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可視光域(エックス線以外)でもできるブラックホール観測
タイトルのとうり「可視光域(エックス線以外)でもできるブラックホール観測」について知りたいです。 僕の高校は総合学習に熱心で、1~2年生の間に自分の決めたテーマについて研究し、その成果を論文にまとめなければなりません。僕はブラックホールに興味がありいろいろと調べてはみたのですが、出てくるのはX線に関することばかりで、それらはとてもできそうもありません。 可視光域でブラックホールを観測することはできるのでしょうか?できるとしたらどんな観測ができるでしょうか?参考になる本・サイトなども教えていただけるとうれしいです。 ちなみに使用できる望遠鏡は、基本的に学校のもの(蛍石製レンズ使用,口径:100mmくらい)ですが、数回なら近くの大学の望遠鏡を使わせてもらえそうです。
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ブラックホールを可視光で観測するのは基本的には 無理です。なにしろ重力が強くて光さえ出てこられ ないのですから。 ブラックホールが二重星を構成していて、ブラック ホールでない星からガスなどの物質がブラックホール に吸い込まれるときに発生することがあった場合に 観測されるのがX線なんですね。高エネルギなので x線の観測が有効です。 それでですが、さそり座x-1の観測をしてみたら いかがでしょうか。 12等星位ですから10センチくらいの望遠鏡でも (ちゃんとした赤道儀に載っていれば)一眼デジカメ を使っての撮像は容易です。 フィルターを使って色を調べ(とても青い星です) てなぜかを考察するとか。 フィルターが使えなければデジカメのカラー画像 をソフトを使って三色分解でもまあいいでしょう。 0.8日位の周期やほかの周期で変光していますから 周期を調べる(変光周期が短いということはその 天体の大きさが小さいことを意味します)とか いろいろテーマはあります。 深く考察するにはステファンボルツマンの法則 とか、フーリエ変換とかの知識が必要になって きますが、高校物理の守備範囲かはわかりません ので、越えていたらすみません。 頑張ってくださいね。
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- tomtom_
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他の方がおっしゃるように,ブラックホール,あるいは重力レンズを観測することは,残念ながら難しそうな環境にあると思われます. (非常に精密な観測機と,誤差を統計的に処理する知識と経験が必要になります) 私のお薦めとしましては,パソコンでシミュレーションをしてみてはいかがでしょう? これなら,本来なら「微分方程式の数値解法」の知識が必要になりますが,分かりやすい本を見つけてパソコンのプログラミングができれば高校生でも可能です.(私にもできました...)
お礼
やはり高校生ににBHの直接的な観測は難しいみたいですね・・。僕は簡単なプログラミングソフトなら触ったことがあるので、その方向も探ってみたいと思います。 大変参考になりました。ありがとうございました。
ブラックホールの周囲には重力レンズが発生しているはずです。 なので、[遠くの星]-[ブラックホール]-[地球]と並ぶと、 [遠くの星]が普段とは違う見え方になるはずです。 [遠くの星]というのが予め星のデータが無ければいけませんがね。
お礼
回答ありがとうございます。重力レンズには僕も興味があり、いろいろ調べては見たのですが、学校の屋上では無理そうです。でも、もしかしたら見えるかもしれません。また調べてみます。
お礼
回答ありがとうございます。 変光周期についてやるのは面白そうですね。周期が0.8日なら、観測回数もあまり多くならずにすみそうですし・・・早速調べてみたいと思います。 貴重なご意見ありがとうございました。