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いろはにほへと・・・の意味を教えて
starfloraの回答
- starflora
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これは誰が造ったのか分かりませんが、日本文学史上の古代の傑作で、これに類似したもの・匹敵するものは、世界の歴史のなかでも存在しません。「子音+母音」で音が造れる日本語の特質と、一字で意味のある単語がある日本語の特質を生かしてこそ、このようなアクロバットのようなことができたのです。また、和語に漢語を交ぜて使うなども、こういう操作が可能になった理由です。 こういう、基本の音47字を歌にして表そうという試みは、実は、「いろは歌」以前から多数存在していて、最初はかなり意味不明なでたらめなものでしたが、「いろは歌」の前の段階で、かなりに完成していた歌は、何か単語の羅列のような感じもしますが、一応日本語の歌として意味が通っています。ただ、残念なことに、この歌は、最後の幾つかの文字が、意味不明というか、単語や文章になっておらず、でたらめになっています(最後の数文字を別の場所などに使って、意味の通る歌にできなかたのです)。 よく似ている試みが「いろは歌」だということになりますが、しかし、この歌は、その前にあった、上で言及した歌に較べると、百万倍か、百億倍か、ともかく、比較できない完成度です。歌として非常に美しく、流れるように音律がありますし、しかも全部意味があり、歌全体としても意味があり、先の No.6 の方も言っておられるように、これは、仏教の伝来の有名なガーター(教えを詩の形にしたもの。漢語では、偈(げ)と言います)である、「雪山偈」の翻訳にもなっており、まさに驚異の歌です(以下の参考URLを見てください。これは雪山童子と釈迦の前世の姿の人物のあいだで交わされた「偈」です)。 一応、わたしの解釈というか、こういう意味に捉えているというのを記します。解釈は色々ありますから、一つの素人の解釈と考えてください。 > 現象(色)は華やかに展開しても、やがて消え去って空となる > この現象世界にあって、空でない、無常でない、変わりなきものがあるだろうか > 現象が変化してやまないこの世界の根柢の真理を、いま会得し > それでも、現象(色)の変化のなかにはあるが、いまや、それに惑わされることもない 「根柢の真理」というのが、「有為の奥山」で、それは「無明」ということで、現象の展開の底には、「無明(無知)」があるのであり、この無明を知り、それを乗り越えて悟りに至って、一切は、無常であり、色は空であり、空は色であるという真理を悟れば、もはや、現象の展開のなか生き続けていても、それに惑わされることはない……という意味だろうと、今回の解釈ではなりました(解釈するたびに、意味が変わって来ると言うか、違う解釈が出てくるのです。「歌」として、完成しているが故のことでしょう)。
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詳しい解説ありがとうございます。 古代につくられたそうですが、時を越えて現代に至ってなお新鮮さを失っていないところがすごいと思いました。 また、個々人の解釈で歌の世界が広がってゆくというのも 魅力です。