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アメリカの大義
ミャンマーでは軍事政権が国民を弾圧し、自由を奪う政治を永年続けているのは世界中誰もが承知しているところですが，世界の警察と自負するアメリカは何故、軍を派遣しないのか、まったく不思議に思われます。 何故なのでしょうか？ アジアのリーダーを目指す日本国政府はどう考えているのでしょうか？
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ミャンマーの民主化運動に対し、アメリカが積極的に介入しないのは、アメリカの国益に合致ないからです。 それと中国を刺激したくないと考えています。 ミャンマーに一番影響力を持っているのは中国です。 しかし、中国政府は心の底では民主化に反対です。 もし、中国の周辺で民主化の運動が高まりを見せると、必ず中国が巻き込まれます。そうなるのを強く恐れているのです。 実は中国では１９８９年に学生を中心とした大規模な民主化運動が起こっています。 この時、政府は経済的な開放政策でお茶を濁し。民主化運動を弾圧することに成功しました。 《六四天安門事件》です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E5%9B%9B%E5%A4%A9%E5%AE%89%E9%96%80%E4%BA%8B%E4%BB%B6 国内に５０を越える少数民族を擁する中国では、独立運動が周辺地域で数多く起こっています。 《報道管制》を敷き、それらの情報は国外に漏れることは殆どありませんが、事実です。 これに加え、香港が中国に返還されて以降、共産党は綱領を変更し、資本家も共産党に入党出来るようになりました。 これにより、香港、広東の資本家達が国の隅々まで入り込んでいます。 その上、日本を初めとする外資の導入で、経済は完全に資本主義に席巻されてしまいました。 政治的にも共産党の一党独裁はまさに《風前の灯火》となっているのです。 来年、北京オリンピックで中国国民は世界中の人たちと交流するようになります。 その後、国中で民主化の波が起こってくるのは避けられないでしょう。 http://www7b.biglobe.ne.jp/~kanando/book/chinademocratization.html
その他の回答 (4)
(1)アメリカはすでにあっちこっちで問題を抱えてるから。戦費の問題もあるし。 (2)ミャンマーは中国の縄張りだから。フロリダから目と鼻の先のキューバに中国が干渉しないのと同じ。中国にとっては難民問題も発生しかねないし。 (3)今更何の利権もない望めないと考えているから。中国とロシアが既に美味しい所を軍事政権と取引しているから。パイプラインというのは天然ガスのことじゃなかったかなと思う。 世界の警察は、都合のいい時にしか出動しません!!
お礼
という事は、大義を掲げた、イラクのフセイン政権打倒も、美味しい利権の為に出動したということになるんですね。 有り難うございました。
- password
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ミャンマーの軍事政権の後ろ盾が 中国だからです。 北朝鮮を始め 独裁体制の裏には、中国の魔の手があるので 中国と対立してまで 他国は内政干渉を行いませんね。 これを何とかするには、中国を弱らせるのが先でしょうね。
- cse_ri2
- ベストアンサー率25% (830/3287)
かつてのユーゴスラビア紛争のように、該当する地域に利益がなくても、アメリカが軍事介入するケースはあります。 ただし、その裏にはＮＡＴＯおよびロシアも含めた活発な外交活動があり、さらには当事者であるボスニア・ヘルツェゴビナが、アメリカ世論に工作活動を仕掛けるなど、アメリカを巻き込むための積極的な動きがありました。 ミャンマーでは、スーチー女史の活動が有名ですが、長い間国内で軟禁状態に置かれたとこもあり、最近は影響力も低下していると思われます。 また、ミャンマーに最大の影響力をもつ国は中国であり、中国はアメリカの積極的な介入は決して望まないでしょう。 残念ながら、アメリカもしばらくは様子見を続けると思われます。 今回の件で、私が注目しているのは中国です。 中国はミャンマーに石油輸入のための港と、それを中国に運ぶためのパイプラインが欲しいので、ミャンマーの軍事独裁政権を支持するのが基本的立場です。 しかし、北京オリンピックを控えているため、積極的なミャンマー政府の擁護は、中国の対外イメージダウンを悪化させます。 そのため、中国がどういう対応を取るのか、興味深いものがあります。 ＞アジアのリーダーを目指す日本国政府はどう考えているのでしょうか？ 日本は、アジアのリーダーなんて、目指せません。 日本は海外での軍事力行使を憲法で禁じているため、紛争地域に対する影響力は限定されているのが実情です。 自分で自分の手を縛り、それに国民が満足しているのが実情なのに、どうやってリーダーになれるのでしょうか？ 日本も、遺憾の意を示す程度に留まると思われます。
お礼
こんにちは やはり結論はそこへいく訳ですか。 憲法を改正して軍隊を持つというのが持論のようですが、それでなければアジアでのリーダーシップは駄目でしょうかね。 しかし、ユーゴ紛争では、本当にアメリカは利益を得なかったのでしょうか。 回答ありがとうございます。
補足
こんにちは パイプラインの話知りませんでしたが、それは具体的な話ですか？ どこの港からどこへというようなプランは既に出来上がっているんですか？
- debukuro
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ミャンマーには資源がなく国民には購買力がありません。 大義名分を捏造して介入するだけの価値がないからです。 今までにアメリカが介入した紛争を見ればよくわかります。 政治 経済 資源 軍事 これらがアメリカのかかわる可能性がある場合にしか介入していません。 世界の警察なんていってのそれは詭弁であって実際には国益を守るためです。
お礼
一刀両断、鋭いですね。 簡潔で分かりやすい回答有り難うございました。
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お礼
そうですね。オリンピック後の中国、いろいろな意味で興味深いものがあります。あの大国が民主化され、力をつけていくと、アメリカに取ってはいよいよ脅威になります。世界は大きく動いていますね。 回答有り難うございました。