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BSE問題などの要注意原産国名を加工食品、食堂メニューに記載する議員立法は出来ないの?
BSE問題などが発覚し、日本と原産国政府とで対応を協議して原産国政府が認証するような特殊な場合などに限り、原産国名を加工食品、食堂メニューに記載する議員立法は出来ない考えられないのでしょうか? どうせ輸入再開が政治的に避けられないのなら、不安を感じる多数のために、これ位の努力をする国会議員がいるかとは信じたいのですが、議員立法の試みはある/あったのでしょうか。 加工食品、食堂メニュー に全ての原材料の原産国を書くことは、理想的だが現実的ではないかと思っています。
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すでに農林水産省がファミリーレストランなど外食産業を対象に、料理に使う食材の原産地をメニューなどに表示する際のガイドライン案をまとめているようですが、所詮ガイドラインなので法的拘束力はないようですね。 <外食産業に原産地表示促す・農水省が指針案> http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT1F13019+13062005&g=E3&d=20050613 記事にもあるとおり、食料品店で販売する生鮮食品(加工食品ではない)は、原産地の表示が義務付けられていますが、仕入れの経路が複雑な外食産業は表示義務がないのが現状です。 議員立法自体は十分可能かと思われますが、上のような外食産業の実態を把握した上で法案の立案をすべきと考えます。 <米国産牛肉輸入解禁に関する緊急ネット調査結果> http://www.intage.co.jp/news/2005/nr051222.html
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- nagarjuna
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>nagarjuna さんはどう思いますか。 質問者様の方が食料輸入事情にはお詳しそうなので、これ以上私からは答えられないですね。能力不足で申し訳ありません。ただ加工食品と食品メニューに分けて考えれば ・加工食品の場合は、食品衛生法を改正して無条件に原産国、原産地の表示を義務付ける。 ・食品メニューについては、輸入業者、外食産業、消費者の声を反映させることによっての議員立法は可能である。 という立場に変わりありません。 >議員立法の情報は無さそうなので、各党にこの意見を出して、どう考えるか聞いてみるしかないですね。 そうですね。私も首相官邸や各党、各議員のHPにちょくちょくメール出したりしてます。ほとんど返事来ませんが…。ただ民主党の小沢代表のHPでは、ほとんど意見具申を掲載してくれます。返事のメールをもらったこともありますので、もし回答者様に「小沢アレルギー」がなければ、そちらに投稿されてみてもよいでしょう(笑)。 <小沢一郎ウェブサイト> http://ozawa-ichiro.jp/index.php ご参考になれば幸いに存じます。
お礼
食料輸入事情について、私は夜にテレビの報道番組を見たり新聞を読んだり程度の知識です。さすがに関心を持って10年も接していると、それなりの見方、知識はついてきます。 議員立法を含めて法律を成立させるのは色々と調整が必要で、多数決の関係で与党以外ではかなり難しいかと思います。ただ、議員立法の素案を作るのは誰でも可能で、国会での議決を取れるまで議員立法の素案を練るのは、既存の様々な法律との整合性を取らないといけないのでそれなりの努力は必要ですが、無所属議員でも可能だったかと思います(法案提出にはそれなりの賛同人数が必要だったかも知れません)。 テレビのニュースキャスター、評論家に一番私の腑が煮えくりかえるのは、批判/評論の後ろ向きのコメントばかりして、どう改善したらよいかと言ったような前向きの意見表明は、後での批判を恐れてか殆どしないことです。 nagarjunaさんは法律の勉強をされているようですので、今後も是非、結果論の批判/評論の後ろ向きの評価ばかりでなく、どう改善したらよいかと言ったような前向きの意見表明を続けられるよう頑張って下さい。
- nagarjuna
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>国際基準より厳しい国内基準のある食品に対し、国内基準に満たない原産国食品を輸入する場合に限り、消費者が関心の高い注意喚起原産国名として表示できないかと言う主旨の法律を考えています。 少し懸念があります。日本は食糧をほとんど外国に頼っている国です。大体、食料の安全基準は日本の方が高い場合が多いと思います。だからそういう法律を制定してしまうと 「ほとんどの国が注意喚起原産国」 になってしまう恐れがあります(食糧の安全基準が世界的に標準化されているのが理想なんでしょうが、農作物や魚介類などは、それぞれの国の事情もあると思うので…)。 だからまず今回のアメリカの場合は、不慮によるものではなく、明らかに悪質な協定違反だったという原点に立ち戻る必要があります。そのような悪質な行為があった国の対象食糧に限り、制裁の意味で、一定の期間 「注意喚起原産国」 の表示を義務付ける方法が考えられます。
