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中古マンションを買う際の注意点を教えて下さい
築40年の中古マンションの購入を検討しています。 どんな点に注意したらよろしいでしょうか? (できれば、たくさん教えて下さい) 検討しているのは、リフォームされ、1年空き家、売り主は業者さんです。 一つ、気になるのは 給排水管が交換されずに、そのままだった場合、 フローリングの張替は終わっていますが、 業者さんに配管の交換をしてもらう事は可能ですか? また、通常は何十年で配管の交換をするものなのでしょうか? その配管とは、給水・給湯・排水・ガス管(専用部分) の他にありますか?
専門家の回答 ( 1 )
- 専門家佐藤 直子(@n-space) 建築士
中古マンションで大切なのは、マンションの管理が適切に行われているか、につきます。そして1981年以降の竣工であるかです。 1981年に新耐震設計が導入されていますので構造的な強度に対して安心です。(築40年であればそこはクリアです) 築10年~15年で1回目の大規模修繕が行われているはずです。築40年であれば2回目の大規模修繕が済んでいるはず。通常3回目の大規模修繕では共有部分の縦配管(上水・下水など)を交換したり、ライニング(配管の延命)したりします。そのために大切なのが修繕積立金です。それはマンションについている貯金と同じです。 その貯金のあるなしで、今後一時金を支払って修繕する、修繕積立金の値上げなどになることもあるのです。 築40年ですと、排水部分の段差がある場合も多く、二重床になっていない、天井の懐がないということもあり、上階の音にも注意が必要です。床材の規制(LL40など)はあるはずですが、無視してリノベされていると気になるかもしれません。 先に不動産屋さん(?)が化粧直しをしちゃってますが、壁式構造でなければもっと自由なリノベはできます。化粧直しをした分価格に上乗せれているはずで、本当は何も手を入れないままの状態で、自由にリノベした方が気に入ったものになるとは思います。 床上の配管は区分所有者の責任で交換となりますが、水廻りを移動させるなどのリノベをしない限り、既設のまま使われていると考えていいでしょう。住設とPS(パイプシャフト)の位置関係によっては床を貼り換えなければならず、価格に上乗せになるのではと思います。 次回のマンションの修繕計画に竪管の交換やメンテがある場合、その時に合わせるというのも手です。
佐藤 直子(@n-space) プロフィール
一級建築設計事務所を開設しています。住まいに関しては、安全で安心、居心地の良さのほか、動線・収納計画や美しいインテリア、コスパの良さなど、様々なご提案をいたしております。店舗や賃貸物件などでは事業計画...
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お礼
ご回答ありがとうございます。 詳しいご説明に感謝致します。 自分では理解できない点もあるので 仲介する不動産屋さんに確認するしかないです。 でも、聞くポイントもわかり助かりました。 ありがとうございました。