熱間鍛造後の素材硬度について

このQ&Aのポイント
  • 熱間鍛造後の素材硬度について質問です。
  • S45C材を熱間鍛造する場合、鍛造後に空冷された素材の素材硬度はどの程度になるのでしょうか?
  • 希望としては、HRC20程度まで硬化してもらえると良いのですが、基本的には無理なのでしょうか?
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熱間鍛造後の素材硬度について

はじめまして。 素人の質問で申し訳ありませんが、ご教授お願いします。 冷間鍛造では加工硬化による素材硬度が上がると理解しておりますが、 一般的なS45C材を熱間鍛造を行う場合、再結晶温度以上で加熱された 状態で鍛造されると思いますが、鍛造後に空冷された素材の素材硬度は どの程度になるのでしょうか?S45Cの焼きならし相当の素材硬度に なるのでしょうか?希望としては、HRC20程度くらいまで硬化して もらえると良いのですが、基本的に無理なのでしょうか?

noname#230358
noname#230358
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noname#230359
noname#230359
回答No.2

鍛造には疎いが   http://www.nisshin-seiko.co.jp/column1.html   材料の再結晶温度以上の鍛造加工を「熱間鍛造」といいます。再結晶温度は純鉄は630℃、   鋼材900℃ですが、熱間鍛造の場合は一般には1100~1250℃を言います なので、焼鈍/焼入の温度、Ac3+50=780℃~ を越えるので、その前の熱処理や鍛造の経歴は消え去り、そのまま徐冷すれば焼鈍、急冷すれば焼入になります。 焼入れ高温焼戻の?調質?ならHRc24~30ぐらい。 もうひとつ?焼き均し、焼準、ノルマライズ?という、冷しを中間的にした処理。   http://www.nc-net.or.jp/mori_log/detail.php?id=25143   JISでは HB167~229、実績はHB190ぐらい 硬さ範囲が限定され今回もギリギリ。だからあまり使われないが<焼割れや焼歪の発生がないので好都合・・・もっと活用すべき>(大和久重雄著:設計・材料・熱処理)

noname#230358
質問者

お礼

どうも有難うございます。 冷却方法や素材を検討して、どちらがコスト面で有効であるか 検討してみます。 ご丁寧に有難うございました。

その他の回答 (2)

noname#230359
noname#230359
回答No.3

再結晶温度以上で熱間鍛造後に直ぐに空冷するなら、焼きならしと変わらない気がする。と思って、ここで検索しましたら、過去ログに「S45Cの鍛造後の焼きな らし硬度」というものがあり参考になるかと思います。他にも沢山ありますよ もともとS45CのAS-ROLLから焼きならししても硬度はHB=167~229とかネット上で もその程度なので一杯々なのでしょう。非調質鋼とか若干焼入れ性の良い材料を 使う手もあるか。温度管理に失敗すると結晶が肥大して靱性が落ちるから、一概 に硬度だけではなく、この点も注意しておいたほうが良いと思うんですけど タッチの差で先を越された(思いっきりカブッタ)。これが特許なら、やられた

参考URL:
http://www.nc-net.or.jp/mori_log/detail.php?id=25143
noname#230358
質問者

お礼

どうも有難うございます。 現在は、国内より海外へ非調質鋼を輸出して対応しております。 海外工場での購入は、非調質鋼が国内の2倍以上となっているそうで、 現在も国内より輸出しています。 冷間鍛造ではプレスの容量が非常に大きくなり、金型費用等も相当に なってしまうと思いましたので、熱間鍛造で多少なりとも強度アップ 出来ればと浅はかに考えておりました。 皆様のご教授を頂き、今後の対応を考え直したいと思います。 有難うございました。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

基本的にはn乗硬化則に従うと考えて、塑性ひずみから応力および高度の 変化を推測します。下記参照下さい。熱間鍛造は再結晶温度以上で実施する ので、空冷された素材の素材硬度をHRC20程度くらいにするのは微妙 だと思います。空冷でなければいけない理由があるのですか?

参考URL:
http://www.nichidai.jp/business/pdf/kenkyu_report01.pdf http://www.e-thermal.co.jp/sub16.htm
noname#230358
質問者

補足

ご連絡有難うございました。 空冷の理由はありませんが、現在の鍛造業者では鍛造後に空冷が 基本となっており、費用の面からも調質をなるべく行わないようにと 考えておりました。 やはり、HRC20程度は厳しい数値みたいですね。 どうも有難うございました。

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