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「あまい感傷」系が長調なのは?

表現が適切でないことをご容赦いただきたいのですが、クラシック歌謡を問わず、「あまい感傷、後悔、前向きな涙?」みたいな雰囲気の曲がことごとく?長調なのはなんでなんでしょうか。第3音が長音メジャーになることによって、なんの心理的効果が生まれているのでしょうか。 逆に短調はやや破れかぶれな積極性を持った雰囲気が多いかと思います。

noname#32495
noname#32495
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  • laputart
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回答No.2

単に長調と短調の違いだけで曲の表現や性質を論じる事は出来ないと 思いますが、一般的に主音→第3音が(短3度)音程では曲の性質的に 不安、恐怖、悲壮、感情の不安定さなどが表現できます。逆に長3度(長調)の場合は安定、平和、悠久、甘美などを表現出来ます。 しかし例えば長調の曲を部分的に見ると短調の和音になっている部分も多く、(例えばハ長調の曲でのdm, am などの和音構成はよく出てきます。 短調で「破れかぶれな積極性」というのは少し違うと思います。 メロディ自体が短調でも安定、甘美さ、内に秘める感情を表現している 楽曲もたくさんあります。 Mozartでは交響曲40番の第一楽章の第一テーマはト短調ですが「あまい感傷」や快活的で不安からは遠いメロディになっています。 作曲家の意図でも違います。Mozartの器楽曲は80%以上長調なのですが、部分的に効果的に短調的表現を使い感情の変化を表現します。 逆にBeethovenにおいては強い感情移入があり、もっとも強く不安をあおる減和音を良く使います。(例交響曲第5番「運命」第一楽章の最初の第一テーマの最後の部分など。 JS Bachのチェンバロ曲では見事に短調と長調を使い分けていますね。 日本のGS(グループサウンド)のヒット曲の場合は80%以上が短調、 最近のPOPSでは90%以上が長調の曲になっているのは時代背景もあるのではないかと思います。 (個人的な意見として)

noname#32495
質問者

お礼

感情の不安定などが短3度で表現できるんですよね!これがそもそも土台だと思います。長3度の甘美が感傷後悔と結びつくと、なんとも一種のスパイスが利いた?あるいは効果的なコラボレーションを実現でき、感動を呼びやすい表現が可能になるように思います(私の感覚では)そういう理論には収まりきれない、人間感覚の独自性というものが音楽作りの礎になっているのでしょうと想像します。 全体の調性のなかでもちろん、部分的に転調するものですが、長調の中の単調あるいは逆は全体の雰囲気を変える勢いはないように思います。 歌謡の世界でそんな変遷があったのですか。ちょっと意外でした。そんなに昔は単調好きが多かったのかと思うと、どういう理由なのか探りたくなります。 40番交響曲でもやはり、不安苦悩というものを前面に聞いてしまいます。あくまで表面的な音楽面を問題にしているのですけど。 その音楽面がどうも不可解な気がしました。

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回答No.1

一言で言ってしまえば「希望」だと思います。雲の間から差し込む一筋の光、とか「蜘蛛の糸」的な、いわゆるキリスト教的な「救い」が連想されます。 クラシック音楽の歴史をさかのぼれば、それは教会に戻るんですよね。ふと思いついたのが、敬虔なカトリック教徒であったフランツ・リストが作曲した「ダンテ交響曲」最終楽章の「マニフィカト」。実際に聖書の中に「マニフィカト」(確か「マリアの言葉」、だったかな?)というセクションがありまして、この楽章は長調で書かれています。この交響曲の各楽章を聴き比べ、どのようにご自分の感情が動くか、試してみたら面白いかも。 ついでにダンテの書いた「神曲」または、ゲーテの「ファウスト」を読んでみたら参考になるかも。 感性には大雑把に分けて東洋的と西洋的がありまして、西洋的な物はどちらかというとストレート、つまり悲しい物は悲しいし、楽しい物は楽しいと表現しますが、東洋的になりますと「悲しい物を美化する」という文化があります。ですから、曲の感じ方も西洋人と東洋人では違うような気もします。 たとえば「おひな祭り」の歌。歌詞の最後に「今日は楽しいひな祭り♪」とあるのに、それがなぜ短調なのか、多くの西洋人には理解ができないでしょう。 しかし、面白いところに気が付かれたと思います。曲の感じ方は自由で良いと思います。感じた通り素直に音楽を受け容れられたらそれは本当の意味でご自分が音楽を楽しむということだと思います。 蛇足ですが、短調の曲は作曲家にとって作曲し易いのです。サブドミナントに使える和音の種類が多いからです。他の理由もありますが、全体的に見たら短調の曲の方が多いように思います。

noname#32495
質問者

お礼

音楽の歴史的考察も行わないと、真実には近づけないのかもしれないと、ご投稿を読んで感じました。ただ、皮相的にしょっちゅう耳にする音楽に対して、長調単調の性格があまりにも違うために、これは何だと感じざるを得ませんでした。 ひな祭りは日本旋律の限界からではないでしょうか?でも西洋的な視点からはそう思うかもしれませんね。 単調のほうが作曲しよいとははじめて知りました。

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