the best of us
NHK実践ビジネス英語2017年9月号Lesson 12(1)でUedaさんが、”That happens to the best of us.”と言っています。最初、「我々の内の最善の人」ってどういうことかなと思いました。テキスト訳「それは誰にでも起きることですよ。」を見て、そうか「善人なほもて往生をとぐ、いはんや悪人をや。」だと納得しました。
比較級の否定で最上級を表すのはよくありますが、この最上級の用法は何と呼ぶのでしょうか?何か他の用例はありませんか?
因みに過去のテキスト例文を見ると、”the best”は「最善」という普通の使い方ですよね。
to provide the best of care
by coming the best of those collaborative efforts
at the best of times
it's important to make the best of life
He's making the best of his late autumn years
I wish him the best of luck.
By far the best of the lot is Tony Hughes.
ついでに比較級だと”the better of”ですが、
I hate it when my emotions get the better of me like that.「感情に流される」
最初はこの”of”を「剥奪のof」* かなと思っていました。しかし、the betterとmeの順番が逆ですから、よくよく考えてみると、the better part of meという意味で、「部分のof」または「所有のof」だろうと思い直しました。
*「剥奪のof」deprive A of Bで「AからBを奪う」@真野泰著「英語のしくみと訳しかた」
この「剥奪のof」のofを「~から」と訳すと変なことになりますが、hit me on the faceとかpat me on the shoulderと同じと考えると「全体+前置詞+部分」の構造だと納得することにしました。でも、変なofですね。
辞書では、of prep. 6 [距離・位置・分離・除去・剥奪] …より、…から
最上級、比較級なら次は”the good of”ですよね。残念ながら見当たりませんでした。
Ueda: That happens to the best of us. My dad says he once found himself in the bathroom holding his underwear. He couldn't remember whether he's just had a bath, or was about to take one. @ 2017年9月L12(1)
「それは誰にでも起きることですよ。」
※OKWAVEより補足:テーマ「実践ビジネス英語」から投稿された質問です。