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三分(さんぶ)の意味、解釈は?

菜根譚に 「友と交わるにはすべからく三分の侠気を帯ぶし、人となるには一点の素心を存するを要す。」 とありますが、ここで言う“三分”は、どう解釈したらいいのでしょうか?侠気は一般的には“多くあるべし”だと思うのですが、“三分”は私的には“少し”の感じが強いのです、どう解釈したらよいのでしょうか、この一連の句はじっさいの人の生き方を論じている言葉ですから、理想論を言っているのではなく「人生、侠気については実際生活においては、三分これでいいのだ」と言っているのでしょうか? すみません、今この質問を書きながら考えていましたら。今分かりました!このところの意味は「人生、損得ばかりでなく、損得抜きの純真な義侠心も何時も茂併せ持っていなさい」と言う意味なのですね。 一応自分なりに分かりましたが、皆さまのお考えもおきか頂きたく投稿させて頂きます。

質問者が選んだベストアンサー

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  • sunasearch
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回答No.1

辞書には、 おとこ-ぎ をと― 0 3 【男気/▼侠気】 男らしい性質・気持ち。自分の損得を顧みず弱い者のために力を貸す気性。義侠心。侠気。 とあります。 「三分」は言葉としては、10分の3の意味ですね。 上の意味からも、損得を全く顧みなかったら、損する一方でそれではバランスが悪く、自分の方がつぶれてしまうので、七分くらいは自分のことを考えて、自分をしっかりともった上で、三分くらいは他人のことも考えた方がよいですよ、というとこでしょうか。 結局は、おっしゃる通りの意味になるかと思います。

bitamin-Q
質問者

お礼

御回答くださり有難うございました。ご回答を読ませて頂きより一層この句の意味が自分のものになった気がします。

その他の回答 (1)

  • tyuuta
  • ベストアンサー率35% (164/458)
回答No.2

言葉を訳せば、  「友達と接するときは  三分ほどの侠気を持つほうが良く、  人としては  ひとつの純粋な心を持って生きるほうがよい。」 日本の詩人、与謝野寛は、『人を恋ふる歌』にて 「六分の侠気四分の熱」と歌い上げました。 侠気とは、強気をくじき弱きを助ける男気を示しますが、 『菜根譚』では、それは三分ほど 持つくらいが丁度良いと言います。 ゼロでは深みがなく味気なく 理想とすれば10分全部 侠気ばかりが多くを占めるのは 理想ではあるが現実問題として 正義感や人の良さによって 逆に障害を増やしてしまう。純粋で素直な心に拠る、 時や物事を見定めるといった所作を伴いながら、 三分の侠気を保つバランス感覚を養えということです。心の充足を見出す日々人接の秘訣が この言葉にあるように思います。

bitamin-Q
質問者

お礼

ご親切な御回答本当に有難うございました。 皆様からのご一つ一つ心のこもった御説明によってこの言葉が生きた言葉として私のものとなった気がします。 有難うございました。

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