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oughtの来歴

 こんばんは。たまたま質問欄を拝読していたら、下記のURLでoughtのことについて問答がありました。http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1290248  で、oughtには過去形も過去分詞も当然ないのですが、しかしこのoughtという字面がひっかかりました。 bringの過去・過去分詞形はbrought。buyの過去・過去分詞形はbought。thinkの過去・過去分詞形は…同じような活用の動詞は挙げたらきりがありません。ということはoughtはもともと何らかの動詞の過去形だった?と興味がわきました。なぜなら同じように義務・当然・命令を表すshouldはshallの過去形。仮定法過去のニュアンスが義務・当然・命令に派生していったわけで、oughtを動詞の過去形と捉えれば同じように「仮定法→義務・当然・命令」という同じような発展経路をたどることになるからです。  ということで、以前Ganbatteruyoさんが紹介されていたサイトで検索してみたところ、「古英語のagan(所有する)の過去形ahteから来ている。これがoughte、oughtenと変化して行き現在に至る、というところまではわかりました。つまり、やはりもともと動詞の過去形であったということまでは判明しました。この情報だけでもほぼ満足する結果なのですが、できるならもっと詳しい来歴をご存知の専門の方にお話をお伺いしたいと思って質問しました。マニアックなのでうざったかったら無視してください。それでは。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • esistdas
  • ベストアンサー率33% (104/306)
回答No.1

こういった質問はうれしいなぁ。 実際、意思疎通や英文解釈に直接の貢献はないかもしれない。でも、本質に近いところをしているというのは、いずれ何らかの形で役に立ちますよ。 さて、今回のご質問のキーワードは「過去現在動詞Preterite-Present Verbs」です。これで検索なさるとさまざまな情報が得られるかと思います(ここに書くとあふれてしまいますので、悪しからず)。knowとcanの関係なんかも分かるかもしれませんね。現在形があって、その過去形を別の現在形に転用して、さらに過去形が生じて…と、現在ではすっかり単純化してしまった英語の、かつての武骨であった様を垣間見ることができます。 あとは、助動詞一般に通ずる話。 法性(modality)を示す助動詞は直接に(原形)不定詞を従え、古い二人称単数の人称に応じて変化する以外は無変化、というのが原則です。典型的なのはwillやmay、canなどですが、やや周辺的なものはneedやought、場合によってはwantなんかも含めてしまうでしょう、まぁ、wantは人称変化もすれば、to不定詞も従える。modalという機能以外はまったくルールに従わない異端児みたいなものですけども、形式上のルールに従うもののみを助動詞と認めるか、それともしっかり機能を果たしていれば助動詞に含めてやるか。難しいところだと思います。 睡魔に襲われつつの回答で、まとまりに欠けますが、ご参考になりましたら幸いです。

eazyurider1997
質問者

お礼

 初めての質問ってレスが来るとほっとするもんですね。  ご紹介のキーワードで検索かけていろいろ見ているところです。目的の項目だけでなくその他の情報もためになって楽しいですね。のんびり見てみようと思います。ご回答ありがとうございました。

eazyurider1997
質問者

補足

 ought=owned,possessed,hadと判明したところで,今度はhave to doとの関連・類似点も視野に入れながら暇を見て調べていますので、ほかにも興味をお持ちの方がいらっしゃいましたらイチャモンつけにきてください。一応4月3日ごろ締め切るつもりです。それでは。

その他の回答 (2)

