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ERP構築の面白さについて

ERPやCRMといったパッケージを製造業へ構築、販売を行っている会社への転職を考えています。 この業種の面白みとは何でしょうか? パッケージ化されているのですから、新規開発の面白さはシステムを1から製作するより無くなってしまうものなのでしょうか? 顧客別にただ単純にパラメータを変えるだけとか、新規案件でも改造・変更仕様を決め続けるような毎日となってしまうのでしょうか? 現在は製造業向けにFA、生産管理や品質管理システムの構築を行っており、出来ればこの経験を活かせるような業種に進みたいと考えております。 これらの仕事を行っている方がおりましたら、回答お願い致します。

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  • familial
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回答No.1

ERPを製造業へ適用するときの状況をお伝えしましょう。 (CRMは経験がありませんので割愛いたします。工場の生産管理PRJに多数参加経験はありますが、FA専門ではないのでその分、差し引いてお読みください。) ERPは所詮は、”つるしの背広”ですから、どこかが身体とマッチしません。それを裏テクニックをつかったり、お客様の業務を変えたりして合わせる作業が必要になります。BOMの構成とかバッチの概念とか、業務の考え方を変えたり、コード体系の整理を行ったり。顧客業務運用を変えるとなるとコンサルテクニック+変更の是非を裏付けて説明できる業務知識が必要となります。これが苦しくもあり、面白くもあります。 パラメータ設定だけで現行業務をそのまま代替することはまずできません。何かが合わないはずです。 それを見越した提案セールス活動作業もあるかもしれません。投資コストと実現できる業務を比べ、メリット提案をする活動もあるでしょう。提案するための予備調査をすることもあるかもしれません。こうなると業務コンサルタントそのものですね。 パッケージ採用の理由は情報処理の維持・開発コスト圧縮だと思います。そのうえで、改悪にならないように業務設計できるかどうか、裏技で解決できるかどうかという一日が続くと思います。パッケージが自社開発であると融通が利く部分もありますが、次期バージョン開発にからめてバグ対応をしたり、開発計画に現担当顧客の要望を含める社内調整をしたりと、別の作業も多く発生するでしょう。 FAですと、製造ラインの既存制御監視システムがあり、そこからERPへ行程情報を送信することになると思います。少数の事例ですが、とあるERP-PRJでは、ERP導入のために新たに計測装置を大増設したケースもあるそうです。それぐらい、ERP導入に業務もサブシステムも、いろいろな変更が必要となります。 購買ロジスティックで、生産計画にあわせた集中購買を自動化するとか、出荷ロジスティックで運行管理情報をERPに送るとか、ERPを取り囲む諸制御装置、諸システムとの連携設計もかかせません。需給計画エンジンとの組み合わせなんかもあります。パッケージの守備範囲にも因りますが、”一品ものシステム”と比べると全体最適化の考え方が必要になるかと思います。関係者が多くなる分、打ち合わせ負荷や作業ストレスも激増します。自由に設計できたころを懐かしく思うかも。でもシステム構築総費用に締めるソフト開発費の割合が多く占める現状では、ERPを使った開発方法が主流でありつづけると思われます。何か大きな技術変革がおきない限りは、という条件がつきますが。 こんな雰囲気になると思いますが、転職先によってかなり異なるであろうと思われます。1例とお考えください。

hira123
質問者

お礼

詳しい回答、ありがとうございます。 ERPパッケージの導入は構築側も楽になるのかと思っていたのですが、そうではないようですね。 私も以前、FA関係(主に品質・生産管理)システムの構築をしていたのですが、その頃はお客様の要望にあわせて私達SEが深夜まで議論したものです。 そういった生活を今一度送りたいのですが、ERPパッケージを主に扱っている会社でも同様の経験はできそうですね。 (現在の会社は組込み制御系のSEなんですが、主に下流工程ばかりのルーチンワークばかりでモチベーションが保てなくなってきました。) 回答を参考にいろいろ調べてみたいと思います。

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