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IS-LMのLM関数の実証値について

IS関数の Y=C+G+I については実際に国民経済計算の統計値をあてはめてみることは簡単なんですが、 LM関数の M=aY-br という時の、Yは国民所得(400兆円)を代入すればいいとして、 Mとrは、実証的には、統計上のどの数値があてはまるんでしょうか。また、aとbは係数でしょうが、現時点の実態経済を表すとしたらどの程度の数値なんでしょうか。 教えていただけると嬉しいです。

みんなの回答

  • at9_am
  • ベストアンサー率40% (1540/3760)
回答No.1

> LM関数のM=aY-br この式は会計上の恒等式ではないので、実際にはこの関数にはなりません。 貨幣需要関数は M = L(Y, r) と書かれ、Y が増加すると取引動機に基づく貨幣需要が増加し、r が上昇すると投機動機に基づく貨幣需要が減少する、という関係を表した関数です。 ただし貨幣需要関数の名の通り、需要関数ですので、実現する点(均衡点)は常に供給側の影響を受けます。また利子率は、景気などにも影響を受けます。 また通常、実証分析をに行うときは、貨幣供給量は中央銀行が決めるため被説明変数にせず、 r = a + bY + cM のように、利子率を被説明変数にします。 ただ、LM 関数をこの形のまま用いて実際の世界を考えることは、フィットも悪いので実証的にもこの関数をこの形のまま推定することは現在はほとんど行われていません。 もし強いて考えるのであれば、Y は GDP、r は一昔前なら公定歩合、今ならコールレートを用います。ただ、いずれの数値も実質化して用いる必要があります。

mlogic
質問者

補足

回答、大変、有難うございます。 もし強いて考えるのであれば、Y は GDP、r は一昔前なら公定歩合、今ならコールレートを用います。ただ、いずれの数値も実質化して用いる必要があります。 とのことですが、Mは何を使うのでしょうか。 M=αY+β とすると、統計的にはαとβは、どの程度の数字なんでしょうか。 また、経年的にどの程度、変動する数字なんでしょうか。 その点について、まったく分かりませんので、ヒントでも教えていただけると有難く存じます。

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