SUJ2焼き入れ硬度について

このQ&Aのポイント
  • SUJ2焼き入れ硬度についての方法とリスクを教えてください。
  • φ30×150のSUJ2加工品の硬度をHRC64以上にする方法について教えてください。
  • ソルト焼き入れではHRC60以上になり、それ以上の硬度を出す方法について教えてください。
回答を見る
  • 締切済み

SUJ2焼き入れ硬度について

φ30×150のSUJ2加工品で、硬度がHRC64以上ほしいと言われました。 ソルト焼き入れで、HRC60以上でしたら問題ないのですが、64以上となると厳しいです。 高周波焼き入れを行わずに、硬度を出す方法はあるのでしょうか? もしあるのなら、方法とリスクを教えてください。

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.2

回答(1)にあるように適正な使用方法かどうかは別にして、64HRCと言えば普通はハイスになるので、もしSUJ2で安定して得られれば、大変おもしろい。 実験検証はしていないが、可能性はありそう。 1.冷却速度。 ジョミニー曲線の左端は68HRCになっている。つまり通常の油冷ではなく、水冷すれば得られるかもしれない。水冷でも撹拌強さや噴水にして焼入強烈度を高めてみる。 リスク→焼割れ。 2.焼入温度。 通常は840℃焼入。焼入温度を高くすると残留オーステナイトが増加して却って焼入硬さは低下するが、文献(1)図1にあるように、ピーク硬さは840℃よりももう少し高温側にありそう。850,860,870℃での焼入を試して見る。 リスク→ロットごとに最高硬さと温度がずれている可能性。 3.高温焼入+サブゼロ処理。 900℃程度の高温焼入にして残留オーステナイトを生成し、これをサブゼロによりマルテンサイト変態させる。 リスク→処理費増加。また通常10%程度ある残留オーステナイト量ゼロになることにより、靱性や疲労特性が低下する可能性。 4.焼戻温度を下げる(回答(1)にもあるように例えば100℃)。 リスク→靱性低下。 1~4を組み合わせ、最良条件を探す。

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tetsutohagane1955/41/11/41_11_1179/_pdf
noname#230359
noname#230359
回答No.1

高周波の表面だけでも上限の硬さなのに芯まで硬くする・・・・何を望んでいるか何に使うか確認が必要です。 鋼熱処理に詳しくないフツーの機械屋さんが湯うてるだけと思えます(身近にも居たが此処でも彷徨いてます) 耐摩耗性なら表面だけ。曲げ・ねじり強さの為でも芯は中立なので有っても無くても殆ど効かないから同じく。 唯一効くのは断面均等に引張応力が掛かる場合。しかしそのような使い方は少ないのと硬過ぎは危ない。 更に高周波特有の一大メリットを捨てるのは惜しい。 芯の硬さはどうやって測定評価するかも問題。 普通焼入でも100℃で焼戻をすれば硬さは殆ど下がらずφ30表面硬さはHRc64でギリギリ可能。しかし衝撃値が低く脆い。   海外サイトの互換品種データ。 径、焼戻温度、衝撃値の総合的データを掲げる   http://www.lucefin.com/wp-content/files_mf/1.2067102cr6ing.pdf SUJについては   大和久重雄著・JIS鉄鋼材料入門 に開発経緯まで解説しており、2でない品種や類似鋼種、窒化などの手段にもふれてます。 市販シャフト等は硬さで無理せずHRc60近辺。耐摩耗性は硬質クロムめっきで補うものが多いです。

関連するQ&A

  • SUJ2の焼入れ硬度について

    素人からの質問で申し訳ありませんが、SUJ2に高周波焼入れを行なう場合(丸棒の直径8mm程度)限界となる高度はHRCでいくらくらいでしょうか? 色々探しましたが、わからないので教えてください。 現在、図面での指定は60~64ですが、業者は50~55程度までが限界とのことで困っています。又、焼入れ時の誤差はどのくらい出るでしょうか? よろしくお願いします。

