USAラストベルトの人、今は何の仕事をしているの？

質問

アメリカのラストベルトの人々は自動車を始め製造業が失われ、結果雇用が失われ、街は荒廃し、政治には見捨てられ、そしてそれらのウサがトランプ支持者の原動力だと言われています。
現在、世界的な好景気で、アメリカはその中心地として超好景気です。失業率5％以下でほぼ完全雇用と言われているアメリカで失業率が4％にまで下がっています。それぐらいアメリカは超が付くほど好景気だそうです。

そんな好景気のアメリカですが、ラストベルトの人々は今どんな仕事をしてどんな状態なのですか？

回答No.4

ichikawa2017 · ベストアンサー

＞ラストベルトの人々は今どんな仕事をしてどんな状態なのですか？
日本人にとってはラストベルトというのは新しい言葉ですがアメリカでは既に１９８０年代から名付けられていました。
ある日突然衰退した訳ではありません。
数十年の時間をかけて多くの住人が仕事を求めて他の州へ移住していきました。

そもそもこの一帯は農業地帯でした。
この地帯で使われる農業用のトラクターや南東部のアパラチア山脈に広がる炭鉱で使う重機を生産する企業が増えて工業地帯となった所です。
工業地帯や炭鉱で働く人達を対象とした商業や金融業も発達して次々と都市が生まれ発展していきました。
アメリカ全土のエネルギー源が石炭から石油や天然ガスに代わるとともにこの地帯が得意としていた鉄鋼や重機械も輸入品に押されて衰退して行きました。
レストベルトにあった多くの企業がこの変化について行けませんでした。
失業者が増えて次々と他の州へ移住して行きました。
人口が減り商業や金融業も衰え都市も衰退していきました。
都市が発達するとともに農地を手放す人が増えて行きましたが、現在残っている農家の人達はこれを買い集めた結果広大な農地をもつ大農家になっています。
東京の世田谷区程度の広さの農地を持つ人も珍しくありません。
大豆やトウモロコシを栽培していて世界中へ輸出しています。
作物の集約化と徹底した機械化で家族だけで営農して行けます。
つまり現在残っている人達は何がしかの仕事に就いているか都市郊外の農業に従事している人達です。

トランプ氏が言っているのは昔の都市の賑わいを取り戻してみせるということです。
石炭火力発電所が復帰して石炭の需要が増えはじめ炭鉱を再開した企業もあります。
その一方で大豆やトウモロコシの主要な輸出先であった中国と関税戦争になり農家の人達にとっては不気味な展開になっています。

回答No.3

koncha108

ラストベルトは結局今のアメリカの後継機や失業率の低下から取り残され、状況が悪化しているそうです。結果もともとトランプ支持だった人たちも反トランプに回ってきていて１１月の中間選挙では大統領選の時に共和党支持だった人たちが民主党に投票すると言われています。
更にはトランプが今のところ失敗しているオバマケアの撤廃がもし今後実現するとそれによってラストベルトの低所得労働者層の白人と言われています。
トランプ大統領就任直後にはラストベルトからメキシコなどに工場を移転させようとしている企業を脅して踏みとどまらせトランプの成果として報道されることもありましたが、それらの企業の中には結果として業績が悪化して倒産したところがあり、かと言って他の産業が立ち上がるわけでもなく、概ね昔と変わらず低賃金の製造業の職についたり探したりしていると言うことです。
失業率に関しては、全米でかなり低い状況ですが、雇用が増えるとそれまで就業を諦めていて失業率の母数に入っていなかった人も求職を始めるため通常は数字の改善よりももっと良い効果が現れます。が、そう言う効果を考慮してもラストベルトの失業率は改善しないか悪化しているそうです。

回答No.2

SPS700

そんな好景気のアメリカですが、ラストベルトの人々は今どんな仕事をしてどんな状態なのですか？

　全米でIT産業の中心と言われるシリコンバレーの近くに、いるのかもしれません。
　https://www.theatlantic.com/politics/archive/2014/11/how-silicon-valley-created-americas-largest-homeless-camp/431739/
　ご参考までに
　https://www.theatlantic.com/photo/2016/02/americas-tent-cities-for-the-homeless/462450/
　ロスの近郊にも
　http://www.latimes.com/local/lanow/la-me-ln-homeless-toilets-20180221-story.html

回答No.1

hitokougaku

創られた人的好景気であって、本質的に景気が良いわけではない。
景気がいいと言うことはデリバティブが息を吹き返したという事。

ある有名な米国人投資家は米国のGDPは粉飾されていると言われました（検索すれば日本語ニュース記事で読めます）
また米国の雇用統計には仕事を探すこと自体を諦めた人は失業者に含まれていません、その為に必然的に失業保険の申請件数と乖離します（表に出ない数字）
諦めた人は失業者にカウントされませんから。
＊では諦めた人はどうなるか？ヤク中、アル中、しょっぴかれて刑務所行き、行方不明（米国は異常に多い）地下市場で働く（犯罪）売春など、市場に出ない統計に行きます。
地下市場は３兆円とも言われます。

金融危機以降は4割の中流層が非正規に転落、その後は多少回復しましたが当時の水準には戻っていません。
正確な労働人口は知りませんが、少なくとも貧困層は18年時点でも4000万人程度だと言われています。
https://www.united-eagles.com/single-post/2017/08/15/%E3%83%AD%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%BC%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%81%A7%E4%B8%80%E7%95%AA%E5%8D%B1%E9%99%BA%E3%81%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88Skid-Row-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%81%AB%E3%81%AF%E7%B5%B6%E5%AF%BE%E3%81%AB%E8%A1%8C%E3%81%8F%E3%81%AA%EF%BC%81%EF%BC%81
この記事では2017年です。

また例えば、米国人の一人が支出する医療費ではOECD平均の2倍近くですが、一人あたりの医師数と病院の療養床数はOECD平均より少ないという報告あり。
また刑務所で刑期を過ごす人の数はロシアより多くOECDの平均値の5倍。

刑務所が民営化されてから、警察は容易に逮捕する（特に貧困層、数百ドルの少額の罰金が払えないので収監される）罪状は後付です。
それは民間刑務所の運営の為というのは噂ではない、この為そのアナウンス（ロビー活動）する元議員がいる。

これが米国の先進国らしいです。（どこが誇らしい？）