• 締切済み

ミクロ経済の定式化における問題点

ミクロ経済学の企業と家計の行動の基本的な定式化については現実問題から考えてさまざま問題点があると思いますが、具体的にはどういったものがありますか?また、その問題を解決するにはどういった方法が考えられますか?

  • 経済
  • 回答数5
  • ありがとう数1

みんなの回答

  • at9_am
  • ベストアンサー率40% (1540/3760)
回答No.5

まず#3の回答に対して二点ほど。 > 実際の企業行動を分析すると、シェア最大化を目指したり、 > 売り上げ最大化を目指している企業もあるようです。 とありましたが、ではなぜそうするのでしょう? 例えばシェアを最大化し、例えば独占状態になったとします。すると独占ですので、一般に利潤は大きくなります。すなわち長期的な視点での利潤最大化をしている、そのための手段(戦略)としてシェア最大化をしている、と考えれば、何の問題も無いです。売上最大化も同様に考えることができます。 >扱う商品量(品物の量)が普通のミクロ経済学では >実数値をとることになっているというのも問題ですね。 理論的には、ミクロ経済学で扱う財には無限に分ける事ができるという仮定がおかれています。したがって実数値になります。ミクロ経済学と言っても、実際の数値を当てはめる段階では一人一人ではなくある程度の人数をまとめて分析します。ある程度の量(リンゴ10000個とか)を想像してください。この場合、一個の差は誤差の範囲内です。したがって理論的に実数値として考えても、何の問題もないです。 #4の回答に対して。 > 「食糧生産は十分されているのに、なぜ世界で飢餓が無くならないか。」 のミクロ経済学的回答は、 1.飢餓の人は充分な所得が無いから 2.食料の地域的な偏りがあるから の二つになります。 ですから対処法としては、所得移転と食料市場へのアクセスの確保になります。 因みに食料を供給することは、経済学的に言えば(貨幣によらない)所得移転になります。

noname#108554
noname#108554
回答No.4

訂正。 >効用概念をあてはめるのはちょっとおかしいのではないか。 これは言い過ぎですね。 >存在しても、生存に関係ないほど少量だったら、無差別じゃないですか。 単に無差別曲線が、(軸に平行な)直線になるだけです。 だから、論点を移して、 「食糧生産は十分されているのに、なぜ世界で飢餓が無くならないか。」 ということにします。 これに対するミクロ経済学的な回答は、 「食糧供給が十分な時に、個人への必要な供給を保証するような制度が市場に組み込まれていないから。」 ということでしょうか。 したがって、 問題点:食糧供給が十分な時に、個人への必要な供給を保証するような制度を市場に組み込むにはどうすればよいか? 解決策:最初からある一定量を、消費者に割り当てる、とか

noname#108554
noname#108554
回答No.3

>例えば人間食べないと生きていけませんから、 >食料の入ったバスケットと入らないバスケットがあった場合、 >その何れかのみを選び続けるとすれば当然食料の入った方を選びます。 >食料が入っている方が「好ましい」ので、そちらの方が効用が高くなります。 そうでしょうか。 存在しても、生存に関係ないほど少量だったら、 無差別じゃないですか。 一日でも長く生きたいという人なら、別かもしれませんが。 つまり、食糧はある一定量存在しないと意味が無いのでは?というのが私の論点です。 >企業は「儲けよう」と考えて行動しているので >企業行動は利潤最大化行動として理解できる、 >というところが実際の所です。効用最大化と同じ事情です。 実際の企業行動を分析すると、シェア最大化を目指したり、 売り上げ最大化を目指している企業もあるようです。 といって、参考文献を挙げられません。不勉強なもので。 あと、つけたし。 扱う商品量(品物の量)が普通のミクロ経済学では 実数値をとることになっているというのも問題ですね。 解決策:整数化する。理論的には、簡単に扱えなくなるので、 エージェントシミュレーションによるモデル化が 分かりやすいかもしれません。

