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「お互い様」
日本語を勉強している外国人です。 1.「困った時はお互い様です。」 この文の意味は何でしょうか。 2.「お互い様」について辞書で調べましたが、正式の場合、謙遜話として使われる例文が多いような気がします。気軽な会話でも使える一言なのでしょうか。たとえば、以下のようなシチュエーションで、「お互い様」は使えるのでしょうか。 A:私は料理がものすごく下手。目玉焼きだって作れない。。。 B:お互い様^^。私も下手よ。だって、スパケティーも出来ない。 日常で「お互い様」を使う気軽な会話があれば、それも教えていただければ非常に幸いです。 日本語を何年間も勉強していますが、まだ文章がうまく書けません。質問文の中で不自然な表現があれば、それも併せて指摘していただければ助かります。質問が多すぎて、申し訳ありません。よろしくお願いします。
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「お互い様」は「あなたとわたしは同じようなものですよ」ということを言いたいときに使いますね。 しかし、この言葉を使うときはそれだけではなく、なんらかの気持ちをこめたいときに使います。共通思想は「助け合い」と「寛容」です。 <種類> 1)相手の謝罪に対して、「自分も同じようなものだから許しますよ、謝罪しなくてもいいですよ」という気持ちをこめている 2)相手の感謝の言葉に対して、「自分も同じようなことをしてもらったりしたし、これからされるかもしれません。あたりまえのことですから、わたしに感謝する必要はありませんよ。」という気持ちを込めている 1.「困ったときはお互い様です」は1)にも2)にも使います。意味は前述のとおりです。 2.そうですね。こういうAさんをなぐさめたい場面でも使えるでしょうね。ただし、一見、正しい使い方のようですがちょっと微妙です。 AさんがBさんにたいして謝罪の気持ちが入っている場合でないと、トンチンカン(見当違い)になるおそれがあります。Bさんとまったく関係ないAさんの失敗や欠点(Bさんにとって何も困ることはないとき)などには使わない方が無難です。できることなら、相手の感謝(お礼)・謝罪(お詫び)のときに使った方が良いと思われますね。 また、良い例ではありませんが、「相手からの非難に対しての応酬(やり返し)」にもよく使われます。 A:「なんだよ、目玉焼きもちゃんと作れないのか!」 B:「あなただって、この前のスパゲティは黒こげだったじゃない、お互い様でしょ!」 許し・寛容を求めているわけです。
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- baihu
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1.「困った時はお互い様です」は、相手がなにかに困って申し訳なさそうに頼みごとをしてきたときに、「そんなに恐縮しなくてもいいですよ。私だって困ったときには、今のあなたと同じように誰かに助けを求めるでしょう。私が助けになれるなら、ご協力しましょう」という気持ちで、相手の立場を理解したことを示し、協力するときに使います。 A:「このたびは、なんとお礼を申し上げてよいやら……。融資してくださいましたお蔭で、なんとか工場を倒産させずにすみました」 B:「いやいや、困った時はお互い様ですよ。私も5年前、同じような境遇の時に、融資してくれた方がいましてね。……」 逆に、自分が頼みごとをするときに、「困った時はお互い様じゃないですか」と、相手に自分の立場を理解してくれるように伝え、協力してもらうために言うこともあります。 A:「そんな急に代役を頼まれたって困るよ。俺だって暇じゃないんだから」 B:「悪いと思ってるよ。困った時はお互い様じゃないか。この借りはきっと返すからさ。ね!」 2.例文にされているシチュエーションは少し違うように感じます。「お互い様」は普通、互いに関係しあう状態で使いますので、例えば頼みごとをする/きくとか、迷惑をかけたことを詫びる/許すとか、そういうときに使うのがぴったりです。例文では、Aさんが料理が下手なことが、特にBさんに何も影響しなさそうですので、変な印象を受けます。 シチュエーションをちょっと変更してみます。AさんとBさんはルームシェアをしている学生同士だとしましょう。 A:私が全然料理できないせいで、いつもBちゃんにばかり作ってもらって、本当にごめんね。 B:そんなことないよ。私の方こそ、部屋の片付けが苦手で、Aちゃんが毎日掃除してくれて感謝してるよ。謝ったりしないで。お互い様だから。 こんな感じで伝わるでしょうか。
