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「照顧脚下」の脚の字について
書の上手な知人に「照顧却下」と書かれた色紙をいただきました。禅寺では「脚」と書いてあると思うのですが、「却」でも間違いはないのでしょうか。インターネット等で調べたのですが、どちらの字もあります。禅寺できいたところ、「どなたが書かれたのですか?一般の人が書かれたのなら単に間違いと思われます。」との回答でした。 この書が気に入っており、せっかく書いてくれた知人に間違いではと聞くわけにもいかず困っています。 よろしくお願いします。
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脚下照顧、照顧却下、照顧脚下、却下照顧いずれも正解。また、看却下、看脚下も同じ意味。 お寺の玄関や手洗いなどで「脚下照顧」「照顧脚下」「看脚下」などの文字を見かけたことがあると思います。禅系統で好んで使われる言葉です。 いずれも「足下を見なさい」から転じて「履き物をそろえましょう」と標語的に使われています。 しかし、真意はもっと深いところにあります。脚下とは自分の足下。自分の足下を顧みるとは「我が身」や「我が心」を振り返れ、自分が今どうゆう立場にいるか、よく見極めて事に当たれと言うことです。 照顧却下(しょうこきゃっか) 昔中国の禅師さまが夜の山道を歩いていたときに、お弟子が足もとを照らしていた提灯の灯が、突然の風で消えてしまい、真っ暗になってしまいました。お弟子が「真っ暗で何も見えません」というと、禅師さまが「足もとをよく見ろ」と申されたのです。この一言でお弟子は、禅の修行は自分自身をよく見ろということであることに目覚めました。 「ごめん下さい!」 と玄関に入ったとき、履き物がそろっているお家は家中の心もそろっているお家です。履き物を仲良くそろえてあげると家中の心もそろうのです。「ほんとです!」 禅の修行するお寺の玄関には「脚下照顧」という札が立ててあります。中国語では「照顧脚下」と書きます。
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- rioworks
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ANo.#3は、ただのコピー&ペースト。出典を明示するのがモラルというものでしょう。 『やさしい仏教入門:脚下照顧』他、お寺のHP多数。 http://www.tctv.ne.jp/members/tobifudo/newmon/etc/kyakasho.html
お礼
ありがとうございました。HPには却の字も多くありましたが、脚の字が正しいと確信しましたので知人に書き換えをお願いするつもりです。
- cap-a
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却:脚は意味が違います。 「脚下照顧」足元を照らすという意味の禅語です。 「この要求は棄却(却下)します。」などに使う「却」は戻すなどの同意語になりなす。
- deadline
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『照顧脚下』は『足下を見なさい』の意味ですから、『脚下』の方が正しく、『却下』は間違い。
お礼
詳しく説明していただきありがとうございました。