  • at9_am
  • ベストアンサー率40% (1540/3760)
回答No.2

横レスで済みません。#1の方には失礼ですが、誤解があるようですので書かせていただきます。 > 生存上どうしても必要なものに対しても効用概念を当てはめるのはちょっとおかしいのではないか おかしくないです。例えば人間食べないと生きていけませんから、食料の入ったバスケットと入らないバスケットがあった場合、その何れかのみを選び続けるとすれば当然食料の入った方を選びます。食料が入っている方が「好ましい」ので、そちらの方が効用が高くなります。 > 例えば、企業は利潤最大化を目指していないらしい。 企業は利潤最大化を目指しています、ということではなく、企業は「儲けよう」と考えて行動しているので企業行動は利潤最大化行動として理解できる、というところが実際の所です。効用最大化と同じ事情です。

noname#108554
noname#108554
回答No.1

例えば、生存上どうしても必要なものに対しても 効用概念をあてはめるのはちょっとおかしいのではないか。 (つまり、自分が死んでしまったら、効用も何も無いでしょう。) 解決策:最初からある一定量を、消費者に割り当てる、とか 例えば、実験経済学の結果では、 選好関係には推移性が無いらしい。 解決策:不明 例えば、企業は利潤最大化を目指してないらしい。 というか、そもそも最大化できるような 利潤構造になっていない可能性が高い。 (生産数が投入コストの線形な関数になっている、とか) 解決策:これも不明 などいろいろあります。

関連するQ&A

  • ミクロ経済の矛盾

    「ミクロ経済学は希少な資源の配分を目的に家計(消費者)の効用最大化や企業の利潤最大化行動の分析をするものであるが、これらはしばし矛盾する場合がある。」 この矛盾に関するレポートを書かなければいけないのですが、良い例が思いつきません。どなたかヒントをいただけませんでしょうか???

  • マクロ経済とミクロ経済について♪

    大学で経済を勉強しているのですが、いまいちマクロ・ミクロの違いがはっきりつかめません。 そこで、現実の経済問題でマクロ・ミクロの問題をおしえてください。そのほうがわかりやすいので。もちろんその理由も合わせてお願いします。

  • ミクロ経済学の試験問題ってどんな問題???

    ミクロ経済学の試験についてお聞きしたいのですが。 あさってミクロ経済学の試験なんです。 それで今まで勉強して理解したつもりなんですが、 ミクロ経済学の試験は初めてなので不安です。 そこでお聞きしたいのですが、 ミクロ経済学の試験ではどのような問題が出題されるのですか??? 先生は「グラフを用いて説明させる問題が1問とゲーム理論の問題が1問出る」 と言っていました。 グラフを用いて説明する問題の試験範囲は 『企業の活動』と『完全競争市場と独占市場』です。 それなので、 この範囲内での試験問題の例を教えてください。 もちろん解答は無しで良いです。 できるだけたくさんの例題をお願いします。

  • ミクロ経済学の理論で説明できないケース

    ミクロ経済学は希少な資源の効率的配分を目的に家計の効用の最大化や企業の利潤最大化行動を分析するものですが、この理論で説明できないケースってどんなものがありますか?

  • ミクロ経済の問題

    ミクロ経済の計算問題 ミクロ経済の消費者理論の計算問題を解いているのですが、 効用の求め方が分からないのでどなたか教えていただけませんか? 式を入力したいのですが、指数が入力できないので添付ファイルで貼りつけさせていただきます。 よろしくお願いします。

  • ミクロ経済、あなたが問題を作るとしたら

    今度、転部試験でミクロ経済を受けます。過去問題が手に入ればいいのですが、あいにく前回の分しか手に入りませんでした。 そこで、苦手なミクロ経済をなんとか克服しようとやっていて一通り学んだんですが、まだまだ不安で‥‥‥ どこを重点的にやればいいのでしょうか。 前回のテストでは、豊作貧乏について、何が起因となってその場合の農家の反応や対策を書かせるもの。 独占について、独占がどうして社会的にみるとよくないのか。大まかに言えば、記述の大問2題です。 授業のミクロ経済は、囚人のジレンマなどを終えて消費者行動に少し入ったところです。ちなみに、うちの大学の転部試験では数学的な事は出ません。(授業でも教わってないので)  みなさんが試験官としたらどこをだしますか?

