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斉藤茂吉の「しんしんと雪ふるなかにたたずめる馬の眼はまたたきにけり」について
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- sasa8787
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レポートの提出期限は過ぎたようですが、回答が無いようなので、特に詳しい者ではありませんが、参考にしてください。 茂吉のこの歌は第二歌集「あらたま」にある有名な一首で、大正3年作者33歳の作品です。直訳すれば「音もなく静かに降り続く雪の中に立ち尽くす馬を見ていると、時折まばたきしていることだなあ」ということだと思います。 「あらたま」は処女歌集の「赤光」(しゃっこう)の抒情的で昂揚した歌風に変わって、沈静した寂しい調子が見られるようになってきています。また後に「写生」説を唱えますが、その萌芽として事実・事象の内面をしっかり見るという傾向も覗われます。 この歌も命というものを静かに見つめている作者の静かな心が感じられます。他に「ゆふされば大根の葉にふる時雨(しぐれ)いたく寂しく降りにけるかも」等々があります。 ご参考まで。
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