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日本語の主語について

今、日本語教師の勉強しています。 「わたしは 時間が ありません」 「わたしは 仕事が 終わりません」 「彼から 連絡が ない」 この文の主語は 時間と、仕事、連絡でしょうか?? どなたかご教授いただけませんでしょうか<m(__)m>

みんなの回答

  • kzsIV
  • ベストアンサー率53% (238/446)
回答No.5

日本語は、時の流れに従って、前から後へと(縦書きイメージでは、上から下へと)呼応する、「係り」「承(う)け」の文法です。そのためには、品詞以前に自立語を 体言 (名詞)  用言 (動詞・形容詞) に分けます。 係り・承け と 体言・用言の組み合わせは4通り        係り 承け    体言・連体→体言      体言・連用→用言    用言・連体→体言    用言・連用→用言 体言連用──────────┐ 私は───(仕事が───終わりません)   体言連用───用言丁寧否定 「仕事(体言)+が」の体言(名詞)は承ける用言(状態=形容詞・自動詞)(動作=他動詞)の主格(Nominative)に相当します。「が」は論理の同値・数理の合同(≡)に相当します。  「私は 仕事が終わりません」は 「私は 終わらないのが仕事です」と同意。  「は」は論理的「対偶」(Contraposition)が成立します。  「私は 仕事が終わりません」は 「仕事が終わるのは、私ではありません」と同意。 「仕事」でないことを「食事」で代表させると  仕事が終わる=食事が終わらない 仕事が終わらない=食事が終わる   となります。 ところが 「時間が ありません。」 「連絡が 無い」 のような、存在・非存在表現の場合には 時間がありません=時間以外があります 時間以外があります=時間がありません 連絡が無い=連絡以外がある 連絡以外がある=連絡が無い これがハムレットの悩み   To be OR not to be. That is ?....... 日本語の「が」「は」「も」は論理演算子です。 そして、… 言語にとって「真(存在)」とは何か??? 「わたしは 日本語が わかる」 基本形は 「日本語の わかる わたし」 です。これはかなり置き換えが可能です。 「わたしの わかる 日本語」 特殊な文脈でなら、 「わたしの 日本語の わかる」-人は、いますか? つまり、「わたし」「日本語」「わかる」の3単語を「命題」としてとらえ 論理的に  「わたし かつ 日本語 かつ わかる」 の3項命題を「真」とすれば 「~~は ~~が ~~」ね はすべて正しいとすることができます。 わたしは 日本語が わかります。 わたしは わかるのが 日本語です。 日本語は わたしが わかります。 日本語は わかるのが わたしです。 わかるのは わたしが 日本語です。 わかるのは 日本語が わたしです。 「日本語」人ならば、それぞれどんな状況で発話されたか説明できると思います。もちろん、それぞれの文を英訳するとき、どの語を主語とやらにするかはわからなくても。

mochimochi0501
質問者

お礼

kzsIV様 論理的に詳しく教えてくださって、本当にありがとうございます! 日本語って本当に難しいですね! 書いてくださった内容をよく読んで考えてみます。 とてもいい内容をありがとうございました。 ご回答にお時間をいただき、感謝申し上げます。

  • marisuka
  • ベストアンサー率38% (659/1691)
回答No.4

>「わたしは 日本語が わかる」 >この場合主題も主語も「わたし」でしょうか。 >「日本語」は目的語ですか? 述語が希望と可能の意味を含む場合、目的語は「を」ではなく「が」で示されます。 ・リンゴを食べる → リンゴが食べたい ・水泳をする   → 水泳ができる で、食べたいのは誰か。できるのは誰か。わかるのは誰か。その誰かが主語です。 主題はどの文にもあるとは限りませんが、 「わたしは 日本語が わかる」であれば、主語も主題も「わたしは」です。 この文では主格を表す格助詞の「が」は副助詞「は」の下に隠れてしまったととらえればわかりやすいと思います。副助詞「は」は自己主張が強いので、格助詞の「が」「を」などを隠してしまうことが多いのです。「私は その件は 知らなかった。」 日本語教師の勉強は、講義を聞く形式ですか?ならばその先生に聞くほうが詳しいと思いますよ。教本で自学なら、またここで聞くのもありだと思いますが。がんばってください。

mochimochi0501
質問者

お礼

marisuka様 詳しく教えてくださって、ありがとうございます。 お金と時間がないので、独学で勉強しています。 本はたくさん買いましたが、わからないことが 多くありまして…。 本当に助かりました。ご回答にお時間をいただきありがとうございました。<m(__)m>

