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「そんなものだ」と「そんなことだ」の違い

何か出来事があった場合、こういう言い方がされます。この二つの印象がどこか違うように思うのですが、どこがどう違うのかはっきりしません。

質問者が選んだベストアンサー

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  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.5

#4です。 この二つの「終結語句」について、今少し角度を変えて差異に触れてみます。 「そんなもんだ」…主に説明文(叙述構文・述定文)に付いて「述定のモドゥス(主体的表現・言表態度)」としての断定や感動などを、さらには「世の中ってそんなもんだぜ。」など悲観的・否定的な思念を表現している。 「そんなこった」…主に判断文(題説構文・伝達文)に付いて「伝達のモドゥス(主体的表現・言表態度)」として「どうせそんなこった」「えらいこっちゃ」と告知や詠嘆などを、更には「そんなこったァござんせん」「何てこった!」など否定表現において話者の打消し強調や慨嘆などを表現している。

kaitara1
質問者

お礼

かなり感情が含まれるものなのでしょうか。かなり感情が含まれることでしょうかと言うと少し冷静な感じがするように思います。ものとことの対比などは英語などにもあるのかなと少しずれたことを考えました。

その他の回答 (4)

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.4

「そんなものだ」 「~ものだ」は古語では「~ものぞ」であり、形式名詞「もの」に断定の「ぞ」「だ」が付いた形となって、文末にあっては、話者の思っている気持ちとしての当然の条理や帰結の意を表す終助詞的な語句で、更には回想や逆説的余情を含ませる場合もあります。 「そんなことだ」 こちらは形容動詞「そんな」と形式名詞「こと」の連語の働きの方が強く、物事の程度や状態を指し示しており、一般的には複合名詞として主語格に用いられるが、述語となる場合には「~ことがある(経験)」「~こともある(場合)」「~ことはない(必要)」といった表現が用いられます。 ですから「~ことだ」という断定の助動詞「だ」との結びつきは極めて稀で、しかもどんなことかという具体的な動詞との結びつきでの「~することだ(それが一番だ)」といった意味合いに限定されるため、指示を表す連体詞「そんな」との結びつきはやや不自然で、せいぜい「そんなこったない。」などと、崩れた口語「こった」で言いまわされるくらいではないでしょうか。

kaitara1
質問者

お礼

大変深い内容のご教示で直ちにすべてを理解できませんが、繰り返し熟読させていただきます。

  • g27anato
  • ベストアンサー率29% (1166/3945)
回答No.3

「そんなものだ」 …一般的に期待感の強い事柄でありながら想定より低い結果が出た場合に、 なんとなく想定していたかのような、感覚的には諦めに近い表現。 「そんなことだ」 一般的に想定が難しく不安も伴う期待に対して出て来た結果に、 想定の有無に関係なく、客観的に事実だけを肯定する表現。 発言者の表現自体が「そんな」と曖昧なので「ものだ」とも「ことだ」とも「事実」以外は断言できない事を示していて、 聞き手の捉え方によっては微妙な違和感を伴うのも確かです。 発言者の捉え方次第で表現が逆転する場合もあるので、 …その程度の違いでしかないと言えます。

kaitara1
質問者

お礼

おっしゃる通りだと思います。逆転することがしばしばですね。ものとことを詳しく論じていた木村敏さんも両者の区別が難しいことがあるとどこかで言っておられました。

回答No.2

私の解釈としては 「そんなものだ」は、世間一般的なことに用いる場合が多いと思います。 例:「世の中はそんなものだ」 「そんなことだ」は、特定の事項に対して用いる場合が多いと思います。 例:幼い子供の遺体が見つかった。後日母親が犯人と特定され逮捕されたような場合に、「そんなことだと思った」。

kaitara1
質問者

お礼

なるほど、一般的か個別的かの違いですね。私は客観的か主観的かというようなこともあるのかなと思っていました。

noname#249042
noname#249042
回答No.1

「そんなことだ」とは言いません。

kaitara1
質問者

お礼

言いませんか。どちらかというと軽蔑的な感じかとも思いますが、使われることもあると思います。

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