• ベストアンサー

強磁性体の履歴曲線について

本日、強磁性体の履歴現象の実験を行ったのですが、 実験途中に磁場sweepの速度調整つまみをいじってしまったところ、 ヒステリシス曲線のHに対してBが急激に増加/減少する地点で 速さが違うと曲線の形が変わることが見られ (速度が速いほうが基準の速度よりも外側へ膨らみ  速度の遅いほうが基準の速度よりも内側へへこみました。) 自分は、磁場が掃かれる速さなのだから、 逆のように感じていて図書館で調べたのですが、 いまいちいい本がなく、気になっています。 ご存知の方は教えていただければ幸いです。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • kenojisan
  • ベストアンサー率59% (117/196)
回答No.2

縦軸に磁束密度B、横軸に印加磁場Hを取ったB-Hシステリシス測定をされていたのですね。 それで、Bの変化が大きい付近(たぶんBが+/=に変化する付近でしょう)で、Hの掃引速度が速いとループが横に太るという意味かな? それなら、妥当なことだと思いますよ。 まず、+Hから-Hへ変化していく場合ですが、Bは最初正の最大値を取っていて、Hの減少とともに磁場の減少と磁化が徐々に減少するためにBは減少していきます。磁化の保磁力の磁場近辺で磁化が急激に減少するために、Bも急激に変化しますが、この時に磁場の掃引が速すぎると磁化の変化が遅れ気味になり、真のBより大きめになります。 Hを=から+に掃引するときには、この逆でBは真のBより小さめ(大きめの負の値)になるので、ヒステリシス曲線は横に太った形になるわけです。 速度を下げれば、一定の曲線の形に落ち着くはずなんで、それが正しい測定です。

hirotaka1
質問者

お礼

自分の表現不足の点を付け加えていただいて、 更に詳しい回答をしてくださって本当にありがとうございます。 おかげで、自分の間違いがわかりました。

その他の回答 (1)

  • mii-japan
  • ベストアンサー率30% (874/2820)
回答No.1

ヒステリシス特性だけではなく、応答特性も関係しています sweep速度が応答速度より速ければ応答途中(過渡状態)の状態が表示されます sweep速度が応答速度より遅ければ、飽和した状態(ヒステリシス特性)を表示します

hirotaka1
質問者

お礼

ありがとうございます。 応用特性についてもいろいろ調べて、 知識を深めることが出来ました。

関連するQ&A

  • 反強磁性体の磁化曲線

    反強磁性体の磁化曲線はどのようになりますか? 強磁性体のようなヒステリシスループは描かれ無いのでしょうか? 教えてください。

  • モンテカルロ法を用いた磁性体のヒステリシス曲線(磁化曲線)のシミュレーション

    2次元イジングモデルの強磁性体に対してモンテカルロ法でヒステリシス曲線をシミュレーションしたいのですが、うまくできません。わかっていることと言えば, 1.モデルのスピンの初期状態をランダムにする。 2.磁場を除序に変化させる。 この2つくらいで、ボルツマン表の確率に従ってスピンを反転させるのをどこで行えばよいかなどいろいろわかりません。どなたか詳しく教えてください。おねがいします。

  • モンテカルロ法による磁性体のヒステリシス曲線のシミュレーション

    2次元イジングモデルの強磁性体に対してモンテカルロ法でヒステリシス曲線をシミュレーションしたいのですが、うまくできません。わかっていることと言えば,1.モデルのスピンの初期状態をランダムにする。2.磁場を除序に変化させる。この2つくらいで、ボルツマン表の確率に従ってスピンを反転させるのをどこで行えばよいかなどいろいろわかりません。どなたか詳しく教えてください。おねがいします。

  • 強磁性体について

    先日強磁性体の特性を調べるという実験を行い、オシロスコープを用いてヒステリシスループを観測したのですが、このヒステリシスループの波形が原点対称になっていませんでした。 自分では、オシロスコープで観測するときにGNDがずれていたのではないかと考えたのですが、もしこのほかにも原点対称にならない原因があるとすれば、どんなことがあるのでしょうか?

  • 反強磁性体のスピン波の計算方法について。

    二次元反強磁性体の物質を取り扱っています。中性子の非弾性散乱の実験を行うのでスピン波の計算を必要としています。具体的にどのような計算を行えばいいのかわからなくて困っていいます。もしわかる方がいましたらよろしくお願いします。

  • 強磁性鋼材の組成について

    実験で強磁性鋼材について扱っています。 鋼材に含有しているC,Mn,Siなどによって機械特性が変わるのは調べられたのですが、それらによって磁気特性や電気特性がどう変わるのかわかる方いらっしゃいませんか。お願いします。

  • 強磁性に外部磁場

    以前以下のような質問をしました。 >強磁性に外部磁場をかけると、スピンは外部磁場の逆向きになるという、記述があったのですが、>イメージできません。スピンは磁場方向を向くのではないのでしょうか?解説お願いします。 >もしかしたら情報がこれだけでは足りない、かもしれませんが、一般的な話で構いません。 この時以下のような回答を返していただきました。 >方位磁石で言えば外部から磁場を加えると反対向きますよね? >北側からN極を近づけるとクルって。 >そういうことです。(厳密には違うでしょうが) >ちなみに方位磁石のNが北を向くのは北極にS極、南極にN極に相当する磁極があるからです。 しかし、よく考えてみるとスピンは外部磁場の方向を向いたほうがエネルギー的に低いという E=-μH があるので、スピンは外部磁場方向を向くのが正しい気がするのですが、これはどう理解すればいいのでしょうか?

  • 磁気カードの磁気飛び

    クレジットカードなどの磁気カードに磁石を近づけると 壊れるといいますが、実際はどのような現象により壊れてしまうのでしょうか。 以下自分の考察なのですが。。。 磁性体のヒステリシス曲線から考えると、 磁気カードの磁性体の保磁力よりもかなり大きい逆の磁場が印加されてしまうと、 飽和磁束密度まで達し、その結果磁場が0になったとしても、 最初の磁束密度から反転してしまい、その影響で壊れてしまう・・・で合っていますか? なんかコレだと、じゃあ磁気カードの読み書きはどうやってるんだって感じですが。。 すいませんがご教授願います。 参考になる文献などありましたらそれについてもお願いします。

  • ヒステリシス特性

    ヒステリシス特性は、どうして直線的に変化しないのでしょうか?磁場を増やすと、磁化がどうして曲線的になるなかわかりません・・・。専門じゃないので分かりやすく説明してくれる方お願いします☆

  • ロジスティック曲線式について

    現在、日本の将来人口推移を求めて見たく頑張っているのですが、人口が徐々に増加し、期間の中間に最大増加し、以降からは徐々に減少して行くといった計算をしたいのです。 それが出来る公式を探してみたところ、たぶんロジスティック曲線式が当てはまるのではないかと思うのですが、y=K/(1+e^(a-bx))という公式で、yは推定年の人口、xは基準年からの経過年数の値、またa,b,Kは定数であると参考書などには書いてありました。 私がわからないのは、定数が3つもあることです。どの定数が何を表しているのか全く分からないのですが、この公式を分かる方がいましたら教えて頂けませんでしょうか?