• ベストアンサー

こんなとき、どう護身すればいいのでしょう。また、格闘技を習得しなければ「護身術」は無理ですか?

Ganbatteruyoの回答

回答No.10

アメリカで使える伝統空手と護身術を教えている者です。 (私のプロフィールを見ていただければお分かりになると思います) 護身術とは戦うことではありませんし、かっこいいところを見せる物でもありません。 しかし自分と自分を愛する人を守るための「存在するすべて」の知識と技を言います。 護身術のことをこのカテで書き始めて5年たちました。 逃げればいい、と言う事を護身術と日本ではよく言われているようですが、それは護身術ではなく、ただの行動に過ぎません。 ひとつの方法を一般的に表現したものに過ぎない、と言うことです。 「逃げる」とは「攻撃を避ける」と言う事でもあります。 つまり、攻撃を避ける方法のひとつである、と言うことですね。 しかし、攻撃を避ける、と言う事は、危険を感じる、と言う事につながってきます。 危険を感じるということはいったいどういう危険が存在すると言う知識が必要となりますね。  つまり、そうすると、どんな危険が存在し、どういう風に危険を感じ、それに対してどうその危険を避けるかと言う事になるわけです。 かかってこられてきてからが最後の「避ける」事のできるチャンスですね。 攻撃を受けそれから反撃に移る、をしなくてはならない情況です。 その反撃が反撃と俗に言われる攻撃なのか、逃げると言う反撃なのか、これも知識として知り実力として持っていなくてはなりませんね。 反撃と言う攻撃の実力が必要だと言うことは、「逃げると言う実力」も必要だと言うことになります。 逃げろ!と言うのは護身術ではない、と私は言いましたね。 護身術ではないのです。 どうやって逃げるか、ハウツー、が護身術なのです。 どう逃げるか、と言うことですね。 逃げ足が遅くては後ろ向きになってしまうと言うことに気がつかなくてはなりません。 少なくとも一キロはダッシュできなくてはなりませんね。 逃げ道を知る、と言うことも必要ですね。 逃げ道を知る、と言う事はいつも歩いているところ・付近であればまだしも初めてのところではこれまた「逃げ切れる」護身術とはいえません。 それには、危険と言うものを実感し、いざとなったらのことを考え、いつでも通るところを観察し、隠れるところ、隠れるタイミング、曲がるところ、逃げ込めるところ、後どのくらいは知ったらその逃げ込めるところまで走らなくてはならないか、落ちている棒切れ・石・ビンなど反撃に使える物の存在を知る、走りながら速度を落とさないで携帯をかけられるか、何処にかけるのか、何か攻撃に使える武器となる物を持っているのか(櫛、ブラシ、ペン、鍵など)、それらを走りながら取り出せるのか、はだしで走った方がいいのか、走りながら大声を出せるか、など逃げると言うことだけでも100項目以上の事柄を護身術では教えるのです。 これらを単なる知識から実力の一部にトレーニングさせるのが護身術トレーニングなのです。 トレーニング無しで護身術は身につくわけはないのです。 なぜ、使える護身術と言うものが科学的に体系付けられ、それを教えることの出来る指導員が必要なのか、お分かりになってくれたと思います。 危険を感じる、と言う項目だけでもかなりの訓練が必要なのです。 どれだけ早く感じることが出来るのか、だけで、逃げることが有効になるのかが決まると言うことでもあります。 危険が存在すると言うことを知らないで危険が迫ってからでは遅いのです。 だからこそ、こちらではAwarenessと言う表現で護身術の一部として大きな比重をもって教えているわけです。 また、物理的な実力を伴わないので比較的「自習」が出来る部分でもあります。 警察でも教えられる部分でもあります。 ある武道・武術・格闘技が出来るからといって護身術が出来るわけでは決してない、と言う理由もここにあります。 女性(幼女、少女、学生、成人を別々に)を対象にした護身術、男性を対象にした護身術、自分の命をかけて市民の安全を守ろうとする警察官を対象にした護身術を重点に私は教えています。 そして使えない無責任な自称護身術を教える人間に対して怒りを持ち、それらの人間に法的処分が出来るように連邦政府ないし各州へ働きをかけている一人です。 今では多くの州や外国で私の考える護身術を伝授できる指導員が多く存在するところまで来ることができました。 しかし、日本からは一人もセミナーに参加する人はいません。 警察庁や自称護身術道場からも誰も使える護身術を習おうとする人が来ないのです。 非常に残念なことだと思います。 良く、強盗に遭ったら財布ごと渡せば良い、なんていう「伝説」みたいなことを言う人がいますが、こちらでは、日本でもそうなるでしょう、渡したって拳銃で殺される時代なのです。 拳銃やナイフに対して使える護身術、それらに対して戦える護身術を教えられらなければ護身術を教えることは出来ないとまで言われる様になって来ました。 当然なことなのですね。 職人気質の実力を持たずして教えられるものではないということでもあり、また、その本人がその実力を持たなければ何時何処でも挑戦的攻撃の的になるのが護身術の指導員なのです。 護身術は相手を傷つけることになる可能性の高いといっても良いほどの物です。 正当防衛だからと言う言葉だけの理解では下手をすると自分が死刑になってしまいます。 日本の法律もこの点については正当防衛と言う法的定義がこれからももっと厳しい物になっていくと思いますが、それらの知識がなく正当防衛だから傷つけても良いと思い込んでいては大変なことに巻き込まれるということにもなります。 よって、これも指導員としての実力のひとつとならなくてはならないわけですね。 取り留めのないことを書いてしまった感がありますが、これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。 

Ohkappa
質問者

お礼

正当防衛というのは意外に頼れないものなのですね。自分が死刑・・・電気椅子はイヤです。せめて病院のベッドの上で死なせてください。 皆さんこう呼んでいらっしゃるので、Gさんでよろしいでしょうか。 Gさんの言う、対拳銃・ナイフ護身術は僕にとって想定もしないような護身術でしたが、そこまで出来なきゃ護身術とは言えないんでしょうね。実際、最近は刃物を持った乱暴野郎が増えていますし、浅はかな護身術で妙な自信を持って相手にかかっていけば相手のナイフで返り討ちになりますね。 ぜひぜひ、Gさんに習ってみたくなったのですが、きっとGさんは僕の住んでいるところとは違うとこにいらっしゃるだろうし、残念ながら無理そうですね・・・。 本物の護身術について、また、攻撃を避けることについて詳しくご教授下さいまして、ありがとうございました。

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