金属錯体の形について
- 金属錯体の形状は平面四角形、正四面体、正八面体、三方両錐形、四方錐系などがあります。
- 一般的に、3d系列で左の方にある金属から成る錯体は非共有電子対を持てないため、正四面体を形成します。
- 一方、3d系列で右の方にある金属から成る錯体は非共有電子対を持つため、平面四角形を形成することもあります。しかしながら、右の方にある金属でもNi2+やCu2+は正四面体を形成することもあります。また、正八面体を形成する錯体も多く存在します。
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金属錯体の形について
金属錯体には平面四角形、正四面体、正八面体、三方両錐形、四方錐系などの形をしたものがありますが どのような法則で形が決まるのかが分かりません。 3d系列で左の方にある金属から成る錯体(d0~d4)は正四面体を形成することは非共有電子対を持つことが 出来ないためこうなることは何となく分かります。 3d系列で右の方にある金属から成る錯体は非共有電子対を持つため平面四角形を形成することも分かります。 しかし3d系列で右の方にある金属でもNi2+やCu2+など 正四面体を形成するものもあります。 また3d系列で右の方にある金属でも正八面体を形成するものも多くあります。 これは何か法則があって決まっているのでしょうか?
- Jaica
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高温超伝導でノーベル賞が貰える分野ですので、当該「ヤン・テラー」効果を含めて「配位子場理論」をじっくり勉強されてはいかがでしょうか。決して損にはなりません。
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