「パブロフの犬」のお話は、一般的には「パブロフ博士が犬がえさを食べるときに必ずベルを鳴らすようにしたところ、ベルを鳴らすとえさがなくても犬がよだれをたらした。」という、条件反射のお話として知られています。
しかし、「パブロフの犬研究準備会(略称『横綱』)」の研究の結果、一般的に言われている「パブロフの犬」は誤りであるとする説が有力となりました。
そこで、本当の「パブロフの犬」とはどんな話なのかに焦点が当てられ、諸説紛紛とした大論争が繰り広げられています。
ここで紹介するのは、その中でも有力な3つの説です。便宜上、その説の趣旨がわかりやすいように、「パブロフの犬」に対応する呼び名をつけておりますが、それぞれ主張するものは、自分の説こそ真の「パブロフの犬」だと信じています。
「アレクセイのパブロフ」説
パブロフ博士には、有能な助手アレクセイがいた。アレクセイは条件反射の存在に気がつき、それを立証するために、師であるパブロフ博士が飼い犬にえさを与えるときにベルを鳴らしつづけたところ、えさをやる時間ではないのに、ベルを鳴らすとパブロフ博士が犬にえさをやるようになった。
「ベルの犬」説
パブロフ博士が条件反射存在を立証するため、犬がえさを食べるときにベルを鳴らしつづけたが、条件反射の立証までは至らなかった。しかしその後、えさを食べるときにベルが鳴らなくなったので、えさを食べた気にならないといって、犬がパブロフ博士にベルを鳴らしてくれとせがむようになった。
「犬のパブロフ」説
条件反射の立証のため、犬がえさを食べるときにベルを鳴らすようにしていたパブロフ博士だが、続けるうちにパブロフ博士が犬を見るとベルを鳴らすようになった。
お礼
パブロフの犬について解答ありがとうございました。本で調べようにも時間が無かったのでとても助かりました。 ありがとうございました。