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ミャンマーの軍事政権について

現在のミャンマーについて疑問に思うことがあるので、質問させていただきます。 他者の意見聞いて参考にしたいので、思ってることがあれば教えて欲しいです。 1.なぜアウンサンスーチーは、2020~21年1月のロヒンギャ問題について、軍事政権をかばう発言を行ったのか。 2.なぜ、現在ミャンマーの軍事政権は、700名を犠牲にするなど自国市民を弾圧をしているのか よろしくお願いいたします

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  • eroero4649
  • ベストアンサー率32% (11129/34638)
回答No.2

1 ロヒンギャ問題については、ミャンマー人は基本全員ロヒンギャが嫌いなのです。欧米におけるユダヤ人みたいな扱いですね。ミャンマー人のロヒンギャに対するイメージは「人を騙して金を稼ぐあこぎな連中」です。 だからスーチーさんがロヒンギャを擁護すると、ミャンマー人から「えー!ロヒンギャをかばうの!?ありえんわー!」と思われてしまうのです。 2 民主化政権によって軍の立場が弱くなりますから。 単純化すればそういうことなのですが、事情は少々ややこしいです。民主化政権というのはともすれば汚職や賄賂もはびこるものです。発展途上国なら、なおさらそうです。最近の日本はとても先進国とは呼べないような国になりつつありますが、堂々と賄賂をばらまく政治家がいたり、何十億円も使途不明金が出たりしていますね。 ミャンマーの民主化政権というのもそういう部分はあって、政権に近い人が賄賂を要求したり、外国企業とベッタリなんてことが起きるわけです。 軍事政権は欧米の植民地だったミャンマーから苦労して外国勢力を排除してきたのですが、民主化政権に近い人たちがその外国企業と利害関係を持つことは「売国行為」に見えるわけです。そういう軍事政権も中国や日本と近いじゃねえかという言い分もありますが、まあ誰でも自分に甘くて他人に厳しい。 また国を動かしたことがない民主化勢力は長年国を動かしてきてノウハウを持っている軍からすると非常に「見ちゃらんない」という面もあるわけです。そこが「もうこれ以上は黙ってられない」というふうになったんですね。 でも私、個人的に不思議に思うのは、ミャンマーの民主化勢力にはカリスマとしてのアウンサンスーチーさんがいるのですが、逆にいうと彼女しかいないんですね。変な話、彼女さえいなくなれば他にリーダーになれる人は誰もいないので、彼女が「不幸な事故死」あるいは「不可解な自殺」でもしてしまえばリーダーを失った民主化勢力は雲散霧消すると思うのですが、なぜか軍事政権は彼女を「自宅軟禁」はしてもそれ以上は手を出さないんですよね。 彼女は日本における天皇以上の「触れるのも畏れ多い」という存在なのでしょうかね?

回答No.1

1.ロヒンギャ問題に関しては、アウンサン・スーチー氏の民主派政党も軍事政権側も同じスタンスだからです。つまり「ロヒンギャの連中はミャンマーにいるべきではない」とどちらも考えているのです。そのため、この問題に関して欧米から「アウンサン・スーチーのノーベル平和賞を取り消せ」と言う声が沸き上がったのです。 2,一言で言うと「既得権益を守るため」です。民主的な選挙に移行すると、現在憲法では一定の割合存在する軍選出の議員の数が少なくなり、民主派の議員が増大するという世論調査の結果が明らかになったためです。自国民を弾圧しても、軍側には中国・ロシア・日本とのパイプがあるため、欧米などからの批判も無視できると考えているのでしょう。実際、日本がミャンマーの軍事政権批判の国連決議に賛成したのはかなり時間がたってからです。

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