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"WILL"のような業態(業種)横断型広告

 数年前にあった"WILL"のような業種業界(あの時はビールや車などが有ったような…)を横断した広告の正式名称を教えていただけないでしょうか。  そしてあれ以降大規模なこの種の広告を見かけないような気がするのですがもしあまり盛んでないのであれば問題点など、ご教授頂ければ幸いです。    日本の広告代理店は必ずしも一業種一社制ではないので性質上一業種一社しか参加できない(しない)この種のプロジェクトは参加しない企業に反発されるので成立しにくい事や負担する広告費の割合を決めづらい事等を予想しているのですが…。

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  • rightegg
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回答No.1

こんばんは。 そうですね、企業サイドが主導する形でのものはあれ以降出てきていません。 正式名称があるのかすら怪しいです。 (あるとしても電通あたりのシンクタンクが便宜的に付けたものでしょうけど) あれ以降同様のプロジェクトが出ないのは、正直WILLが「失敗」だったからでしょう。 あまり認めたがりませんが、あれはちょこっと話題になってTOYATAが少し売れただけで、他の商品は意気込んだ割に売れなかったんですよね。 それでも数年継続したのですが、リーダー格のTOYOTAがWILLの商品と言いつつもコンセプトが全然合わない車種を作ってしまったりして統制がとれなくなって空中分解したようなイメージです。 そうではなく代理店主導の本来の意味での「広告」ならたまにありますね。 商品開発レベルではなく、別のコンセプトに基づいて一定期間だけ共同の広告を打つのは今では珍しくありません。 有名どころだと数年前のBOSSシリーズ。追いかけっこをしながら色んな広告に顔を出す手法でした。 最近だと(テレ朝限定でしたが)SMEの奥田民生のCMにひっかけて5社くらいの広告を入れたものがありました。 これらを牽引していたのは有名な「タグボート」という制作チームで、広告業界では知らぬもののないチームです(詳細は省略します)。 多分に彼らが元々複数のアカウントを抱えていたために実現したと言えるのではないかと思います。 そもそも各企業で商品発売時期やコンセプト、広告戦略が異なりますから、それをまとめ上げる作業は普通では不可能です。これをクリアするにはどうしてもキーとなる「人物」が必要なのではないかと思います。つまり各社のマーケティングのトップに信頼があって、ざっくばらんな話が出来、しかもメリットを提示できる人物です。 WILLの敗因はやはり商品だけが同じプロジェクトで、広告戦略がいまいち統一できなかったあたりだと思います。

nao482
質問者

お礼

 大変勉強になりました。有難う御座います。  そもそもWILLが代理店主導ではなかったという事に少し驚きました。そして…やっぱり失敗だったんですね。  同じイメージを共有すれば露出も増え、接触回数も増えるであろうという単純な発想から(自分で挙げた様にその接触の増加による恩恵をどのように配分するかと言う問題は大きいでしょう)この種の広告はもっと多くてもいいのではないか…と思ったりするんですが。やはりネックはキーパーソンでしょうか…。

その他の回答 (2)

回答No.3

正式名称か否か分りませんが、異業種交流ブランドと聞いたことがあります。 最近は異業種交流が盛んになっています。大企業に限らず中小ベンチャーの間でも、技術の相互補完やチャネル開拓などの目的で異業種による提携が行われています。 Willは、トヨタ・近ツー・コクヨなどの企業が統一ブランドとコンセプトを開発し、各企業がそれに合致した商品開発をするはずでしたが…実際にはどうだったのでしょう。 問題点としては、結局のところ統一性がなかったことやコンセプトがしっかりしていなかったこと、セグメント化が出来なかったなどがあるかと思います。 いずれ今後は異業種による交流は進むと考えられます。ただ、企業間にとってはメリットがあっても、一般消費者にとってはまだまだ浸透しないのかもしれませんね。手法しだいかもしれませんが…。

回答No.2

正式名称は知りません… WILL敗退の理由は、蓋を開けたら思ったほど効果がなかったからということでしょう。 隙のない完璧なブランディングによって生み出され(たものと思われる)、その上トヨタはじめそうそうたるクライアントを従えて始まったプロジェクトでしたが、思ったほどにヒットせず、出す製品はどれもこれも泣かず飛ばず。 当初はWILLと付けりゃどんなものでも飛ぶように売れるというウハウハ状態を目論んでいたのでしょうが、実際蓋を開けたらそうではなかった… では止めよ、となったのではないかと。 >日本の広告代理店は必ずしも一業種一社制ではないので性質上一業種一社しか参加できない(しない)この種のプロジェクトは参加しない企業に反発されるので成立しにくい事や負担する広告費の割合を決めづらい事等を予想しているのですが…。 まあ、WILLの場合は、一業種一社制は関係ないでしょう。WILLに入れなかった企業がうらやむ…といのは、それこそWILLが大ヒットしてからだと思いますね。 広告も、WILLに関しては各企業毎に出稿していましたよね。いわゆる相乗り広告という形式ではなかったようですが… 下の回答者の方もちょっとかかれていますが、協賛広告というのは、大抵媒体の枠を保有している代理店が自分の持っているクライアント各社に働きかけて成立するものです。 目的は、やはり話題をとるとか目立つことですよね。 で、WILLが駄目だった理由… WILLって何なの?ていう感じで、謎が多かったことでしょうか。私の周囲でも、WILLって何?という声は多く聞かれました。 結局、何だか分からないから理解しようがない。理解できないものには好感が持てない。 隙のないマーケティングのプロより、日本のふつーの若い子達のほうが一枚上手だった…ということでしょうか。

nao482
質問者

お礼

有難う御座います。勉強になります。 正式名称を制定する所までも行ってない、という事なんでしょうか…? 各企業ごとの出稿だった…という事は計画自体がばらばらに行われていた、という事を意味するんでしょうか?それとも単に相乗りではない、という意味で計画自体は統制を取って行っていたのでしょうか?ご存知でしたら補足を頂けると幸いです。 もう一つ、こういった新型の広告手法は大体アメリカ等に前例があるのではないかなどと思ってしまうのですがもし成功例などあったら教えていただけると…(他の方でも構いません。書いてる内に新しい考えが…)。

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