  • head1192
  • ベストアンサー率20% (161/785)
回答No.3

上の二文は文章自体が間違っている。 友人同士のカジュアルな場でしか通用しない。 以下の文と比較のこと。 「わたしには 時間が ありません」 「わたしは (期限までに)仕事を 終わらせることができません」 三文目の主語は「連絡が」である。 「彼が連絡をしない」なら「彼が」である。

mochimochi0501
質問者

お礼

head1192様 ご説明いただき、本当にありがとうございます。 ご記載いただきました内容ををもとに、自分でもう一度よく 考えます。 ご回答にお時間をいただき、ありがとうございました。

  • OK1723TRD
  • ベストアンサー率38% (18/47)
回答No.2

主語/述語という区分は屈折語である英語などの概念で、文型が文法により固定しています。 膠着語である日本語は述語主体の文で主語があるのは特殊な文です。 「わたしは 時間が ありません」 「わたしは 仕事が 終わりません」 は、いわゆる「象は鼻が長い」などと同じ「~は~が」文で、単純な主語はありません。この「は」は特殊性の認識を表す副助詞、「が」は個別性の認識を表す格助詞で、特殊/個別の立体的な認識を表す日本語独自の文型です。 「彼から 連絡が ない」 は単純な否定文で、「連絡」は否定対象です。 綺麗な花だなあ。 さあ、行こう。 など主語のない文はいくらもあります。 屈折語、膠着語、孤立語という言語類型の相違を理解しておきましょう。 三浦つとむ『日本語はどういう言語か』(講談社学術文庫) などを参照下さい。■

mochimochi0501
質問者

お礼

OK1723TRD様 ご説明いただき、ありがとうございます。 日本語を勉強しはじめて、主語、述語英語と全然違うなぁと 疑問だらけです。教えていただいた本を読んでみたいと思います。ご教授いただきありがとうございました<m(__)m>

  • marisuka
  • ベストアンサー率38% (659/1691)
回答No.1

 日本語教師の勉強用の本に「主語」「述語」が出てきますか? たぶんないでしょう。国語教育の文法(学校文法)と日本語教育の文法は、かなり違います。「この文の主語は…」なんて教えませんよ。  国語教育、学校文法で言えば、文の最後の文節が述語です。そしてその述語の正体・本体が主語です。  第一文では「ありません」が述語。ないのは時間なので、「時間」が主語。  では「わたしは」は何かと言えば、学校文法には出てきませんが、主題です。「今から〇〇についての話をしますよ」と宣言しているのです。「は」が付いている名詞が必ずしも主語とは限りません。とりたて だったり 強調 だったりです。たまたま主語を強調する場合もありますが。 「私は 東京は 最近は 行っては いないなぁ」ほらね。 第二、第三文についても同じです。  いちど本屋で日本語教育用の教科書を立ち読みしてみてください。文法用語は単語の呼び方くらいしか出てきません。  それでも日本語の構造について知っておくのは大切です。「は」と「が」について勉強しておいてください。

mochimochi0501
質問者

お礼

詳しく教えてくださって、ありがとうございます! 日本語文法の英語の説明に、subject, object,predicateなどの 記載があったので、外国人向けの説明でも必要かと思っていました。主題と主語の違いですね!!いろいろ調べてわかりました。この度はご回答にお時間をいただきありがとうございました。<m(__)m>

mochimochi0501
質問者

補足

もう一つだけ 教えていただけませんでしょうか。 「わたしは 日本語が わかる」 この場合主題も主語も「わたし」でしょうか。 「日本語」は目的語ですか??

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