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脂質二重膜の水の透過について

ヴォート基礎生化学第2版とLODISHの分子細胞生物学第五版には 水分子が生体膜を透過する時は生体膜にあるアクアポリンを通る事で生体膜を高速で透過でき、純粋なリン脂質二重層は全く水を通さないと書いてあります。(ex.カエルの卵母細胞にはアクアポリンが発現しておらずアクアポリンを発現させる事で水透過性が増す) 一方、細胞の分子生物学4版には タンパク質を含まない人工脂質二重層の透過性について、水や尿素のような小型で電荷のない極性分子は速度はかなり遅いが脂質二重層を越えて拡散する。人工二重層で調べると、水はNa+やK+のような小さなイオンの10^9倍もの透過性を持つと書いてあります ヴォート基礎生化学第2版とLODISHの分子細胞生物学第五版の方が新しくこちらの方が正しいと思うのですが、分子細胞生物学では水は純粋なリン脂質二重膜を全く透過しないと言っているのに対し、細胞の分子生物学ではわずかながら透過すると書いてあるため混乱してしまって どちらが正しいのでしょうか?

みんなの回答

  • suiran2
  • ベストアンサー率55% (1516/2748)
回答No.3

文献から検索なさったらいかがでしょう。 妹尾学 「膜の化学」大日本図書 1996 では,水の透過性は3.17×10^-2(cm^2/cm・s)のようです。cellにあるように水はNa+やK+のような小さなイオンの10^9倍もの透過性を持つようですね。

hatasho
質問者

お礼

膜の化学みてみます ありがとうございました

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  • ga111
  • ベストアンサー率26% (247/916)
回答No.2

失礼しました。答えを間違えました。 全く透過しないというのは誤りだと思います。(ただ、言葉のニュアンス、翻訳で あまり通さない>全く透過しない になっている可能性があります。) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%82%E8%B3%AA%E4%BA%8C%E9%87%8D%E5%B1%A4 生体膜は『外界との境界として内部物質の流出を防ぐ』という役割を担うため、その物質透過性は生物体にも極めて大きな影響がある。脂質二重層を通過する物質は以下のようなものがある。 小型の疎水性分子…酸素、二酸化炭素、窒素、ベンゼンなど 小型の電荷を持たない極性分子…水、グリセロール、エタノールなど では、ある条件でどれだけ透過するのかは、専門誌を調べる必要がありますが、そういう専門レベルの、定量的な話ということです。

hatasho
質問者

お礼

なるほど ありがとうございます

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  • ga111
  • ベストアンサー率26% (247/916)
回答No.1

前者はアクアポリンという蛋白が膜に埋め込まれている場合で、後者はタンパク質を含まない人工脂質二重層の場合です。よって矛盾していません。

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