ガウスの記号の性質を解説します
- xを越えない最大の整数をガウスの記号で表す性質について解説します。
- 自然数の割り算における商と余りの関係について詳しく説明します。
- 証明の一部に関して疑問がある点について解説します。
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ガウスの記号の性質
xを任意の実数とするとき、xを越えない最大の整数を[x]であらわす。また自然数bを自然数aで割った商をq,余りをr1,さらに商qをaで割った商q',余りをr2,とすれば。[b/a^2]=[1/a[b/a]]=q'この性質の証明の一部がわかりません。 b=aq+r1,0≦r1<a・・・(1) q=aq'+r2,0≦r2<a・・・(2)とおくと、 b=aq+r1=a(aq'+r2)+r1=a^2q'+ar2+r1・・・(3)。ここからがわからない箇所です。 0≦ar2+r1<a(a-1)+a=a^2 と本にかいてあるのですが、ar2+r1は(3)より、bをa^2で割った余りだから0≦ar2+r1<a^2は納得でき、正しいと思うのですが、(1),(2)よりar2+r1<aa+aとなると思えるのです。r1もr2もともにaより小さいからです。r2がa-1に等しいことはあり得ると思い,<がつくのはおかしいと思ってしまいました。自分の考えは余りの定理からしてもおかしいので、どなたか訂正とar2+r1<a(a-1)+aを説明してください。お願いします。
- situmonn9876
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r1<a ↓両辺にa(a-1)を加えると a(a-1)+r1<a(a-1)+a…(1) r2<a ↓aは自然数r2は整数だから r2≦a-1 ↓両辺にa>0をかけると ar2≦a(a-1) ↓両辺にr1を加えると ar2+r1≦a(a-1)+r1 ↓これと(1)から ar2+r1≦a(a-1)+r1<a(a-1)+a ↓ ar2+r1<a(a-1)+a
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- f272
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> (1),(2)よりar2+r1<aa+aとなると思えるのです 別に間違っていませんよ。でもこれの右辺はもっと小さくできるのです。ギリギリでどこまで小さくできるかと言えば,それがa^2までということです。 まず0≦r1<aと0≦r1<aですが,<ではなくて≦で表現すれば 0≦r1≦a-1と0≦r1≦a-1 ですね。このまま話を進めます。 ar2+r1≦a(a-1)+(a-1) になりますね。この右辺に+1をすれば,≦ではなくて<になります。 ar2+r1<a(a-1)+(a-1)+1=a^2
お礼
<と≦は整数や自然数という条件があれば、書き換えられるのですね。勉強になりましたありがとうございます。
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