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なぜ「坪」・・?
不動産業者です。 ほんとにくだらない質問なのですが、 なんで面積の単位は、みんな「m2」でいわずに「坪」でいうのでしょうか? もちろん仕事柄お客さんに対しても「坪」で話をしますので、困ってるとかそういうことはないのですが・・。 【昔のなごり】といってしまえばそれまでですが、現在建築関係や不動産関係で働いている人は戦後生まれがほとんどだと思うので、学校教育で「坪」なんていう単位は教わらなかったのでは?また「坪」はあいまいな単位だと思うのですが、いかがなもんでしょう?あいまいだから消費者にとっても良くない言い方だと思うのですが。 やはりこの業界は閉鎖的な業界だからなのですかね~?
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主要国間での取引を円滑にするために単位系の統一が図られました。 日本でも通産省(現 経済産業省)が数年前に通達を出して、法令が施行されました。(平成5年頃だと思います。各種単位が一斉にメートル法に変わりました。) 土地などの「坪」については、管轄が国土交通省かもしれません。 (必要ならホームページやEメール等で「計量単位令」等で調査・確認してみてください。) 単位系統一化への大きな流れ 1)国際的に単位をそろえることにした。(メートル法を標準にすることにした。) 2)各国、国内法令を準じて整備した。 3)特例として従来の単位系の使用や併記など運用ルールを定めた。 国際的にメートル法への統一要請があり、「坪」表記の廃止への動きがありました。 一方、国内的には「坪」表記の利便性を無視できません。 国と業界で意見調整し、正式にはメートル法(平方メートル等)で表記を決めたのですが、「坪」併記を可能としたのでしょう。だから商取引上「坪」のみの単独表記はしてはいけないのです。 他の業界にも旧単位系が生き残っています。不動産業界が特に閉鎖的と言う訳ではないのでは? 学校で「坪」を教えないのは、国際的な単位ではないので積極的に教えないのです。 一説によると、豊臣秀吉に傾倒している議員さんが「太閤検地」の名残りとして「坪」併記のを強固に主張したと言う噂があります。洋風建築化、メーターモジュール化が進んで、畳も無くなって、この単位系が一般に使われなくなった場合でも、(実務上の不便が無いので恐らく法令改正は実施されません)法令の文面に永遠に残るかもしれません。 ★天気予報の気圧では「ミリバール(mb)」が「ヘクトパスカル(hPa)」表記になりました。 気圧は 1mb=1hPa なので換算が楽です。 ★自動車のエンジン出力は「馬力(PS)」が「ワット(W)」表記になりました。 自動車の出力の「馬力」は「係数を掛けて換算」しないと「ワット」になりません。判りにくいので、こういう場合はメートル法のワット表記をした上でカッコに入れて馬力を併記しても良いということになったのです。(業界団体で表記法を揃えるように決めて、政府の許可を得ています。)計量単位令に「仏馬力の定義は、ワットの七百三十五・五倍とする。」とあります。(1PS=735.5W) 10万馬力の鉄腕アトムも馬力からワットに換算して表記しなければなりません。 鉄腕アトム 出力:73550キロワット(10の5乗馬力) ★航空機の計器類は永年の習慣を尊重するとともに、安全上の問題(ヒューマンエラーを防ぐため)ヤードポンド法(高度計のフィート表記、速度計のノット表記等)を残しています。 そういえば、NASA(アメリカ航空宇宙局)でメートルとフィートを間違えてプログラムに数値を入力した為に、間違った軌道を飛んで行方不明になってしまった惑星探査機がありました。 宝石の「カラット」や血圧の「水銀柱ミリメートル」等も係数補正が必要なものです。
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- ef58
- ベストアンサー率28% (6/21)