  • esistdas
  • ベストアンサー率33% (104/306)
回答No.3

今回は一言だけですみません。 > have to doとの関連・類似点 とりあえず、印欧諸語全般に、have+DO(=不定形)で「~しなければならない」の意味が可能なようです。不定形は、言語によって迂言的に、つまり方向を表す前置詞(toなど)を伴って示されます。 E. have *to* work together G. noch eine Stunde *zu* fahren haben 「もう一時間車を走らさねばならない」 F. avoir *a`* refaire tout le travail 「仕事をすっかりやり直さなくてはならない」 It. avere *da* partire subito 「すぐに出発しなければならない」 Cz. mi't chodit vc<as 「時間通りに来なければならない」(mi't=have, chodit=infinite verb) haveの場合は、語彙的な動詞から機能的な動詞への変化、という気がしますね。

eazyurider1997
質問者

お礼

 おお!すみません、飲みに行っておりました。完全に先回りして調べていただいて、なにやら恐縮です。  調査の結果了解しました。大陸系の言語はやはり芋づる式に共通項が出てきますね。 今日もありがとうございます。また後日、失礼します。

eazyurider1997
質問者

補足

 締め切りますので最後に挨拶です。お二方ともご協力ありがとうございました。こういった言語学的な問題について考えるのが好きなのでまた思い浮かびましたら質問に載せたいと思います。お暇でしたら付き合ってやってください。では。

  • Riverview
  • ベストアンサー率63% (227/355)
回答No.2

同じoughtの関する質問、興味を持って読んでいてought toという形を取るので元は動詞だったのだろうと考えて調べていましたが、締め切りになってしまいました。 そこに、eazyurider1997さんの質問が出され、似たようなことを考えた人がいるなあ、とうれしくなりました。ご期待に叶わず、語源の専門家ではありませんが、調べたことをまとめてみました。 ought1 ETYMOLOGY:Middle English oughten, to be obliged to, from oughte, owned, from Old English ahte, past tense of agan, to possess. See aik- in Appendix I. ought4 VERB: Obsolete A past participle of owe. American Heritage Dictionary http://tinyurl.com/6u2yg http://tinyurl.com/5mv2r 廃れたとはいえ、oweという動詞の過去分詞との定義がありました。 心強くなってブックマークしてある辞書を軒並み当たってみました。そのうちの一つが疑問に答えてくれました。 ought Owe \Owe\ ([=o]), v. t. [imp. & p. p. Owed ([=o]d), (Ought ([add]t) obs.); p. pr. & vb. n. Owing ([=o]"[i^]ng).] [OE. owen, awen, aghen, to have, own, have (to do), hence, owe, AS. [=a]gan to have; akin to G. eigen, a., own, Icel. eiga to have, Dan. eie, Sw. ["a]ga, Goth. ['a]igan, Skr. [imac][,c]. [root]110. Cf. Ought, v., 2d Own, Fraught.] 3. Hence: To have or be under an obigation to restore, pay, or render (something) in return or compensation for something received; to be indebted in the sum of; as, the subject owes allegiance; the fortunate owe assistance to the unfortunate. [1913 Webster] The one ought five hundred pence, and the other fifty. --Bible (1551). [1913 Webster] Ought \Ought\, imp., p. p., or auxiliary. [Orig. the preterit of the verb to owe. OE. oughte, aughte, ahte, AS. [=a]hte. [root]110. See Owe.] 1. Was or were under obligation to pay; owed. [Obs.]  [1913 Webster] This due obedience which they ought to the king. --Tyndale. [1913 Webster] 3. To be bound in duty or by moral obligation. [1913 Webster] We then that are strong ought to bear the infirmities of the weak. --Rom. xv. 1. [1913 Webster] Note: Ought is now chiefly employed as an auxiliary verb, expressing fitness, expediency, propriety, moral obligation, or the like, in the action or state indicated by the principal verb. [1913 Webster] Dictionary.net http://tinyurl.com/65tlq どうやら、もともとは動詞で、のちに助動詞の使い方現れ、今となっては助動詞としてだけ使われるようになったようです。

eazyurider1997
質問者

お礼

 こういう題材に同じ興味を持つ方がいると私もうれしいです。私よりも突っ込んだところまで調べていただき、感謝します。昔の言葉遣いは、今とまた違って難しいですね。ちょっとした短文でも「ぬぬ?」とつまずきながら読んでいます。  明日がやや早いので、今日はここで失礼します。ありがとうございました。

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