お礼
いつもお世話になっております。使用例と合わせて説明してくださって、非常にありがたく思います。よく理解できました。大変いい参考になりました。 本当にありがとうございました。
- hakobulu
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1、 「誰でも、困った事に遭遇する時はある。 それを見た人は助ける。 しかし、助けた人もいつか必ず困った事に遭遇する。 その時は、誰か他の人に助けてもらうことになるだろう。 今回は、たまたまあなたが困っているので、私がお助けしていますが、 お互いに、いつ立場が逆転するかわかりません。 ですから、必要以上に私に恩義を感じて萎縮する必要は全くありませんよ。」 という意味です。 2、 辞書には確かに 「互いに同じような関係や状態であるという意」 などと書かれていると思います。 しかし実際は、あなたがおっしゃるように、 殆どが謙遜話としてより使われていないのではないでしょうか。 「A:私は料理がものすごく下手。目玉焼きだって作れない。。。 B:お互い様^^。私も下手よ。だって、スパケティーも出来ない。」 私にすると、かなり不自然な会話に聞こえます。 私がBであれば、 「ご同様^^。私も下手よ。だって、スパケティーも出来ない。」 と言うと思います。 「お互い様」は「GIVE & TAKE」に近い意味を持っているように思います。 上記の会話は「ME TOO」との混同という印象より与えません。 ---------- 質問文の内容は完璧です。 あえて申し上げれば、 「日本語を何年間も勉強していますが、まだ文章がうまく書けません。」 という一節は、以後外した方が良いでしょう。 謙遜が過ぎると嫌味と感じる方もいないではありませんから。 それほど上手だということです。 「質問文の中で不自然な表現があれば、それも併せて指摘していただければ助かります。」 だけで、十分謙遜の意は含まれています。
お礼
ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。短い言葉ですが、奥深いですね。大変いい参考になりました。また、質問文へのアドバイスにも心から感謝します。これから気をつけます。 本当にありがとうございました。
- runa-blue6156
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こんにちは。 両者とも同じ状況下にある場合。 相手へ非難や報復の気持ちをこめるときに使う場合。 この二種類があります。 使用例として 1)「君は作業が遅いな」「それはお互い様だよ」←非難 2)「ぼやくのは止めろよ、苦しいのはお互い様だ」←非難 3)「いつも迷惑かけてるね」「それはお互い様だから気にしないで。」←同じ状況下でもあるけど、相手への気遣いの時にも使います。 このような使い方があります。 上記の使用例でわかりますでしょうか? 専門家ではないので詳しい説明が付けられなくてすみません。 日本語の勉強頑張ってください。
お礼
ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。使用例は大変いい参考になりました。 応援してくださって、ありがとうございました。日本語の勉強がんばります!
- Sucelggug(@xyz37005)
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>1.「困った時はお互い様です。」 >この文の意味は何でしょうか。 →この場合は、困ってる人を助けてお礼を言われたときに “困ってるときは助け合うのが当然なんだから気にしないでください。” みたいな感じで使います。 >2.「お互い様」について辞書で調べましたが、 >正式の場合、謙遜話として使われる例文が多いような気がします。 >気軽な会話でも使える一言なのでしょうか。 >たとえば、以下のようなシチュエーションで、「お互い様」は使えるのでしょうか。 > >A:私は料理がものすごく下手。目玉焼きだって作れない。。。 >B:お互い様^^。私も下手よ。だって、スパケティーも出来ない。 →“互い”という言葉が含まれてることからも、自分と相手の関係・事柄のなかで、 相手から見て“互い”に同じ立場である場合に使う表現です。 上の表現が、(AがBに料理を作った、もしくは作る状況)であるなら いいと思います。 それからあなたの日本語はとてもきれいな日本語だと思いますよ。
お礼
ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。大変いい参考になりました。 励ましてくださって、ありがとうございました。がんばります!
