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吸光度のついて

Lowry法により、BSA溶液を用いて、タンパク質の定量の実験を行いました。そこで、吸光度を測る際、750nmの吸光度を水を対照として分光光度計で測定したのですが、「750nm」という値は、実験により、青色に呈することに関係するのでしょうか?吸光度についてよくわからないのでよろしくおねがいします。

  • 化学
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みんなの回答

  • mojitto
  • ベストアンサー率21% (945/4353)
回答No.3

ご質問はなぜ『750nm』に波長を設定したか?…ですよね? 吸光度をもちいた定量法において、波長を設定するためには… なるべく目的成分の極大吸収波長を取る(観測が簡単で誤差が少ないため)ただし、ピークがいくつか存在する場合は、なるべく目的成分のピークと他成分のピークが干渉しないこと です。今回のタンパク質の定量においてはすでに「BSAを用いた比色定量法では750nm付近に定量分析を行うのに最適なピークがある」ことが実験のバックグラウンドとして決まっていたんだと思います。 仮に液の吸光度を測った際に750nmと730nmに大きなピークがあった場合は、不要となる730nmの影響を考慮してやる必要ができ、測定の難易度が上がります。 ですから実際の実験では、たとえ青に見えても750nmにすんなり決めてしまうのは落とし穴です。一度、全体のスペクトルを測定して、測定に適したピーク(波長)を探してやります。

回答No.2

No1の方の 色の見え方についての説明が、一部誤っておられますので、 補足させていただきます 物質が色づいて見えるのは、その物質が白色光の特定の色の光を吸収するためです。 そして、白色光からある色の光が欠けると色が現れます。  例えば、赤色の光が欠けると私たちには青緑色として見ることができます。 (見えている色と吸収している色は違うっ!)  一般に補色とは白色光からある色の光を差し引いた時に私たちに感じられる色のこと。つまり、ある色の光とその補色の光とを混合すると白色光が得られるということです。 つまり、 青色に見えている物は、 青色を吸収しないのではなくて、 ある色(青色の場合には黄色;590nm付近)を吸収した結果 青に見ていてるんです。 ご質問の溶液が青色(正確には青緑だと思いますが・・・・)に見えているのは、750nm付近(赤色)を吸収しやすいので 白色光から750nm付近を除いた色(赤の補色)として 青緑色が見えているんです。

  • paddler
  • ベストアンサー率53% (176/330)
回答No.1

Lowry法の試薬についてはよく知らないのですが、目に見える溶液の色と吸収波長の関係は次のようになります。 溶液の色:  その溶液が透過しやすい、すなわち透過率が高い波長域によって決まる。例えば、400nm~520nmくらいの短波長域を透過するものは青色、逆に概略580nm以上の長波長域のみを透過するものは赤く見える。 透過率と吸光度:  透過度=試料セルの透過光量÷参照セルの透過光量  透過率=透過度×100%  吸光度=-Log10(透過度) ・・・ 例えば透過率1%=吸光度2Abs 「吸収」という言葉を使って、先ほどの「溶液の色」を言い換えると、 溶液の色:  その溶液が吸収を受けにくい、すなわち吸光度が小さい波長域によって決まる。例えば、400nm~520nmくらいの短波長領域で吸光度が小さいものは青色、逆に概略580nm以上の長波長域で吸光度が小さいものは赤く見える。 となります。750nmあたりの長波長域に吸収ピークをもつ物質は、逆に短波長側は吸収が小さいと思われますので、溶液の色は「青色」を呈することになります。

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