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胸式 vs 腹式呼吸
大雑把に言うと、胸式は胸腔の幅を広げて、腹式は胸腔を縦に広げる、と理解しています。 普段の一回呼吸量で言えば、腹式呼吸時のほうが多く、効率が良いように思うのですが、肺活量で言うとあまり変わらない(むしろ腹式のほうが少ない?)気がします。 どうなのでしょうか。
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こんにちは。 おおざっぱな方は、まあそんな所でしょう。 細かい事を言えば、幅というよりも断面積が広がります。 つまり横幅だけじゃなくて前後幅も広がるので。 一回の吸気量は普通は胸式呼吸の方が大きくなります。 ですので、むしろ・・・はその通りです。 ではなぜ腹式呼吸が云々されるのか、ですが、目的によって大きく二つに分けられます。 ●歌や吹奏楽器など、息のコントロールは腹式呼吸の方が簡単です。 胸郭を目一杯使う胸式呼吸では、呼吸を制御する筋肉に余力がなく、制御し切れず、喉を締めて呼気を調整する事になり、肺の内圧が上昇し、肺を傷めます。 ●健康にいいというやつですが、横隔膜が下に下がる事で腹腔内臓器が圧迫され、血液が押し出されます。 横隔膜があがった時には、逆に血液が各臓器に流れ込みます。 この繰り返しで腹腔内臓器の血の巡りがよくなり、臓器の性能が十分生かされます。 この作用は、第二の心臓とまで言われている程効果が大きいです。
お礼
とてもわかりやすい説明です! 腹式呼吸云々の理由も、なるほど納得。 ありがとうございました。