コロナと海軍

質問

米海軍の航空母艦『シオドー・ローザベルト』艦上でコロナ患者が発見され、百人以上に広がりクロジエ艦長は、これ以上増えないようグアム島に患者を隔離しました。

　これを聞いた海軍長官代理のモドリーはグアムへ八千マイルを飛び艦長はナイーブでバカだと言い、マスコミに漏らしたのは良識を欠くとしてクビにしました。

　これを聞いたシオドーの孫トウィード・ローザベルトは、僕のおじいさんは同じようなことをして叱られたが、これはおかしい、とNYタイムズに書きました。

　今日のサンフランシスコ・クロニクル紙では、Crozier 元艦長はコロナに感染し、元艦長の出身地の国会議員はModley の解任を求め、同長官は自主退職したそうです。

　さて、ここからが質問です。皆さんは日本で同じようなことが起こったらどうなるとお思いですか。

回答No.3

eroero4649 · ベストアンサー

いつからか、アメリカの空母には大統領の名前がつけられるようになりました。だから彼の空母は、第26代大統領の呼び名に従って「セオドア・ルーズベルト」と読むのが一般的であろうと思います。まあルーズベルトもローズベルトと表記されることもありますけどね。

さて、実はちょっと似たような状況がかつての日本軍でもありました。

史上最低にして最悪の作戦として知られる「インパール作戦」での出来事です。第31師団の佐藤幸徳師団長は補給状態の悪化で将兵が苦しむ様子に心を痛め、独断で撤退を命じます。もちろんこれは軍としては命令違反になるので、佐藤師団長は解任されました。しかし彼はそれによって部下の命を救ったので、今では佐藤師団長の撤退命令は「極めて合理的で正しく、無謀な攻撃命令を出した牟田口がアホなのだ」ということになっています。しかし戦後、佐藤師団長の生前中は「戦意が低かった」と批判されていたそうです。生前中に名誉が回復することはありませんでした。

今回の事件は、アメリカ人にしては珍しい官僚主義的な出来事だったと思います。軍は形式を守ろうとし、艦長は部下を守ろうとしました。

福島第一原発事故でも似たようなことがありました。原子炉に海水を注入することを東電本社は「やめろ」と命じました。塩水がかかると原子炉が修理不可能になるからです。しかし故・吉田所長は部下に「本社はおそらく海水を注入するなと命じるだろう。それに俺は従うようなフリをするが、誰がなんといっても絶対に注水を止めるな」と陰で命じていたということです。

お礼

御意見と前例の数々、ありがとうございました。

回答No.2

dottimiti

日本では、現場の判断で大勢の命を助けるために動く（艦上の人々を助けるためにグアム島に患者を隔離）ような人は要職につけない。そのような人は「コミュニケーション能力がない」と言われて排除される。もしいたとしてもこの安倍政権の７年で嫌気がさしてやめている・やめざるを得ない状態に押し込まれて辞めてしまっている可能性が大。

そして、マスコミの中も同様で、そもそもこうしたことがあっても報道されにくい。細い経路を伝って報道されたとしても「お上にたてつく人間」でしかないから「妄想を言う人間」としてSNSでレッテルを貼られて炎上し、そして忘れられていく。

と思います。こんなことではいけないんですけどね。

お礼

大変ためになるご意見をいただきありがとうございます。お国変われば品変わるですね。

回答No.1

tzd78886

日本に航空母艦はありません。航空母艦の乗組員は「ダイヤモンド・プリンセス」の乗員乗客の約二倍ですが、軍艦ですから艦長を除き個室ではなくあっという間に広がってしまいます。艦内でコロナ感染があったことを公表してしまったのはまずかったですね。軍事情報ですから。
日本の軍艦の乗務員の数は多いものでも400人程度でしょう。但し海外派遣されているような艦であれば艦内環境は似たり寄ったりで、アメリカの空母と違い医者などは基本乗っていませんのでもっと悲惨な問題が起こる可能性は高いです。

お礼

お答えありがとうございました。

補足

このような場合、日本だったらどういうふうに処理されると思いますか。あるいはどういう風に処理されるべきだとお思いでしょうか。