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純文学ってなんですか?
j3100-pipsの回答
- j3100-pips
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三島由紀夫がSFと言われる小説を書いています。 映画にもなった「美しい星」です。 SFの風味はありますが、いわゆるSFとは違います。 三島由紀夫は純文学作家でしょうが、この小説が純文学と言えるかどうかは私には分かりませんが、まあ研究者にはそうされているのじゃないでしょうか。 五味康祐は「喪神」という剣豪小説で純文学の賞である芥川賞を取っています。 これは、なかなかの名作で純文学だと思います。 読者を楽しませる目的でなく、作家が書きたくて、あるいは書かずにいられなくて書くのが純文学でしょう。 大衆小説作家に、俺は自分が書きたくて書いてるんだと言われたらおしまいですけど。 こうも言えますね。 ただ面白いだけの小説でなく、ある種の感動を読者に与える小説が純文学だと。 これも、大衆小説でも出来の良い素晴らしいものは、ある種の感動がありますけど。たとえば「大菩薩峠」です。 芥川龍之介は「大菩薩峠」を、新しいジャンルを創作している。自分などよりはるかに歴史的に素晴らしい仕事ができていてうらやましい、というような意味のことを言ったそうです。 夢野久作の「ドグラ・マグラ」なども凄い小説ですが純文学とは言われないようです。 こういう、よく売れる小説が出てきて、それまでの売れない作家が「あんなものは文学じゃない」と言って、俺たちのが本当の純粋なということで、純文学だという意識ができてきた、と三田誠広氏は簡便な文学史の本で書いています。 三島由紀夫にしても、谷崎潤一郎にしても、これが純文学かねえ?という小説をいくらも書いています。 というわけで私も分かりません。^^
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補足
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