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静態論に関する文章の意味がわかりません。
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静態論はお分かりですか。 静態論は、要するに財産の処分価値で資産負債を評価します。 たとえば、建物も処分価格、土地も処分価格、売掛金は回収可能額、借入金は弁済価格…といった具合です。 動態論も静態論も結局いくら儲かったのかを計算したいわけですが、静態論では継続企業ではなく、今会社を全部解体処分したらいくらになるか、で評価するのです。 一方動態論は、当期にいったいいくら儲かったのかを計算し、企業は解体しない、つまり継続企業として資産負債を評価するのです。このため、建物は未償却残高、土地は取得価額、売掛金は回収可能額、借入金は収入額・・・となります。 静態論では、財産の処分価値のみが重要なので、現在の会計のように継続的に帳簿をつけることは必要ではありません。 損益を把握したいときに全部を棚卸して、処分価格で評価するだけでいいのです。 したがって、静態論における損益は、最初と最後の純資産の比較によってのみ計算することが出来るのです。 これが、損益計算は財産計算(資産負債の処分価格計算)の陰に隠れてその枠内においてのみ行われた、という意味です。帳簿をつけて収益費用を計算するわけではないのです。 しかし、これはあまりに古典的すぎ、試験の出題可能性は薄いといえます。さらっと理解して後は無視してもいいのではないでしょうか?わたしは、受験時代に静態論を書いた覚えは余りありません。
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お礼
なるほど、良くわかりました。確かに試験ではさほど大事ではないでしょう、効率よく勉強することって大事なんですけれども、気になったんです。 ありがとうございました。