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ボルン・インフェルトの非線形電磁気学

マックスウェルの電磁気学は一般に言われているほど完璧なものではないのではないかという印象を持っています。かってマックスウェルの電磁気学を変更する試みとしてボルン・インフェルトの非線形電磁気学がありましたが、その後忘れ去られていました。しかしなんと、そのボルン・インフェルトの非線形電磁気学が最近の超弦理論の中で復活してきたのです。ボルン・インフェルトの非線形電磁気学はどのようにして考えられ、なぜ忘れ去られ、なぜ最近になって復活してきたのでしょうか。

みんなの回答

  • boson
  • ベストアンサー率59% (44/74)
回答No.3

ANo.1の追加です。 「マクスウェル理論の基礎」太田浩一著 東京大学出版会 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4130626043 p.147~149にも紹介があります。 ひも理論との絡みでは参考文献が一つだけあげられていましたが これがオリジナルなのかは不明です。

grothendieck
質問者

お礼

御回答ありがとうございます。お礼が遅くなって申し訳ございませんでした。Fradkinらによって復活されたボルン・インフェルトの理論は元の理論とは目的が異なると思いますが弦理論にとって基本的なものなのでしょうか。

  • mathsan
  • ベストアンサー率50% (3/6)
回答No.2

以前、何かの本で、当初、強い力の相互作用を説明する目的で、 超弦理論ができた話を目にしたことがありました。 強い力と電磁気力の関係をよりよく説明できる方がどちらかと言う観点から考えることはできないでしょうか。 他にモノポール・タキオンの存在についても何か関連がないかと疑問に思いました。 不十分な回答なので、迷惑になればお許しください。

grothendieck
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。お礼が遅くなって申し訳ございませんでした。Dブレーンの理論にBorn-Infeld作用が入ってくるのは強い相互作用を取り入れるためよりは重力相互作用を取り入れるためではないでしょうか。ブレーン上の計量をGijとすると張力を表わす作用は  S = -Tp∫dσ√-detGij ですが、双対性を用いてゲージ場の寄与を決めると張力は  S = -Tp∫dσ√-det(Gij+Fij) というBorn-Infeld作用が得られます。したがって直接強い力と電磁気力の関係を説明するためではないと思います。

  • boson
  • ベストアンサー率59% (44/74)
回答No.1

>なぜ最近になって復活してきた のかについては書かれていませんが、 >どのようにして考えられ、なぜ忘れ去られ たかについては、ジャクソンの電磁気学上巻p.12~18 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4842703059/ の序論I.3「線形重ね合わせ」の節に記述があります。

grothendieck
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。ジャクソンの電磁気学は他の本に書いてないようなことまで書いてあって良い本だと思います。これが復活したとは驚きです。泉下のボルンとインフェルトは「これまで見向きもしなかったくせに。現金なものだ。」と言っているかもしれません。

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