鍛造とは?結晶粒の変化について教えてください

このQ&Aのポイント
  • 鍛造は、物質を加熱して加工する方法の一つです。具体的には、SUS304を1200℃に加熱して鍛造すると、鍛造前と比較して結晶粒が細かくなります。結晶粒が細かくなる理由は、鍛造時に物質の結晶構造が再配列され、結晶粒が再結晶するためです。
  • 鍛造後のSUS304は、約1000℃ほどになっており、水冷されます。結晶粒のサイズは、鍛造の加工度が大きい部位ほど小さくなります。これは、鍛造によって物質の結晶構造が変化し、結晶粒が繊細になるためです。
  • 鍛造は、材料の強度や耐久性を向上させるために使用される加工方法です。鍛造によって結晶粒が細かくなることで、材料の強度が向上し、同時に耐久性も向上します。また、鍛造は材料の形状を自由に変えることができるため、様々な製品や部品の製造に活用されています。
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鍛造について

鍛造について教えてください。 SUS304を1200℃に加熱して鍛造すると、 鍛造前と比較して結晶粒が細かくなる理由を教えて下さい(鍛造後は1000℃ぐらいになっており、水冷します)。 なお、結晶粒は鍛造の加工度が大きい部位ほど小さいです。 よろしくお願いします。

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回答No.2

圧延材の組織は、前述のように「γ+α」の2相です。これを加熱すると、途中でγ1相になり、1200℃程度を越すと再び2相になります。つまり加熱するだけで相変態が起こり、組織は微細化します。 鍛造以降は、前述の通りです。 鍛造温度が高いと再結晶し易くなります。

polpogb10
質問者

お礼

丁寧にありがとうございます。 ぜひ参考にさせて頂きます。

その他の回答 (1)

回答No.1

鍛造前は固溶化処理済の素材だとします。 1200℃は固溶化処理温度よりも高いので、加熱状態では鍛造前よりも結晶粒は成長します。 しかし鍛造すると結晶粒が変形し、それを駆動力として再結晶が起これば結晶は細かくなります。加工度が大きいほど駆動力が強いので再結晶しやすい。 なおSUS304は1200℃を越えると「γ+α」2相域になるので、それが影響してより微細化することもあり得ます。 発生したαは鍛造後水冷では消えずに残っている可能性が高い。事実、SUS304の圧延材は2相になっています。耐食性を確保するためには溶体化処理が必要です。

polpogb10
質問者

補足

ありがとうございます。 固容化熱処理は施さず、圧延材を使用した場合も同じような事でしょうか? ちなみに鍛造温度が高いほど再結晶はし易くなりますか? 追加質問ですみません。

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