  • SUJ2とSKD11の焼入れ歪

    鋼球を使ったクイックジョイント(クイックチェンジ?)のような物を設計しました.(鋼球をテーパ面で押し付けてチャック力を得るような物) この鋼球がテーパ面に当たる部分の材質をSUJ2の焼入れ焼戻しで硬度HRC60~64を狙うように製作を仕掛けました. ところが加工メーカさんよりSKD11を使った方が焼入れ歪が無く研磨工程が減らせて大幅に加工費が低減できると提案を受けました. 調べ方が悪いのかなかなか有益な情報が得られず,なぜSKD11の方が歪が小さくなるのか(できるのか?)が理解できずにメーカさんに回答ができておらず大至急回答しなければなりません. なぜSKD11の方が歪が小さくなるのかを教えて下さい.ここを見れば解るなんてサイトがあると大変助かります. 以下に情報をまとめます. ★SUJ2  【硬度】HRC60~64  【加工工程】   旋盤→焼入れ→研磨→穴あけ(治具研)→仕上げ   ・焼入れ時に歪が出るため,研磨範囲が多くなる(ほぼ全面研磨) ★SKD11に変更  【硬度】HRC60~62と条件を満足  【加工工程】   旋盤(精度仕上げ)→焼入れ→穴あけ→仕上げ   ・焼入れ歪が無い為,旋盤で精度を出すことができ,    研磨の工程が減る.材料価格UPでもトータルコスト下げれる.

  • レーザー焼き入れの焼き入れ深さについて

    従来は高周波焼き入れ焼き戻しをすることで金属表面の硬度を硬くしその後に仕上げ加工をしていました。近年レーザー焼き入れが世間で導入されてきているようですが焼き入れ深さは1mm以下とされています。熱処理歪みを抑えつつ焼き入れ深さを高周波並にすることは可能なのでしょうか? (SUS420J2調質材の表面硬度HRC50以上深さ2mm以上) 不可能であるならばその理由もご教授お願いいたします。

  • SUJ2で無酸化焼入れ

    SUJ2で無酸化焼入れをしたいのです。 大きい物になるとSUJ2は焼きむらが発生しやすいのでしょうか? 方向として、材質をかえるのがいいのか低周波焼入れなどがいいのでしょうか?

  • FCDの硬度について

    FCD450の加工品の一部を高周波焼入れするとHBいくらまで硬度が出せるのか教えてください。また、HRC55以上(鋼球とケンカさせます)にするためには、FCDのいくらを加工すればよいのでしょうか?

  • 熱鍛品の表面硬度は焼入れ後の表面硬度に影響するの…

    熱鍛品の表面硬度は焼入れ後の表面硬度に影響するのか? お世話になります。 熱鍛品(S40C)を加工後、高周波焼入れをしているのですが、 熱鍛品の表面硬度は焼入れ後の表面硬度に影響するのでしょうか? と言うのも、同じロットの熱鍛品を焼ならしし、HB160とHB190の 2種類用意し、同じ条件で高周波焼入れした結果、 HRCで3ポイント差がありました。(N=20個平均) 素材硬度低→焼入れ硬度高という反比例の結果でした。 ちなみに、焼入れ硬度は焼戻しをしていない状態で測定しています。 いままで、焼入れ前の硬度が焼入れ後の硬度に影響するという 認識がなかったので、今回の結果が素直に飲み込めません。 ご教示頂きたく、よろしくお願い致します。

  • HRC55、深さ20mm程度の均一な硬度の焼入れ…

    HRC55、深さ20mm程度の均一な硬度の焼入れ方法について 海外部品を調査していると、HRC55で深さ20mm程度の均一な硬度の焼入れを施している部品がありました。 当社では、高周波や浸炭を所有しているのですが、色々な条件でトライしても、なかなか同様の焼入れが出来ませんでした。どうしても表面硬度が上がってしまい、深くなるに連れて硬度が低下します。 どんな方法で上記条件がクリア出来るのでしょうか。 推測でも良いので、色々とご意見伺えたら幸いです。

  • 高周波焼入れの硬度について(鋳鉄・鋳鋼)

    歯車の歯先の硬度を高める為に、高周波焼入れがよく使われますが、 どの程度までの硬度が得られるのでしょうか。 具体的には、ねずみ鋳鉄(FC250)、鋳鋼(SC480)、高張力炭素鋼(SCC5)の 高周波焼入れによる最大硬度(HRC)が知りたく・・・。 他の方の質問で、S43Cであれば、HRC53程度まで上げられる、というお答えがありましたが、 上記のような鋼材については、 JIS B 6912にて、高周波焼入れが可能であるとは記載されていますが、 どの程度までかはわかりませんでした。 尚、現在設計中の歯車の計算では、 HRC40~50程度の硬度を必要としています。 材料に関しては知識不足で申し訳ないのですが、 御存知の方がおられましたら、御教授お願い致します。

  • S45Cに高周波焼入れを施した場合の硬度

    S45Cに高周波焼入れを施した場合の硬度を教えてください。 色々調べてみましたが、HRC50が限界との記述がありました。 HRC55±5にしたいのですが、可能でしょうか。 よろしくお願いいたします。

  • FC250の高周波焼き入れ、正しい硬度評価

    FC250材高周波焼き入れしますが、正しい硬度評価は何ですか? その理由も教えて下さい。 HS.HRC.HV