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ネイピアと対数
ネイピアが最初に考えた対数の底は、0.9999999だったそうですが、なぜこのような特殊な値にしたのでしょうか?
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ネイピアが考えていたのは0度1分から89度59分までの角度θに対してx=sinθ*10^7(これは0<x<10^7を満たす)を求め、それに対応するy=log[0.9999999](x/10^7)を求めるというものでした。 対数の底が1よりわずかに小さいとき、xの値が増加するときyの値は減少していきますが、その減少の度合いは非常に緩やかになります。つまりyの値をかなり正確に表現できることになります。 y=log[0.9999999](x/10^7) x/10^7=(1-10^(-7))^y x/10^7=((1-10^(-7))^10^7)^(y/10^7) ここで10^7を無限大とすれば(n→∞のとき(1-1/n)^n→1/e) x/10^7=(1/e)^(y/10^7) y/10^7=log[1/e](x/10^7) となります。
お礼
1より僅かに小さくすることで誤差を少なくしようとしたのですね。 解答ありがとうございます😊