補足
>少し懸念があります。日本は食糧をほとんど外国に頼っている国です。大体、食料の安全基準は日本の方が高い場合が多いと思います。だからそういう法律を制定してしまうと 「ほとんどの国が注意喚起原産国」 になってしまう恐れがあります 法律の作り方によっては確かにそうなります。グレープフルーツの農薬、ジャガイモの放射線処理の問題も以前言われていたと思います。しかし、殆どの場合、国内法による輸入規制でシャットアウトでき、今回のような灰色の輸入規制になることではありません。中国野菜の残留農薬問題も、違法例は基本的には国内問題と同様に処罰されたかと思います。 BSE問題は、国内ですったもんだになったので、安心感を持って消費できることを主目的とした再発防止に全頭検査の国内基準を作った。それに則った輸入制限を受け入れない米国が灰色規制を作り、結果的にその灰色規制のために問題を起こしたという2段階を既に経過しています。従って、他の食料と全く異なり、特別に扱える実績が揃っています。 nagarjuna さんはどう思いますか。 議員立法の情報は無さそうなので、各党にこの意見を出して、どう考えるか聞いてみるしかないですね。
- pluto002
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すみません、No.7 は読み違い書き込みです。 なかった事にしてください。
- pluto002
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> 国際基準より厳しい国内基準のある食品に対し、国内基準に > 満たない原産国食品を輸入する場合に限り、消費者が関心の > 高い注意喚起原産国名として表示できないかと言う主旨の > 法律を考えています。 今まで年次改革要望書というかたちで、日本ではそれを受けての規制緩和というかたちで、次々と崩され続けて来たこれまでの経緯を考えると対アメリカには通用しないという状況ではないでしょうか。 http://night-news.moe-nifty.com/blog/2004/08/post_9.html その為、アメリカ国内食品では規正されている農薬を使った食品でも、日本向け輸出食品ではその農薬が使われている食品があったりします。
- pluto002
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バーコードやQRコードは、一つ一つ手にとって読みとる必要が出てくる物がほとんどである為、コストと手間がかかり過ぎ現実的ではないとなってしまいます。一方、ICタグは無線で情報を読みとり、ゲートを通すだけで把握が可能なためそれをデータとして残して置く事で、小さなお店ででも商品の生産地や農薬情報、出荷者などの情報提供が可能になります。 (ICタグの一番の問題はコストです。少し前にNHKスペシャルで報道されていましたが、ISO(世界統一規格)が米国企業*主導(標準化委員会の多数がその企業関係者で占められており、デービットソン審判員だらけという状況です)で行われており、低コストなICタグでの標準化が行われない可能性が出てきています。確か米国関係企業でのICタグが一つ30円のものがISO標準になりつつあります。対し日本企業が一つ5円、情報量も多い、コード料金もなし、の品を提出したが、「ようやく纏まりつつある標準化を、今更 提案されても、、、」と委員会から拒否されているという状況だそうです。 本格的なICタグの普及には一つ1円以下になる必要性も言われており、その後どの様になっているのかは知りませんが、ICタグ化の普及とそれにともなってのコスト削減が行われれば、加工食品、食堂メニュー などから全ての原材料の原産国の情報提供や把握が可能になります。 *米国企業 このICタグ製造企業は、ウォルマートなどの世界的な物流を持つ企業や米軍物流の主導権を持つ国防総省らと連携しています。つまり米国と大手企業がバックに付いている米国企業です。)
- pluto002
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ICタグのインフラが整って、情報管理、読みとり機器、など等が低価格で提供可能な状態になるまではできないでしょうね。将来的には可能になる話ではあると思います。
お礼
ICタグで可能になりそうですか。 今の、イオンのバーコードか何かでwebで確認するようなシステムを考えられているのでしょうか。 万人を規制する法制度には向かないような。 和牛の登録方法のように業者の帳簿に変わる検証方法としては有用かと思います。
- nagarjuna
