遺伝子組み換え実験の結果から考える解釈

このQ&Aのポイント
  • 遺伝子組み換え実験で大腸菌を変化させるために恒温装置を使用した際、2番の実験では大腸菌が検出されましたが、3番と4番では色がついていませんでした。
  • 実験手順では、プラスミドを加えた後に氷水で急速に冷やしています。この冷却の時間や方法が適切でなかった可能性があります。
  • また、実験後、プレートをインキュベータに入れて1日間静置しましたが、この期間に遺伝子組み換えが十分に進行しなかった可能性も考えられます。
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遺伝子の組み換え

1.恒温装置を用い、水の温度を42℃にする。  2.チューブ2本(ピンクと白)と形質転換溶液を氷水中につけて冷やしておき0℃の温度を確保する。  3.火をつけたガスバーナーのそばで大腸菌を両方のチューブにそれぞれ加える。  4.ピンクのチューブにプラスミドを加える。  5.氷水上に15分間入れ、速やかに42℃のお湯に静置する。1~2分後、すぐに氷水中に戻し2~3分間する氷冷する。  6.SOH培地溶液260μℓを両チューブに加える。  7.37℃のインキュベータ内で15分間静置する。  8.LBプレートを1番、LB/ampプレート3枚を2~4番とする。  9.3番のLB/amプレートに、X-galを入れる。      1番 LBプレート      2番 LB/ampプレート      3番 LB/ampプレート+X-gal      4番 LB/ampプレート  10.プレートを逆さにし、37℃のインキュベータに入れ、1日間静置する。 という実験をしたのですが、2番で大腸菌が検出され、3番と4番には色がついていませんでした。これはどういうことですか?教えてください。

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  • MIYD
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回答No.1

どのプレートにどのサンプル(白とピンク)を撒いたのでしょうか。 また、2番と4番のプレートの違いは何でしょうか。 おそらくAmp耐性遺伝子とLacZを含むプラスミドを導入したのだと思いますが、 これを撒いた場合、 1番のプレートは薬剤耐性遺伝子が入っていない大腸菌も増えるので一面に生えます。(大腸菌の量によってはコロニーが2番よりも圧倒的多数出てくるかもしれませんが) 2番のプレートはプラスミドが導入された大腸菌のみ増えることができるので、学生実習用に量が調整されているのならば、コロニーがたくさん出てくるはずです。 3番のプレートはプラスミドが導入された大腸菌内でLacZが発現し、X-galが分解されることによりコロニーが青くなるはずです。 3番のプレートに色がついていないということはX-galを塗り忘れたか入れたプラスミドにLacZが含まれていないと考えられます。 もしかしたらIPTGも一緒に入れていないために、LacZの発現量が少なくて青く見えないのかもしれません。大腸菌の株は何を使ったのでしょうか。 4番のプレートはもともとX-galが塗られていない為、青くはならないはずです。

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