルネッサンスや科学革命によって世界観が変るまで、西洋の世界観はキリスト教の世界観と同じでした。(現代も根底にあるとおもいますが。) その世界観では、東洋には得体の知れない蛮族や怪物がいると信じられていました。(首切り族とか、一つ目の怪物など) こうした偏見は、マルコ・ポーロの『東方見聞録』などにも見られます。 中世~近代頃までは、西洋にとって世界とはキリスト教圏のみを指しました。現代のトルコより東は、未知の世界だったわけです。 しかし、一方で「インドには香辛料をはじめ、黄金がたくさんある」という魅力も感じていました。 それは、地中海貿易を通して香辛料や絹などの売買で一大財産を築いた人々がいたからです。 アラブ世界と直接繋がっていたのは、こうした貿易に通じる人々のみでした。(多くはヴェネチア共和国に代表される、イタリアの海洋都市国家です。) 故に、アラブ世界はもとより、それより東方の世界となると限定的な知識しかありませんでした。 当時の東洋観を纏めると、以下のようになると思います。 「東洋は、多くの怪物や蛮族が住む。しかし、黄金や絹、香辛料など莫大な富がある。」 当時の世界観を纏めた本に以下のモノがあります。 「聖書vs.世界史―キリスト教的歴史観とは何か」 岡崎 勝世 (著) # 出版社: 講談社 (1996/09) # ISBN-13: 978-4061493216

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0
  • haya122
  • ベストアンサー率50% (1/2)
回答No.4

間違いに気がついたので修正します、ANo.2の回答をした者です。 誤:日本の初期の西洋画、土田麦僊の『大原女』 正:日本の西洋画の初期の時期の日本画、土田麦僊の『大原女』 土田麦僊の『大原女』は日本画で西洋画のマネの『草上の昼食』の構図を借りた作品です。

  • mmky
  • ベストアンサー率28% (681/2420)
回答No.3

東洋にも神秘が冠につくのが最近のオリエンタルでしょうね。確かにトルコからがヨーロッパからみた東洋ですが、東洋には2つの顔がありますね。トルコからインドまではイスラム教の東洋で、インドから日本までが西洋人には理解できない仏教的あるいは儒教的東洋なのですね。その意味でイスラム東洋と神秘の東洋が存在するのですね。キリスト教、ユダヤ教、イスラム教は契約を主体にした文化で、ある意味根っこは同じですね。文化交流も古いですしね。インドから日本までは、その常識が成立しないんですね。「あ・うん」の呼吸は神秘のオリエンタルといって間違いないですね。アメリカには日本や中国を研究する学者がいますが、日本人研究家がアメリカやヨーロッパを理解するほどには理解してませんね。理解できない神秘があると感じているようですね。美についても同じですね、西洋の美の原点はといえばギリシャでしょう。神秘の東洋の美の原点はといえば観音像であったりしますね。理解不能ですね。それがまたいいようですよ。

  • haya122
  • ベストアンサー率50% (1/2)
回答No.2

参考になれば良いのですが… 西欧人がオリエントという表象をどう作ってきたか?という事について書かれた本です。 『オリエンタリズム(Orientalism)』 1978年 エドワード・サイード 『ビジョンにおける政治学(The Politics of Vision)』 1982年 リンダ・ノクリン 上記の本のようなオリエンタリズムを一つのまとまりとしてみるオリエンタリズム批判に対しての再批判もあります。 絵画の場合の西欧人が見たオリエントのイメージというと、ジャン=レオン・ジェロームやジェイムス・ティソの絵があります。 印象派の絵画も日本を単純に取り込んだ絵もありますが、日本の浮世絵の構図やデザイン性を取り入れた絵もあり、単純なオリエンタリズムとは言えない例もあります。 その印象派のマネの『草上の昼食』に影響を受けた日本の初期の西洋画、土田麦僊の『大原女』などもあり、更に層が重なって行きます。 映画『スターウォーズ』のように1930年代のアメリカンコミックのオリエンタリズムに影響を受けたものを日本でも受け入れているので、ややこしい事になります。

  • ANASTASIAK
  • ベストアンサー率19% (658/3306)
回答No.1

よい質問です。 西洋から見た東洋とは我々のいる極東のことではありません。 ボスポラス海峡を越えた時点で彼らは東洋を体験したのです。 だから、イランやイラクやインドが彼らにとっては異文化の 東洋だったのです。

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質問者

お礼

日本人から見たら西洋=アメリカってイメージがありますが アメリカからみたら東洋=日本なのかなあとなんとなく思っていました。 今でもそうなんでしょうか? イランやイラクやインドも 私が質問したように 「西洋ではない国々」としての定義で捉えられていたのでしょうか

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