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>nagarjunaさまが、適切と考える法案について、ご教示下さいますでしょうか。 加工食品については、食品安全法を改正して、牛肉だろうが何だろうが原産国、原産地表示を義務付けるに限ります。今の時代、狂牛病以外に鳥インフルエンザなど、どのような食の安全を脅かす要素が現れるか全く予想出来ませんので、このような厳しい方策を取るのが宜しいかと思います。 食品メニューですが、これは外食産業の皆さんの声も聞く必要があると思います。お店の人だってお客さんの害になるようなものは出したくないはずです。でも忙しい業務の中、様々な食材で調理される料理に 「豚肉はデンマーク産、キャベツは国産」 と表示しても、お客様から 「じゃあ、この衣の小麦粉はどこの国のだ!」 「この上にのっているトマトは国産なの?」 とか際限なく質問攻めに会うのは必定です。立法化するのは、かなり難しい作業になるのではないかと観測します。私は外食産業に詳しくないのでこの程度のお答えしかできませんが、農林省、外食業界、国会議員、一般市民が集まって問題点を炙り出す作業からはじめるのが適切かと思います。
補足
nagarjunaさんは、私が No.3 :ipa222 の回答に対する補足の以下はどう思われますか。 国際基準より厳しい国内基準のある食品に対し、国内基準に満たない原産国食品を輸入する場合に限り、消費者が関心の高い注意喚起原産国名として表示できないかと言う主旨の法律を考えています。
- ipa222
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狂牛病といえばアメリカという話になりますが、日本も相当な感染が広がっていますよ。 最近は乳牛だけでなく肉牛にも感染していますので、今後はどんどん感染が広がるでしょう。 そうした現実を認識されるのが、日本の肉業界にとって一番まずいので、そっとしておくという判断をするでしょう。 アメリカ産牛肉の輸入を差し止め、危険な国産牛肉で大もうけしているわけですから。 アメリカ産だけをねらい打ちにするとしても、トータルの肉消費に影響がありますので、そうした判断はしないでしょう。
補足
そのような考え方も出来ますが、私はかなり異なる判断です。 1.国際基準より厳しい国内基準のある食品に対し、国内基準に満たない原産国食品を輸入する場合に限り、消費者が関心の高い要注意原産国名として表示できないかと言う主旨の法律を考えています。決してアメリカ産の牛肉だけに限るわけでは無く、今後、野菜の残留農薬問題や、家畜の抗生剤問題(国内産も怪しい)でも、国内的な議論が高まれば表示の対象に中国産野菜や東南アジア産の家畜も政令などの形(よく知りませんが)で追加し易いような議員立法が出来ればと考えています。 2.日本の肉業界は、国産牛肉で大もうけしているわけですからアメリカ産牛肉の輸入を差し止めの方が悦ばしく、安全な国内産と明確に差別化できるから悦ばしいでしょう。従って、国内業界対策では、牛肉(外国産)の表示の方が悦ばれるでしょう。少なくとも私は現況では約束を守れなかったアメリカ産と、他の外国産は区別して欲しいです。(私の前段(1.)の主旨はこれより広い範囲の国の表示です)
- nagarjuna
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あくまでも米国に厳しく当たるべきというのが私の主張なのですが、国内の防衛策も感がなければならないという質問者様のご意見も理解できます。 現行の法規に限って言えば、加工食品についてはすでにJAS法では輸入品に限って原産国、原産地の表記が義務付けられれています。しかし食品衛生法ではその規定がないようです。加工食品の場合は、食品衛生法にも原産国、原産地の表記を義務付ける改正を行なえば良いと思います。 <食品衛生法、JAS法、景品表示法の関係> http://www.mhlw.go.jp/shingi/2002/06/s0607-8e.html 食堂メニューについてはどうなんでしょうね。最近法律の勉強はじめたばかりなもので…。何か分かったらご報告いたします。
お礼
JAS法、食品衛生法についての説明、有り難うございます。 原料別の多数の原産国表示の義務付けるのが理想的ですが、表示スペースからは現実的でしょうか。 また、何か分かりましたらよろしくお願いします。
補足
リンクのご教示有り難うございました。 >外食産業に原産地表示促す・農水省が指針案 リンク先を読むと、原料別の多数の原産国表示の義務付ける理想的なものですね。 20050613だと、ほぼ一年前ですか。7月に外食産業へ指針が出たのでしょうか。外食先で表示はとんと見かけませんが。農水省が理想論を義務でない指針として出した後、法案の立案にむけた動きはあるのでしょうか。農水省が出しているので国内業界向けのポーズのように思えます。 次のリンクでマーケティング会社(インテージ)は、国民は、飲食店での原産国表示について表示すべきが過半数、牛肉加工食品の原産国を気にするのが40%と気にしない人の倍近いというデータを-2005.12.22-に出しているのですね。 ここまで有権者の意識のデータがあるのに、農水省、厚労省、通産省、外務省の官僚内の縄張り意識を離れて、業界としがらみのない食の安全を、強制力のある法律の立案を通じて有権者に訴える国会議員は1人としていないのでしょうか? nagarjunaさまが、適切と考える法案について、ご教示下さいますでしょうか。