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お医者様の考え方の違いについて

私の双子の姉(58歳)が先日受診した開業医院(内科・消化器科)で健康診断の目的で血液検査を受けたところ、ピロリ菌抗体検査が陽性反応が出たために、ピロリ菌を消滅させる抗生物質のクスリをのむように勧められたそうです。姉は現在胃の調子はすこぶる健康で食欲もあり太っていますので本当に服用が必要か調べた結果クスリの副作用などを知り心配して先生に相談しましたら、その先生は「ピロリ菌があると癌になるリスクが高くなります、もしピロリ菌が無くなれば将来胃がん・肝臓癌・すい臓がん・腸癌になる心配はありません」とおっしゃったそうです。 その話を聞いて、双子の妹である私も体質が似てるので多分ピロリ菌があるのではと心配になり、高血圧でこの15年間かかりつけになってる医院(小児科・内科)の先生に、ピロリ菌の検査をしたほうがいいか相談しましたところ、姉がかかっている先生と正反対の意見を言われて、迷っています。私の先生がいうには「血液検査でピロリ菌の陽性反応が出ただけで抗生物質を飲ませる医者はなんと極端な考えの医者ですね、こんなことでいちいち検査や薬を使っているとその病院は今に法的に罰せられますよ、国の医療費もたまったもんじゃない」とおっしゃいました。 また「検査してもしピロリ菌があったとしてもそれがどうだというのか、意味のないことだ」ともおっしゃいました、最終的には「ピロリ菌の検査なんて必要ない、僕はこういった健康の相談をされるのが大嫌いだ!」とまで言われてしまい、とてもショックをうけました。主治医に患者が自分の健康の相談をするのはそんなに非常識なことなのでしょうか?またピロリ菌の検査と陽性の場合の抗生物質の服用は本当に無意味なことなのでしょうか?心配するわたしのほうが異常なのでしょうか?いったいどちらの先生の言葉が正しいのでしょうか?皆様のご意見とか経験談があれば是非お聞かせ下さい。

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回答No.1

医療に片足を突っ込んでいるものです。 2人の医師について比較検討してみます。 ~前者の医師~ ピロリ菌の保因者は胃癌や胃・十二指腸潰瘍になりやすいということは事実として広く知られています。ですから、ピロリ菌を除菌するという選択肢は間違っていません。よく言えばこの医師は積極的に治療しようとする医師ですね。しかし、ピロリ菌と疾患の因果性はそれほど大きなものではありません。実際に発症するのはごく一部です。ですから、積極的に除菌しようとする行為はそのほとんどが無意味に終わる可能性が高いのです。そういった意味で、この医師はあまり意味のない治療をして、少しでも医療費を取ろうとしているのではないかと悪く見ることもできます。 ~後者の医師~ 簡単に言うと正義感の強い医師ですね。前者で説明したように、医療費を払ってまで行うほどの意味がない治療は、日本の医療費が莫大になっていて国民健康保険が破綻しようとしている現状では、前者のような医師が金儲けのために無駄な検査や治療をする悪徳医師に見えるのでしょう。むしろ、常に新しい流れを取り入れようと勉強している偉い医師ですね。たしかに、完全に無駄とは言えなくても、効果と費用を考えるとはるかに損をしている事柄について、気にせず行ってきたこれまでの医療体質(前者の医師含む)は、これからの時代では通用しないと思います。ただし、患者からしてみれば、癌になる確率をほんの少しでも減らすということにも価値はあるはずで、もう少しうまく説明するべきでしょうね。 日本の医療制度問題をそのまま反映している事例のようです。どちらの医師が言うことにも一長一短ありますが、しっかり話を聞いて、納得されてから選択されればよいと思います。どちらでも良いと思います。

noname#18688
質問者

お礼

とてもわかりやすく書いていただきありがとうございました。姉は副作用のことなどを心配して躊躇しておりますが、私は私で自分の検査が気になって迷っていました。よく考えて行動します。本当にありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • coloco
  • ベストアンサー率58% (7/12)
回答No.3

「将来胃がん・肝臓癌・すい臓がん・腸癌になる心配はありません」とは言いすぎですね。ピロリ菌と無関係の胃がんもありますし、肝臓癌・すい臓がん・腸癌とは無関係です。また58歳の日本人では、約八割はピロリ箘陽性ですので、全員に治療すると言うのは非現実的です。私も潰瘍があれば積極的に治療を勧めますが、そうでなければ本人に任せています。また、ピロリ箘の治療で保険診療が認められているのは、胃十二指腸潰瘍の場合だけです。そうでなければ診察代、薬代等すべて自己負担になります。ですから国民健康保険の破綻とは無関係です。もし潰瘍もないのに保険で治療をしているとなれば、その医師は法律に違反していることになります。 また治療をしたために食道炎を起こしたりすることもあるので、いま調子がよく本人も治療を希望していないならやらなくてもいいと思います。 もちろん健康の相談を主治医に相談するのは当然のことだと思います。

noname#18688
質問者

お礼

深夜にありがとうございました 姉もネットで検索したりして食道炎のこともきにしていましたが、いちばん心配しているのは、ピロリ菌に よる胃がんはなくなってもまた違う原因の胃がん発生のリスクが増えてるというデーターもあると書いてるサイトもありそれを心配しています。友人にも反対派と賛成派があり、この3日間悩みまくっています。 私は私で自分もピロリ菌があるか無いかが気になって 悩んでおり思い切って今日主治医に相談したらあのような返事をされてショックでした。相談できない主治医なんて今後が不安です。回答本当にありがとうございました。

回答No.2

今の日本の医学界では「ピロリ菌」を検査、発見して「除去」する方法を勧めています。 私の通っている大学病院の待合室などにも「ピロリ菌の検査を受けて、除去しましょう!!」という様なポスターがよく貼ってあります。 私と母は検査(血液検査)して「陰性」でしたので、治療の必要はありませんでした。 私の中学高校時代の友人は昨年「十二指腸潰瘍」になって入院したのですが、その際「ピロリ菌」の検査もしたところ、やはり菌が存在していて、すぐに「除去の薬」を飲んだそうです。 その後の検査では「いなくなっていた」そうで、今は又、元気でキャリア・ウーマンをしています。 そういう「日本の医学界の方向性」と私の周囲の状況から考えると、今後のことも考えて、一度「ピロリ菌の検査」をお受けになって、もし居た場合は「除去」した方が良いと私は考えます。 「ピロリ菌が胃ガンの原因のひとつになっている」ことは医学的に確か、なのですから。 以上、私の経験も踏まえて書かせて頂きました。 何かのお役に立てれば幸いです。

noname#18688
質問者

お礼

ありがとうございます 大学病院でも治療を勧めているのですか 参考になりました。

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