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細胞の固定とは?
高校生物での植物細胞の原形質分離のところで、「固定した細胞の細胞膜の半透性は失われる」と何かに書いてあったのですが、別のところに「物質量の小さい物質や脂質に溶けやすい物質は燐脂質を透過しやすい(単純拡散)」とありました。 水分子が燐脂質の合間をぬって透過するなら、固定しても水分子は細胞の中に入っちゃうのでは? そもそも、固定ってどんなメカニズム?と思って質問させていただきました。 参考になるサイト、本とかでもいいので教えてください。
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質問者が選んだベストアンサー
水分子はもともと細胞膜に対して出入り自由ですよ。皮膚などは角質層で保護されてますけど、細胞はダメです。たとえば、血液と水を混ぜると血液細胞は水で膨れ上がって破裂します。 固定とは、ホルマリンやアルコールなどでタンパク質を変成させて破裂しないようにすることとお考えください。 半透性とは、膜に開いた穴の大きさにより、通過できる分子に制限がかかることを指します。小さいサイズの分子だけが通ります。変成により、細胞膜はあなぽこだらけのすかすかになり、半透性はなくなります。外のものも中のものも出入り自由になっちゃうと思ってください。
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noname#2787
回答No.1
固定の方法(用いる薬剤・・エタノールとかほるまりんとか)によって変わりますが、固定の原理は「脱水」と「たんぱく質の変性」です。 細胞膜で活躍しているたんぱく質も変性によって形が変えられてしまうためにその作用を失います。レセプターなどはもちろん膜そのもののたんぱく質も変性されちゃいますからね。
質問者
お礼
あ~、脱水もするんですね!なるほど。 そういえばホルマリンも固定に使いますよね。ひどくやられた経験があります。なぜか首筋とかかぶれてしまって… どうもありがとうございます。
お礼
「半透性が失われる」ってそっちのことだったんですね!逆の想像(変成して穴がふさがる)してました。水は蛋白質以外の部分からも出入りできるらしいし、穴ふさがっても半透性じゃん…とか。なるほど。 イメージつかめました。ありがとうございました。
補足
そう言えば質問の部分で「物質量」って打っちゃってましたね。今気づきました。(この場をお借りして。)