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井伏鱒二の「山椒魚」の背景などについて

NHK高校講座「現代文」の第73~76回で井伏鱒二の「山椒魚」を解説しているのですが、この短編小説に登場する動物たちがどのような人間を比喩しているのか、また小説がどのような状況を表現しようとしているのか全く理解できません。時代的な背景もあるのかもしれません。 教えていただきたいのは2点です。 1 この小説に登場する「山椒魚」、「めだか」、「小エビ」、「みずすまし」、「蛙」は具体的にどのような人間(達)のことを比喩しているのでしょうか? 2 小説の冒頭で、「山椒魚は悲しんだ。彼は彼のすみかである岩屋から外へ出てみようとしたのであるが、頭が出口につかえて外に出ることができなかったのである。」とは、具体的にどのような状況を比喩しているのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

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  • ok1616ok
  • ベストアンサー率52% (21/40)
回答No.1

私はこの物語が好きです。悲しくて愛すべき者たちが出てきます。 2 山椒魚は山あいの人里離れた水の澄んだ静かな洞窟に小魚を食べて生息していましたが、ちょっと油断している隙に身体が成長し過ぎて穴から出られなくなりました。滑稽ですよね。誰のせいでもない、うかうかしてた自分が悪かったのです。彼もその事をよく理解していて、なおさら悔しいのです。仲間もなく孤独で、自由な小動物が羨ましくて、意地悪してしまうのです。  1 そこへ蛙がやってきました。山椒魚は意地悪をして、自分の身体で穴をふさぎ蛙を閉じ込めます。運命共同体です。蛙もなんとか足掻いて助かろうとしますが、遂には痩せ衰えて死んでいきます。忌の際に蛙が言います。君のこと、そんなに嫌いじゃなかったよ、と。さあ、山椒魚は泣くしかないよね。 井伏鱒二は気候も温暖な中国地方の出身で大した苦労もしなかった人という印象です。少し甘いとも言えますが、優しい世界観を描きました。 回答にはなってなくてすみません。

5555www
質問者

お礼

ありがとうございました。 私はこの物語が好きです。……気になる小説ですね。 「悲しくて愛すべき者たち」なのですね。この視点でもう一度読み直してみます。 少し甘いとも言えますが、優しい世界観を描きました。……私は井伏鱒二のことは、この小説以外は全く知りません。童話だと思って読めばよいのかもしれませんね。

その他の回答 (2)

回答No.3

私も高校時代「山椒魚」やりましたよ。 人間の比喩とか全く考えたことが無いし、「人間の比喩」とかは読み手の解釈のひとつなので、こだわる必要は無いと思います。 当時私は授業中ノートに絵を描いていたのですが、先生に見つかってしまい黒板に描く羽目になったことがあります。 確か添付画像のようなモノを⋯ 「絵にすると分かり易いな」と言われましたが、とんだ羞恥プレイでした。

5555www
質問者

お礼

ありがとうございました。 素晴らしい絵ですね。困った山椒魚が良く描かれていると思います。 私も高校時代の教科書だったか、大学時代に読んだのか、……。 今回、自学している講座に出て来たので、この疑問を解決したいと思い質問させていただきました。 「人間の比喩」とかは読み手の解釈のひとつなので、こだわる必要は無いと思います。……こだわっているわけではないのですが、もし「比喩」が込められているのであれば、それが知りたいと思った次第です。

  • Sakura2568
  • ベストアンサー率42% (2036/4835)
回答No.2

人間の比喩なのかしら? 彼は晩年、サンショウウオがかわいそうだ 何故出してあげなかったんだろうといったとか とても優しい方なのがわかります わざわざ人間に当てはめて考えるのは読者の自由ですけど 作品から何を感じるかもそれぞれなのですよ。 井伏鱒二氏がサンショウウオをサンショウウオとして考えているから出られないことを嘆いた。 これが人間の比喩なら解決法を探ったことでしよう。でもサンショウウオはサンショウウオのままなのよ。 あなたがこれからの人生を通してこの作品を他の登場する者たちをどう感じるかが変わってくると思います。 正解が何かを見るのではなく読む時どきで何を感じ取り何を連想できるがか読書の醍醐味ってもんよ。 解説だとか比喩だとか無粋なことはしなさんな

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