私は49才ですが、「m2」より「坪」の方がピンと来ます。なぜお客様が「坪」で話をするかというと、坪・間・尺・寸などの寸法には根拠があり、mやm2二は根拠が無いからだと思います。 1坪は1間四方のことで、1間とは人間が手を広げた時の幅に基づいています。建築物の基本ピッチ(90cm)やコンパネのサイズ(180×90cm)は間や尺に基づいています。 例えば賃貸店舗で100坪と聞けば、すぐ想像でき、店内レイアウトもラクです。 そこに世界統一だといってmを持ってこられてもハッキリ言って迷惑な話です。 その証拠に、パソコンの世界ではインチがでかい顔をしており、ゴルフではヤードだフィートだとか、船に乗ればマイルや海里などいい、私の分野のネジの世界ではJISやISOだと混乱しているところにインチネジなども登場しました。 世界中、なじんだ単位を捨ててはいないのです。 どんどん坪を使いましょう。
お礼
住宅>No.219583 の質問項目をみていて「おや?」と思ったのですが、 やはり不動産業は個人間の「大金」の絡む業務がほとんど。 m2できっちりやったほうがお客さんのためになるんじゃないか・・と。 だけどef58さんのような方がいらっしゃらないと昔からの馴染んだ単位が消えてしまうと思いますので、僕もなるべく使っていくようにします(笑)
- yo-si
- ベストアンサー率25% (50/193)
まだまだ和室の感覚があるためでしょう。 6畳間と9.9m2でどちらが感覚的かでしょうね。 そういう私も坪で言われれば、畳に換算している年代ですし、m2も畳に換算して広さの感覚を取っていますね。 でもこれから洋間ばっかりになれば違ってくると思いますよ。
お礼
そうかもしれないですよね~ 洋間、増えてくると思います。
- fukunokami
- ベストアンサー率30% (243/786)
海外に持っていけないから、とりあえず個人間では坪・町の方がわかりやすいのではないでしょうか。 外人が関係すると共通した単位でないと相互理解がしにくくなるでしょう。 親からすべて坪などで言われていたし、お年寄りも、不動産屋さんなど、殆どの不動産関係者がそのほうが、大きさのイメージがすぐに沸くので、便利だからではないでしょうか。 学校だけの勉強で不動産関係の会社に入った人は大変でしょうね。イメージが沸かないもの。 又、素人の人は「坪」で話すほうが慣れているって感じを持つ様な感じも受けます。将来は無くなっていくんでしょうね。
お礼
でも、取引の安全をはかるためには、坪表示はどうなんでしょうか・・。
日本は公式にはメートル法を採用していますが未だいろいろな分野に尺貫法時代の名残りが見られます。田畑の面積は町、反、畝、坪ですが登記簿には平方メートルで記載されています。建築関係でも1戸建ては坪表示(メートルと併用)が残っていますが、マンション広告では坪は使用されていませんね。しかし、セールスマンが口頭で説明するときは坪も使うのでは。あと2-30年もすれば坪は業界の特殊用語になっているかも知れません。 一升瓶もいずれ2リットルビンに変わってしまう時代が来るのでしょう。マイル、ヤード、インチ、オンスなどという海外のメートル法以外の呼称も生き残っているのでややこしいですね。子供のころ五寸くぎを地面にたてて争う遊びがありましたが、メートル法では15センチくぎで遊ぶということになりピントきません。
お礼
やはり我々不動産業界のとくに売買物件を主に扱ってる会社の営業マンがよく使ってるからかもしれないのですが、お客さんでも「坪」という言い方は30代後半以上の方に多いですね。私は「m2」で言うことが多いのですが、ほとんどがその後に「坪にすると~」なんてお客さんのほうから言われてしまいます。私のまわりのお客さんだけなんですかね~?図面みながら説明すると「m2」で話したほうがわかりやすいと思うんですけどね~。 でも、たしかに一升瓶や五寸釘などといった言葉が消えていったらさびしいです。
- tetnet
- ベストアンサー率33% (22/65)
もともと一般に、面積の単位となる正方形のことを「坪」といいますので、畳2枚を合わせると正方形となることから、住宅面積の単位を1坪=畳2枚の面積=約3.306平方mとすることにしたのだと思いますよ。
お礼
やはり過去の遺物なのでしょうね・・。
- Eivis
- ベストアンサー率29% (1122/3749)
【畳2枚が一坪】・・・これくらい判りやすい説明はないと思います。 たぶん洋風化が進み畳が無くなった時点で【坪】は死語になるでしょう。 昭和一桁生まれの我が家でも「畳と障子」のメンテナンスに嫌気がさして全部洋間にしたくらいですから。。。
お礼
そうですね~ 畳のある部屋、とくに賃貸の新築ではなくなってきましたね。 お客さんも畳を嫌がる人も多くなってきました。
お礼
詳しいご説明ありがとうございます いろんな単位の取り決めがあるんですね~