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分子間引力について
Rossanaの回答
- Rossana
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無極性分子Aの電子分布が少し変化し瞬間的に分極→この極性により電場が発生→近くにいる無極性分子Bが分極 計算によればAとBが引き合うように分極する方が系のエネルギーが低くなり安定となるため,反発力を生じるように分極するよりも少しだけ実現しやすくなる.よって,結果的にはAとBの間に働く引力が斥力(反発力)をわずかに上回るようになる.すなわち,長時間観測すれば平均的にAとBは常に引き合っていると言える.このように,すべての分子間に生じる弱い引力を狭い意味でのvan der Waals力という. また,アメリカの理論物理学者F. Londonは,瞬間的な双極子間の相互作用により,すべての分子間に引力が働くことを明らかにしたので,このような引力をLondon力とか分散力とも言います. これまでの説明でお分かりのようにこの狭義のvan der Waars力(分散力)は,分子内で瞬間的な電荷の片寄りを生じさせる要因となる電子の数が多いほど,強くなると考えられます. では,これらを踏まえた上で問題 1.C-C-C-C-C 2.C-C-C-C | C C | 3.C-C-C | C の炭素を5つ持つ3つの分子(1,2,3)の中で(Hは省略)沸点の高い順に並べてください.
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