ただの一般人のアドバイスですが・・。 1.この言葉は、何かとても困っている人に対して何らかの手段で手助けをするときに使います。 また、「困り事というのは誰の身にも起きるのだから今は立場が違うだけですよ」というニュアンスも入っていると思います。 私はこの言葉は好きです。でも今は、あまり使われなくなってきてるかもしれませんね・・。 2.この場合は、「お互い様」という言葉に限定されれば、使ってもおかしくないと思います。 ただ、「困ったときはお互い様」は、身に起こったもう少し重大な困り事のとき、例えば、ケガをして歩けない、財布を落として大変困った、必要な道具が無くて何もできない、などのときに手助けをしてあげらるとき使います。 外国人の方にこのような説明をしたことが無いので、分かりにくいところもあるかもしれませんが、何か参考にしてください。
お礼
ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。大変いい参考になりました。 本当にありがとうございました。
- sky_blue
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(1) 「自分も相手も同じ立場」という意味です。意味からして、どちらかと言えば、友達同士や会社の同僚など、気軽に話せる相手(=自分と同じ立場の相手)の方が、使いやすいと思います。謙遜として使われる、というシチュエーションは、主に上司や顧客に使う場合ではないでしょうか? 例えば、顧客が「最近は景気も悪くて売上が伸びなくてね~」と言った場合、「そうですよね」と肯定しても失礼ですし、それが事実なのが明白なのに「そんなことないですよ」と否定するのもワザとらしいですよね。そういう場合は「お互いさまですよ(=ウチも厳しくて大変です)」と言ったりできると思います。また上司の場合、「うちの嫁さんが怖くってさ」と言ってきた時に「そうですね」では大変失礼ですね(^^; 知らない場合は「そうなんですか?」とか言えますが、本当に怖いのを知っている場合などは「お互いさまです(=ウチの嫁さんも怖いです)」と返せば、微笑ましい・・・かどうかは分かりませんが。。。 (2) とても上手な例だと思います(^^) このような、気軽なシチュエーションの方が基本だと思いますよ。 例えば近所のピアノの音がうるさいなーと思った場合に「ボクもギターの練習をしているからお互いさまだな」とあきらめる・・・という感じにも使えます。 #1の方の言われる「互いに助け合う」というのは、「あなたと私は同じ立場」という意味から、「だから協力し合いましょうね」という意味も含めた「お互いさま」の使用例になるかと思います。 それから、質問者さんの日本語力ですが、自信を持って下さい! 日本人の友人に頼んで質問をしてもらったのかと思ったくらい、自然な日本語です!
お礼
早速のご返事ありがとうございます。具体例をたくさん挙げていただき、理解しやすくなりました。大変いい参考になりました。 応援してくださって、本当にありがとうございました。自信を持ってがんばります!
- saccoarigatou
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お互い様は、相手も自分も同様の関係・立場にあることっていうことなので A:私は料理がものすごく下手。目玉焼きだって作れない。。。 B:お互い様^^。私も下手よ。だって、スパケティーも出来ない。 は成り立つと思いますが、ドラマなんかでは使うかもしれないけど、現代人はあまり言わないんじゃないかな~。この場合のお互い様ってところには、口語だと、「私もそうよ-」みたいな言い方になると思います。 困ったときはお互い様が一番よく使われる例だと思います。このときは同じ立場っていうより、誰だって同じ立場になることがあるんだから、みたいな意味で、だから助け合うのが当然よってことを示唆してるんだと思います。
お礼
早速のご返事ありがとうございます。困ったときはお互い様が一番よく使われる例ですね。大変いい参考になりました。 本当にありがとうございました
1.困ったときはお互いに助け合おう。 っていうぐらいの意味です。 2. A:私は料理がものすごく下手。目玉焼きだって作れない。。。 B:お互い様^^。私も下手よ。だって、スパケティーも出来ない。 こういうときは、相手を援助している場合じゃないので普通使いません。 使う場合には、 A:自転車のパンク修理するの手伝ってもらって悪いわね。 B:困ったときはお互い様だよ^^。 ぐらいで、相手が困っているのを助けて、お礼を言われたときに普通使います。
お礼
早速のご返事ありがとうございます。大変いい参考になりました。 本当にありがとうございました。
お礼
ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。共通思想は「助け合い」と「寛容」ですね。よく分かりました。最後の「相手からの非難に対しての応酬」の一例も大変いい参考になりました。 本当にありがとうございました。