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お墓にお供えするお花について

yuhkohの回答

  • yuhkoh
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回答No.3

 僧籍を持つもので、いけばな関係の仕事をしているものからお答えします(ちなみに仏式を前提とします)  まず、棘のある花(ボケ・アザミ・バラ)・毒草(トリカブト・アセビ・スズラン)・匂いのきつい花・色のけばけばしい花は追悼の花にはふさわしくありません。根のついた花は自然のままなので、陰陽の理が乏しいため「人をもてなす」ための生花(せいか)としては芸術性に欠けます。  ただし、毒草ですが「シキミ」は古くから「悪しきみ」を語源とし、その臭いで邪悪を防ぐとされ死者に飾ります。また日本仏教ではインドで用いられた青蓮の代わりとしてシキミを仏花に用います。また仏前にお供えする水は、仏の口と足を洗い、香水のように香りの身に付けるので、シキミを浸した水をお供えするのも良いでしょう。  蓮は仏教では汚い泥(煩悩にまみれた世界の象徴)からそれに汚れない美しい花を咲かせるところから「悟り」を象徴する最上の花ですが、お墓に飾るのは難しいですね。蓮を用いるときは葉の上にお供え物を載せてお祀りするといいでしょう。また蓮の字の入る花(モクレン・オオヤマレンゲ)も、いけばなでは追弔の花として用います。  柳(シダレヤナギ・ネコヤナギ・ギョリュウ)は支那では邪鬼を払う木とされ、日本でも古くは魔除けとして墓地に飾られました(その根拠が忘れられて、柳に幽霊という誤った認識が広まっていますが…)。  コウヤマキは丈夫で長持ちし、また高野山に由来するため仏花に用います。  菊は支那では四君子の花(蘭、梅、竹、菊)のひとつで吉祥の花であり、臭いもきつくなく可憐なので冥福を祈る点でも最適でしょう。花の高さの順は白・黄・赤になるように飾ってください。そうすれば白・青(葉の色)・黄・赤・黒(水の色)の五色(仏教で宇宙を象徴する色)が調和します。  お供え物は故人がたとえ好物であったとしても、三厭(さんえん)・五薫(ごくん)、つまり魚・鳥・獣とネギ・ニラ・ニンニク・ラッキョウ・ハジカミといった臭いのする野菜は供えないようにしてください。すでに故人は仏教修行者ですから、これらの食べ物は修行者にふさわしくありません(いうなれば糖尿の人に、好物だからといって甘いものを食べさせることが良いことではないように)  旬の生野菜・餅菓子・砂糖菓子・豆類・乾物・海草類の山海の物を供物とします。そして死者は香りを食べるともされるので、香りの良いお香は特に供養に最適です。  お供えした食べ物には二通りの考えがあります。ひとつは野山に置いたり、土に埋めたり、川や池、海に沈めて虫獣鳥魚や、人間の目に見えない天人や竜神・荒神・地神・氏神などの神々、さらには餓鬼と呼ばれる迷える死者に施すという考え方。この場合は周囲の迷惑や環境に配慮して行ってください。もうひとつはお供えした物を、今度は故人からのお下がりとして遺族が食べ、そうすることにより故人の力を等しくいただくという二通りの考えがありますので、状況に応じた方法をとってください。お供えをお墓に置きっぱなしにすると、カラスや猫などで墓地が荒らされるかもしれないので、そのままにはしないようにしてください。

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