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アメリカ政府へアピールした拉致問題の今後は?
横田さんがアメリカ下院公聴会で拉致問題に関して発言され、さらにブッシュ大統領にも面談して拉致の実状を説明しました。 日本の政府関係者の誰もができないような毅然とした態度には頭の下がる思いです。 さて、アメリカはこれまで拉致問題は日朝の二国間の問題としてあまり関与していなかったと思われますが、今回、大統領を始めとしてアメリカ政府が拉致問題に深い関心を示したことで、北朝鮮は何か動くのでしょうか? また、日本政府はこの機会を利用して世界中に拉致問題をアピールしたり、北朝鮮への非難や経済制裁などの行動はしないのでしょうか? アメリカとしては得意の人権問題として、より一層北朝鮮への圧力の理由に利用するのかと思いますが、多くの拉致被害者を抱える筈の韓国は、自国の拉致問題を取り上げませんが、アメリカが関心を示すことになっても相変わらず北朝鮮への援助政策なのでしょうか?
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横田さんの行為は、大統領や米国民に感銘を与え、米国の支援が期待出来るかもしれないとの好意的な報道が日本ではされているようです。 この状況に水を差すかもしれませんが、米国には今後も効果的な期待はできないと私は思っています。 米国がアジア外交で最も重要視しているのは対中国に関してです。対中国政策に関して米国にメリットがあると判断すれば北朝鮮への制裁を強めるでしょうが、そうでなければこれ以上の制裁(マカオでの北朝鮮金融資産の凍結)はしないでしょう。北朝鮮は米国ドルや各国の紙幣を偽造しているのはほとんど公然の秘密ですが、この程度の制裁しかできないのが現状です。 さらに重要なことは北朝鮮は中国と友好関係にあります。中国は北朝鮮への影響力を持っていることを外交カードとして利用しています。米国はそのことを十分に承知していますので、あえて北朝鮮問題にこれ以上かかわって中国の土俵に入るのは避けると思います。国際政治は非情です。 米国としては、ジェンキンス軍曹に対する軍法会議での温情判決と現状の金融資産凍結で十分だと思っているのではないでしょうか。 うがった見方をすれば、今回の米国公聴会や大統領との会見等は在日米軍の移転や米軍再配置で日本に莫大な金額を提示したことに対する単なるリップサービスのような気がしています。 拉致被害者の家族の方々には申し訳ないですが、他国はあてにせず日本が真に国力をつけ国際影響力を持つ以外に解決策はないのではないでしょうか。
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- fatpigs
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正直、アメリカにとっては屁でもない問題なので、今は適当にあしらっておいて何もしないでしょうね。 ご存知のように、アメ公にとっては日本なんか単なるアジアのサル。拉致されようが殺されようがどうだって良い話。アメリカ人ってのはアメリカ人以外はサル以下の動物ですので自分たちに何か利益をもたらすような話にならない限り、どうだって言い訳です。そういう連中なんですよ、アメ公なんてのは。日本人はどういうわけか自分たちを白人アメリカ人だと思っているようですが、アメ公は我々の適と考えても良いのに… そんな連中より我々と同じアジア人である中国と手を組んで北朝鮮問題にも望むべきです。
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アメリカは、拉致問題を北朝鮮に対する圧力を掛けるための理由の一つとして政治的に利用したいのではないかと思います。 中国が他国の拉致問題でアクションを起こす事はないと思いますが、、、
- ken_dosanko
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この問題は日本だけで解決は無理.日本人だけでいくら討論してもムダです. 中国がこの問題に積極的にならない限り,解決は無理だと思います.アメリカから中国へ圧力という形でないと,中国は絶対動かないでしょう. 日本だけの数人の個人の問題と矮小化されないよう,今後も「12カ国の拉致被害国」と連携して,キャンペーンを続けるべきですね.
お礼
回答ありがとうございます。 仰るように日本だけ騒いでも北朝鮮は全く無視ですね。 国際的な人権問題として各国も北朝鮮を突き上げて欲しいですね。
- ipa222
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先日、ある在日朝鮮人の商店主の店に行ったら、拉致問題のことを偉く憤慨していました。 在日朝鮮人が日本国籍を取ったり、在日韓国人になったりするケースがずいぶん増えているようです。よほどこたえているようですね。 拉致問題に、韓国やアメリカを巻きこむことは、拉致問題の外交上のウェートを大きくします。 それが直接経済制裁につながることはありませんが、北朝鮮にとって大きなダメージになることは間違いありません。 指揮したのは金小日ですから。 ただ、民主党は、北朝鮮に強硬的な前原代表から、旧社会党に支えられる小沢代表に代わりましたので、政府が強硬姿勢を取ろうとすると野党の抵抗は大きくなるでしょうね。 韓国の大統領の姿勢は変わりませんが、大統領には再選はありませんので、政権末期特有の権力低下及び汚職摘発が始まります。 現代のトップの逮捕が関わっているかどうかわかりませんが、わずかに反北朝鮮派を勢いづかせることになると思いますが、日本があまりにも騒ぎすぎると、韓国世論は逆に振れると思います。
お礼
回答ありがとうございます。 在日朝鮮人の皆さんにとっても、以前は盲目的に祖国を信じていたのでしょうが、北の将軍様自らが拉致を認めている以上、目を背けることのできない問題ですね。 アメリカも拉致問題に関心を示したのに韓国はどうするんでしょうね。 韓国の大統領は今更態度を変えることはないのかも知れませんが、一般の韓国人が数百人といわれる韓国の拉致問題に対しては静観しているのが不思議です。 横田めぐみさんの夫が韓国人拉致被害者だということも判明していますし、もっと韓国でも拉致問題を取り上げて欲しいですね。
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回答ありがとうございます。 >うがった見方をすれば、今回の公聴会や大統領との会見等は在日米軍の移転や、、、単なるリップサービスのような気がしています。 今回、急にアメリカ側が公聴会に招待し、さらには当初予定になかった大統領とも面会できた、ということを考えるとそうした見方もかんがえられますね。 特にブッシュ大統領は、おそらく拉致問題を単に北朝鮮に対する政治的な道具として利用したいだけではないのかと感じてしまいます。 各国の思惑は様々あるでしょうが、拉致問題は日本だけではなかなか解決できない問題と思いますので、アメリカも拉致問題に関して関心がある、というポーズを示しただけでも今回は有意義なことだと思います。