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1.宣(のたま)うは元々敬語的な意味合いの言葉だが

1.宣(のたま)うは元々敬語的な意味合いの言葉だが、現代では貴様などのようにひとの言ったことを茶化したり、馬鹿にしたりする際に使用されるのだろうか? 2.皆さんは宣うのどのような意味合いで使用されているのだろうか? 語学カテゴリー皆さんの ご回答のほど、 お待ちしております。 https://kotobank.jp/word/宣ふ・宣う-354480 https://nandokukanji.jp/kanji/072/072733.htm https://tap-biz.jp/tap_cat_100401/tap_cat_100406/1052998

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  • staratras
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回答No.1

1.「のたまう」というのは面白い言葉ですね。竹取物語など昔は天皇の発言などにも使われた最上級の尊敬表現であるにもかかわらず(否、であるがゆえに?)相手を軽くからかったり、自分について自嘲的にも使えます。 この「からかい」や「自嘲的」な用法は、別に最近発生したものではなく、ずいぶん昔からあるようです。(下に挙げたのは別に最古の用例というのではありません。江戸時代にもあるかもしれません) 〇「橘屋徳太郎、女房はかぎ屋のおせんにきめました」 「と、とんでもねえ、若旦那。おせんはそんななまやさしい。――」 「おっと皆みなまでのたまうな。手前、孫呉の術を心得て居りやす」 「損五も得七もありゃァしません。当時名代の孝行娘、たとい若旦那が、百日にちお通かよいなすっても、こればっかりは失礼ながら、及ばぬ鯉の滝登りで。……」 (「おせん」 邦枝完二 昭和9年) 〇「そうずけずけとのたまうな、はははは談じたまうなよ、息子は何でも内輪がいい。……まずお酌だ。」(「薄紅梅」 泉鏡花 昭和14年) 〇八月二十六日(水曜)  今日は、うだ/″\と家にねそべってゐた。あつい/\とのたまうて、ごろ/″\してゐる。 (「古川ロッパ昭和日記 昭和11年」古川緑波) 2.自分ではほとんど使いませんね。死語に近いです。考えてみれば「貴様」も「お前」もそうですが、昔は敬意を払って目上の人に使用する言葉だったものが、次第に対等→目下になってしまった例は多くあります。ご指摘の通り、「のたまう」もその過程にあるのかもしれません。ただ、「お前」のように全面的にそうなってしまうことを押しとどめる心理的ブレーキがあるとすれば、それはこの言葉が古くは天皇の発言にも使われたなどという「過去の栄光」でしょうか。

hayyuji9401010
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  • SPS700
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回答No.3

1。宣(のたま)うは元々敬語的な意味合いの言葉だが、現代では貴様などのようにひとの言ったことを茶化したり、馬鹿にしたりする際に使用されるのだろうか?  はい。 2。皆さんは宣うのどのような意味合いで使用されているのだろうか?  人の言ったことを茶化したり、馬鹿にしたりする際に使っています。

hayyuji9401010
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ご回答のほど、 ありがとうございます。

回答No.2

個人的な言語世界で答えれば,ほんらいの敬語のニュアンスを残しつつ,茶化したニュアンスで使います。つまり,行為者が「社長」や「町内会長」のようなトップにある人,あるいは聖職者などであり,内輪で陰口をいうときに使います。これを聞いた人が「のたまう」を知らないと会話が成立しませんので,使う場面はかぎられます。

hayyuji9401010
質問者

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ご回答のほど、 ありがとうございます。

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