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なぜ朝日は左、産経は右なの?
戦前は朝日新聞も軍国主義一色のプロパガンダ紙だったんですよね? どういう経緯で朝日は左、産経は右になったのか裏話的なことでもいいので教えてください。
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昭和20年9/18 GHQは「言論および新聞の自由に関する覚書」に違反したとして、朝日新聞社の業務停止を命令。朝日新聞は翌日と翌々日、休刊を余儀なくされました。 こうしたGHQの強硬策で朝日のみならず、多くの新聞はGHQにおもねるように戦時中の編集幹部をパージ、その後、GHQの公職追放は言論人も対象になり、そうした経緯からもかつての編集幹部は既存の新聞社から一掃されます。 とはいっても昭和20年代、そうですね昭和30年代あたりまでは朝日の紙面もいまほど左バネが効いてません。 はっきりいつ、という転換点はありませんが昭和40年代ぐらいよりいまのような紙面です。 ちょうど公害問題で地方自治体がバタバタと左翼首長に変わっていった時期ですし、時流の波に乗っかったのではないでしょうか? このぐらいからの朝日は記事にバイアスがかかっている場合が多分にあるので、古い事件を調べる時は毎日、読売を使うようにしています。 産経は昭和30年代より経営難から財界の支援を受け、経営陣に財界首脳が入り込むようになってより右です。
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- MIMOLI
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戦争翼賛に対する反省から、朝日、毎日、読売などの大手全国紙が権力に対する追及も辞さない姿勢を示す中で、財界からは、「保守系新聞」の要望があったようだ。1958年、経営危機にあえぐ産経新聞の支援要請を受けた住友銀行の堀田庄三は、池田勇人大蔵大臣を支援する「二黒会」のメンバーであり、そのメンバーには、桜田武(日清紡社長)、永野重雄(富士製鉄社長)、水野成夫(国策パルプ社長、フジテレビ社長)らがいた。彼らは財界の半公然組織、「マスコミ対策委員会」の中心メンバーだった。そして、この中から水野が社長に選ばれる。フジテレビと文化放送の社長だった水野が、全国紙となった産経新聞を手中にすることで、テレビ、ラジオ、新聞が連携した巨大メディアの一つを、財界の御用メディアにすることが期待されたのである。つまり、“体制寄り”だと批判されても、それが歴史なのでしょうがないのだ。
お礼
産経の歴史的経緯がよく分かりました。 ありがとうございました。
- yuhkoh
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某有名掲示板で見つけましたから、ご参考までに(一部編集) 「朝日が日露戦争をマンセーした事をもって保守化したとか言ってる奴がいるが、日本の思想対立の構造が分かってないな。日本の対立構造は 親大陸派=親アジア主義、親儒教、親社会主義、親官僚制(=中央集権) 親全体主義、親人治主義 と、 親英米派=親国際主義、親資本主義、親封建制(=地方分権)、親自由主義、親立憲主義 なんだよ。 親大陸派は天皇制を認めるかどうかで国家社会主義(親ドイツ)か共産主義(親ソ連)に分かれ、親英米派は伝統の重視の度合いで保守主義と自由主義に分かれる。今風の言葉で言えば、反米保守は親大陸派で、親米保守は昔ながらの親英米派なんだよ。 両者は戦後、反共産主義という一点で手を組んだ訳だが、元々は水と油。共産主義が崩壊した90年代以降、元の親大陸派vs親英米派の構図に戻っただけの話。戦前の革新官僚や軍部の中に国家社会主義者に偽装した共産主義者が沢山いたってのは有名な話で、この両者は天皇の扱いを除いては対立点はないから、転向は簡単。西部邁、小林よしのりも何度も転向してるでしょ。 でも、親大陸派は絶対に親英米派にはなれない。逆もしかり。根本の思想が違う。で、日露戦争の評価について言えば、「白人に対する被支配者有色人種の勝利」と言う点を重視するのが親大陸派の特徴で、英米日の文明国が専制的(=アジア的)なツァーリのロシアに勝利したと言う点を重視するのが親英米派の特徴。当時の人々はどう思っていたかと言うと、圧倒的に後者が多いだろね。当時の一般の日本人は文明の度合いを肌の色よりも重視した。このように考えると、朝日が日露戦争を賛美したのは何の不思議も無い。国家社会主義と共産主義の間は容易に転向できる。 そのうち、大東亜戦争の「白人支配からの解放」という面について賞賛する日も近いだろうね。そして孫文のアジア主義の訴えだが、中国は伝統的に日本と英米との離間を企てるのに熱心で、孫文は日英同盟にも強硬に反対していた。今の中国の日米同盟反対と同じだな。これに東洋の王道だなんて感動してる奴は馬鹿としか言いようが無い。」
お礼
回答ありがとうございます。右、左という単純な分け方より親大陸、親米英は真実に近い感じがしますね。 ありがとうございました。
- M0FUM0FU
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戦時中 朝日「とりあえず軍靴を舐めていれば部数増進。経営安泰。帝国万歳!皇軍万歳!」 ↓ 敗戦 朝日「負けてしまった。適当なことを書いていた責任を取らされる…。そうだ!軍に強制されていたことにしよう。いやされていたんだ!そうに違いない!これからはGHQ様に御すがりせねば。」 ↓ 冷戦前夜 朝日「GHQ様が自衛隊を発足させる!?それでは我々に嘘の記事を書かせていた帝国軍の再来ではないか!やはりこれからは労働者のための楽園である社会主義を米国の手先になり、かつての道を辿らんとする日本人に啓蒙せねば!」 ↓ 冷戦 朝日「北の楽園。東の核は綺麗な核。うふふー」 ↓ ソ連崩壊 朝日「!?」 ↓ 拉致被害者帰国 朝日「あわわわわ」 ↓ 現在 朝日「・・・誰か助けて」 ↓ そして伝説へ こんなイメージw 本当に強制されてたのかもしれないけど、楽しんで書いていたような読後感を感じた。 実は大正時代には当局にマークされるほど急進的な新聞だったが、白虹事件を境に権威主義的な性質を強めていったそうな。 産経に関してはたしか1の方が正しかったと思います。
お礼
ありがとうございます。とっても分かりやすいフローですね。 これからの朝日の動向が楽しみですね♪
- hikokurow
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戦後GHQにヘコヘコと擦り寄ったのがそもそもです。
お礼
朝日がGHQへ擦り寄ったわけですよね?! では現在のように中国・北朝鮮へ擦り寄るきっかけはなんだったんでしょうね?
- yuhkoh
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産経新聞の論調は世界的に見れば「中道左派」です。日本のマスコミが左に傾きすぎているので、産経新聞でも「右」に見えるだけです
お礼
では朝日は極左の部類ですね(笑) ありがとうございます。
- Tsan
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朝日がなぜ赤になったか知りませんが、産経は戦後、日本を共産国家にしようという勢力が台頭してきたときにこれはヤバいぞということで反共のために作られたそうです。そのために右よりなのでしょう。
お礼
産経は戦後からなんですね。知らなかった。ありがとうございます。
お礼
パージの対象となった編集幹部はどういう記事でGHQの怒りを買ったんでしょうか? GHQは戦前の軍国主義を払拭しつつ共産主義は排除しなければならない立場ですよね?