  • ミクロ経済学の問題

    ミクロ経済学の問題です。解答・解説が無いためできる方よろしくお願いします。 A社はある製品を独占的に製造している。費用関数はC(q)とする。ここでqは生産量を表す。市場の需要は、価格関数(逆需要関数)P(q)で表される。 1)A社の利潤最大化問題を定式化し、市場価格pと生産量qを図示しなさい。 2)A社はすべての販売をB社に委託する。B社は、製品を卸売価格tで仕入れて市場で販売する。意思決定は以下のようになされる。 まずA者が卸売価格tを決める。次にB社が卸売価格tを所与のものとして仕入れ量qを決め、製品を市場で販売する。B社の費用はA社への支払いのみとする。 A社とB社はそれぞれ自社の利益を最大化する。それぞれの企業の利益最大化問題を定式化せよ。 3)問題2)において、限界費用が一定でc=1、価格関数がP(q)=2-qで与えられるとして、市場価格p,生産量q,卸売価格tを具体的に求めて図示せよ。 1)はπA=q・P(q)-C(q)を最大にすれば良いということはわかりますが、具体的な数字がないため図示できずそこで詰まっています。 詳しい方解答・解説をおねがいします。

  • ミクロ経済学の欠点・欠陥はなんでしょうか?

    ミクロ経済学を学んでいます。 ミクロを勉強をしていると、その内容は確かに納得することもあるんですが、 現実の経済は必ずしもそのとおりになっていないと思います。 ある教科書では、ブランド品なんかの企業は独占企業で価格決定権を持っている、 そして値段を下げれば需要量も増え多く買われるなんて言ってます。 でもブランド品なんかは安くなったり供給量が多いと買わない人が出てくるはずです。 他にも色々考えてたんですが、ミクロ経済学がいまいち信用できなくなってきました。 ネットを調べてみると、ミクロ経済学では失業者・不況・売れ残りを説明できないだとか、 色々書いてありました。本当かどうかわかりませんが。 企業は買い手の需要量を見て売れ残りのないように、価格と供給量を決めますよね? そもそもこういうことってできないと思うのです。すべてを把握できるわけがないのだから。 市場均衡価格と一致する限界費用などもわからないと思いますし、限界費用を一致するような点 で生産を止められるとは思えません。そもそも需要って変化するものですし、費用だって変化する はずです。そんな疑問があります。他にもいろいろ。 ミクロ経済学、あるいは経済学全般の欠点・欠陥とその理由が知りたいです。 ミクロでは説明できない事とか、ミクロ経済学に足りない事とかを教えてください。 よろしくお願いします。

  • ミクロ経済の問題です

    大学のミクロ経済の問題です ミクロ経済学の問題なのですが。 大学の編入試験の過去問を解いているのですが、解き方に自信がないのでどなたか教えていただけませんか? 問1は最適消費の問題なのですが効用の式が積ではなく和のほうになっているのでコブダグラスではなく、微分で解いていくのでしょうか? 問2は短期の供給曲線を求めるのですが、ここも微分してMCを求めてから解いていくのでしょうか? どなたかよろしくお願いします。

  • ミクロ経済学の問題です

    ミクロ経済の練習問題です 第1財を投入して第2財を生産するある企業の生産関数は、投入量をy1,生産量をy2として、y2=y1の2分の1乗である。両財の価格がそれぞれ、p1=1、p2=10のとき、最適な投入 量、生産量、またその時の利潤を求めよ。 やり方まで教えてもらえるとありがたいです!