太平洋戦争、沖縄陥落後の日本軍の最終防衛ラインは？

質問

１９４５年６月に沖縄本土が占領された後の、日本軍の南の最終防衛線は何処だったのか教えてください。
摩文仁島まで撤退したとありましたが、そこが防衛戦だったのでしょうか。

回答No.3

tachan28goo · ベストアンサー

島国の日本で制空権も制海権も失った時点で防衛（戦?）線がどこかという問題は軍事的にはあまり意味を持たないと思いますが・・・（１９４５年３月の東京大空襲では１０万人以上の死者が出ています）。

　ご質問の沖縄戦終了後（1945/6）の沖縄以北・九州以南の日本軍の基地（陣地）ということなら、奄美群島の加計呂麻島（カケロマジマ）に海軍特別攻撃隊（震洋艇による特攻隊）の基地がありました。
　小説『死の棘』の著者でもある島尾敏雄はその震洋隊の隊長で１９４５年８月１３日に「出撃用意」の命令を受け待機しますが出撃の命令がないまま終戦を迎えます。奄美大島の武装解除は終戦後の９月になっています。ちなみに奄美群島は沖縄と同様に米国軍政下におかれますが、昭和２８年１２月に沖縄より早く日本へ復帰しています。

　島尾敏雄の著書『出発は遂に訪れず』、『魚雷艇学生』等の著書にそのへんの事情が記されています。また婦人である島尾ミホ著『海辺の生と死』には８月１３日の夜のことが記されています。

　蛇足ですが・・・米軍（連合国軍）が沖縄を占領した時点で米軍の目標は首都東京ですから九州への上陸作戦というのは机上の作戦ではあっても実際にはまず行われないでしょう。絨毯爆撃後に関東への上陸ということになるでしょうが、沖縄という小さな島を攻略するために米軍は５０万の兵力を投入し１万人以上の戦死者がでています（日本側は２０万人余で半数以上は沖縄の民間人）。
　日本本土への上陸作戦ということになれば、最終的にはゲリラ戦になりその投入兵力、戦死者は相当規模のものになるでしょう。そこで原爆が使用されたというこになります。
　私は決して米軍の原爆使用を是とするものではありません。東京大空襲、沖縄での地上戦、広島・長崎の原爆の投下等非戦闘員の無差別殺戮はやはり許されないものだと思います。

　島尾作品を読んでいると、軍事的には全く無価値な加計呂麻島でも米軍の上陸を覚悟した島の人達が集団自決を覚悟する場面が出てきます。　地上戦になった場合、沖縄の悲劇が日本各地で起きていたでしょう。

参考URL：

http://www.city.naze.kagoshima.jp/shimao/nenpuamami.htm

回答No.4

eria77

＞知覧の特攻基地しかわかりませんでした。
それと鹿屋、新田原の基地が特攻の基地です。

＞最終防衛線は何処だったのか
陸軍はあくまで本土決戦です。

相模湾、鹿島灘や九十九里浜に上陸を想定した陸軍配置図はまだ残っています。
（あきれて物も言えません）

甲標的や、○レ艇など、考えは素晴らしいでしょうが、狙い打ちが関の山でしょう。

ちなみに、人間ロケット「桜花」の米軍コードは、「ＢＡＫＡ」です。
１式陸攻に吊るされたまま、打ち落とされるのが殆どでした。

回答No.2

SCNK

南九州です。ただし南方にも日本軍の部隊はかなり残留していましたので、それらも戦闘を継続したでしょう。

米軍もオリンピック作戦で南九州に上陸することを計画しており、ほぼその作戦を日本軍も予測していました。

いずれ南九州も陥落すれば、次は南関東に対するコロネット作戦が発動されたでしょう。それを突破されれば日本軍は信州に後退する計画でした。一部の部隊と大本営は後退できたかもしれませんが、おそらく機動力を失った部隊がほとんどで、相模湾と九十九里浜から上陸した連合軍が北関東を目標に包囲を完結し、そこで多くの部隊が玉砕したと思われます。

回答No.1

syosyosyo

まず、沖縄本土という言い方はしません。
沖縄本島です。
摩文仁島というのもありません。
摩文仁は、沖縄本島南部の地域名です。

１９４５年６月には、沖縄守備隊の牛島中将が自決し、沖縄における日本軍の組織的戦闘は終了しました。
最終防衛線というのが何を意味するのかよくわかりませんが、少なくともこの時点で沖縄ではないでしょう。
鹿児島か、あるいは、台湾がまだ無事でしたから、そこかもしれません。

お礼

摩文仁というのは地名だったのですね。
ありがとうございます。

補足

質問の仕方が曖昧でしたね。
私は防衛戦がしっかりと確立しているものと思っていましたが、どうやらこの６月の時点で、もうそれどころではなかったようですね。

質問を、
沖縄以北、南九州以南で、日本軍の基地、陣営などがあった場所、島名が判れば教えていただきたいといたします。
私が調べた限りでは、知覧の特攻基地しかわかりませんでした。